<TOKYO FM&JFN present EARTH×HEART LIVE 2014>、アジカンやストレイテナーなどアジア4バンドが熱演

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4月21日、東京国際フォーラムホールAにてライブイベント<TOKYO FM&JFN present EARTH × HEART LIVE 2014>が行われた。日本からはASIAN KUNG-FU GENERATIONとSTRAIGHTENER、韓国からNell、台湾からTizzy Bacを迎え、音楽でつながったバンドがアジア全体で環境問題を考えていこうというメッセージを発信、その速報レポートをお届けしたい。

◆TOKYO FM&JFN present EARTH × HEART LIVE 2014出演バンド 画像

<TOKYO FM&JFN present EARTH×HEART(アース・バイ・ハート)LIVE 2014>は、TOKYO FMのステーションメッセージである“アースコンンシャス(地球を愛し、感じる心)、ヒューマンコンシャス(生命を愛し、つながる心)”の理念に基づいて行われる地球環境保全を訴えるコンサートだ。25年目を迎えた2014年は、日本・韓国・台湾を代表する人気バンド4組の共演が実現。また、今回のライブに先駆けて2013年12月、<EARTH×HEART Project ASIA CIRCUIT>と題した韓国、シンガポール、台湾を巡るライブサーキットを開催したことは既報の通り。ASIAN KUNG-FU GENERATIONとSTRAIGHTENERが、韓国でNellと、シンガポールでAspectrumと、台湾でTizzy Bacと、それぞれ共演を果たしている。その集大成となるのが今回のステージだ。4バンドが一同に会するのは初とあって、会場には日本人のみならず、台湾や韓国のオーディエンスなど、約4,600人が集結した。

トップは、ピアノとドラムとベースというユニークな3ピース編成による台湾のTizzy Bacが登場。紅一点のボーカル&キーボードのフイ・ティンの「こんばんは」という日本語の挨拶とともにライブがスタートした。アヴァンギャルドな雰囲気を持ちながら、ポップなメロディーと、3人が全身全霊でプレイするパワフルなサウンドを披露。この日のステージでは「鐵之貝克(Iron Bac)」「有人(Someone)」「鞋猫潺夫人(Madame!!!)」など全5曲で客席を魅了した。最後にフイ・ティンが日本語で「一番大切なことは、この地球のために私たちが一緒に頑張っていくこと」とメッセージすると、会場は大きな拍手で包まれた。

続いては、透明感あふれるボーカルと高い演奏力を誇る韓国のNellによるステージだ。1曲目から、キム・ジョンワン(Vo&G)のボーカルが会場の空気を一変させる。キム・ジョンワンが「EARTH×HEARTでたくさんのバンドと一緒に共演できて嬉しい。最後まで盛り上がっていきましょう!」と英語で挨拶すると会場からは大歓声。「Drift apart(モロジダ)」「Ocean of Light」「Words You Shouldn't Believe(ミドソンアンデンマル)」など全7曲は、聴かせるバラードから、浮遊感のあるミディアムナンバー、ギターの速弾きなどを駆使した重厚なロックナンバーまで、奥行きの深さを感じさせるステージとなった。

STRAIGHTENERの登場を告げる音楽が流れると、待ちわびた会場から手拍子が沸き起こる。ホリエアツシ(G、Key&Vo)は「僕は喋りが苦手なので、メッセージは曲と歌詞に詰まっています」と挨拶。グルーヴ感溢れる「KILLER TUNE [Natural Born Killer Tune Mix]」「From Noon Till Dawn」、エモーショナルに歌い上げる「シンクロ」「A LONG WAY TO NOWHERE」、そしてメロディアスでパワフルな「シンデレラソング」「Melodic Storm」など、STRAIGHTENERの魅力が詰まった全10曲で、会場が巨大なライブハウスと化したような熱気あふれるステージとなった。

大トリはASIAN KUNG-FU GENERATION。彼らの登場に客席は総立ち状態となった。その熱気に応えるように、疾走感あふれる「夜を超えて」でライブがスタート。「マーチングバンド」「ソラニン」などで会場を沸かせたあと、Vo&Gの後藤正文の「何かを変えようと思っている人たちに捧げます!」という言葉とともに、新曲の「スタンダード」が初披露された。続く「ローリングストーン」「リライト」「君という花」といったヒットパレードには、会場全体が拳をつき上げての大合唱が広がる。後藤正文は「昨年、アジアサーキットを巡って、言葉が通じなくても、音楽で伝わるものがあることを実感した。音楽で大切なことは、周りの”音”を聴くこと。それは全てにあてはまる。相手の言葉を聴き、感じあっていけたら、世の中はよくなっていくと思う」とメッセージした。

鳴り止まないアンコールに答えて実現したのが、出演4バンドによるセッションだ。ASIAN KUNG-FU GENERATIONに、STRAIGHTENERのホリエアツシ、Tizzy Bacのフイ・ティン、Nellのキム・ジョンワンが加わってOASISの代表曲「Whatever」を披露。一夜限りの初セッションで、国境を越えて音楽でつながった感動のライブを締めくくった。

なお、この模様は、アースデーである本日4月22日(火)19:00~21:00、TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局で放送されるほか、台湾のUFO NETWORK、韓国のMBC、シンガポールのY.E.S FMなどのアジア各国、アメリカのカレッジFMなど、海外FM局でも近日放送することが決定していることに加え、初の試みとして、ライブの一部を収録した英語版特別プログラムを世界最大のオンライン・ラジオ・プラットフォームTuneIn Radioと連携し、アメリカ、イギリス、オーストラリアなど英語圏へも広く配信される。

■<TOKYO FM&JFN present EARTH × HEART LIVE 2014>
2014年4月21日(月) 開場17:00 / 開演18:00
東京国際フォーラムホールA
出演:ASIAN KUNG-FU GENERATION / STRAIGHTENER / Nell / Tizzy Bac
主催:TOKYO FM/JFN
[問]http://www.tfm.co.jp/eh


◆TOKYO FM&JFN present EARTH × HEART LIVE 2014 オフィシャルサイト
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