【イベントレポート】SKY-HI、魅せた。<ニコニコ超会議3>で生バンドライブ初披露
“ドワンゴ自分宣伝課のヒダ課長”ことSKY-HI(AAA・日高光啓)。彼が2014年の<ニコニコ超会議3>に用意したのは、誰もがまったく想像すらしていなかった生バンドでのパフォーマンスであった。
◆SKY-HI「超音楽祭2014 DAY1」画像
ホーンセクションすら従えたバンドスタイルでのライブは「逆転ファンファーレ」から。それはセクシーかつスリリング。一気に会場の空気をがっつり持っていく。そして観客スペースの外側の通路を歩いている人たちをも思わず視線釘付け。ファンはもちろんながら、ファン以外の観客をも音に乗せて心を揺さぶるのは、その名前が世に出てくる前からクラブなどで地道に活動を続けてきたSKY-HIだからこそ。もう、さすがとしか言うほかない。
会場のオーディエンスも、そしてニコ生で観ていた人たちも圧倒していた「Tyrant Island」での超高速ラップ。先日のニコ生特番中に制作した「KOKKEN」、そしてブラス隊がゴージャスに彩る「愛ブルーム」など、SKY-HIは、メジャーデビューアルバム『TRICKSTER』楽曲を中心に7曲をパフォーマンス。「あれ(<ニコニコ超会議2>で披露した小室哲哉とのフリースタイルラップ)を上書きしにきました。」とMCで言っていたが、まさしく、多くのニコ厨たちの記憶を上書きし、ステージスタートよりも明らかに増えた観客たちを熱狂させてステージを降りた。
バンドスタイルのSKY-HIという新たなチャレンジ。その時、その場で生まれるグルーヴ。まるで音の海を巧みに泳ぐように変幻自在にパフォーマンスするSKY-HIのカッコよさ。それは、この日の「超音楽祭」でもひときわ輝いていた。そして今回初披露したこのバンドスタイルは、ダンサーを従えたり、弾き語りといった、SKY-HIの多才にして多彩なステージバリエーションと、完璧に構築された世界観でオーディエンスを圧倒していくこれまでのライブにおいて、また新たな見せ方、新たな魅力として加わっていくはずだ。
しかし我々の予想を超えてくるSKY-HI。記者は、夕方の「超音楽祭」ステージ前でたまたまばったり遭遇し、そのまま一緒に現在のアイドルシーン最強とも言われている5人組のステージを鑑賞するといった予想外な出来事もあったりしたが(笑)、とにかく、そんなSKY-HIは、今後も「マジで!?」という展開を見せてくれることだろう。
text by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
◆BARKSライブレポート
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