91歳の怪優クリストファー・リー、ヘヴィ・メタル作品をリリース

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怪奇映画(だけでなく銀幕)の大スター、クリストファー・リーが92歳の誕生日の前日(5月26日)、ヘヴィ・メタルのEP『Metal Knight』をリリースした。

◆クリストファー・リー画像

サー・クリストファーは、2005年にイタリアのシンフォニック・メタル・バンド、ラプソディー・オブ・ファイアと「The Magic Of The Wizard's Dream」でコラボして以来、メタル・シンガーとしてのキャリアをスタート。2010年に自身初のメタル・コンセプト・アルバム『Charlemagne: By the Sword and the Cross』をリリースし、『Metal Hammer』誌開催の音楽アワーズでスピリット・オブ・メタル賞を受賞。最近では2013年に、2ndアルバム『Charlemagne: The Omens of Death』およびクリスマス・ソングをメタル風にアレンジしたEP『A Heavy Metal Christmas Too』を発表し、シングル「Jingle Hell」がBillboard Hot 100の22位(最高位18位)にチャート・インした。筋金入り+史上最年長のヘヴィ・メタル・シンガーである。

『Metal Knight』には「Don Quixote」「The Impossible Dream」「The Toreador March」、フランク・シナトラの「My Way」メタル・ヴァージョンの4曲を収録。リーはミュージカル『Man Of La Mancha(ラ・マンチャの男)』からの曲をカヴァーした「Don Quixote」について、「私が思うに、ドン・キホーテほどメタルな架空の人物はいない。個人的な損得にとらわれず、1人の力で世界を変えようとしている。歌うにはもってこいのキャラクターだ」と話している。

200以上の映画に出演している英国の名優クリストファー・リーは、2009年にナイトの称号を授与。92歳になった今年も『The Hobbit』シリーズの最新作など公開予定の映画が何本かある。


Ako Suzuki, London
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