【インタビュー】安田レイ、新曲「パスコード4854」は「恋にキラキラ輝く女の子の気持ち」

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■表情の強さや凛とした感じ、芯のある女性を表現できればいいなと
■「I&U」はライブで歌ったらみんなで盛り上がれるんじゃないかな

──人気シリーズ『金田一少年の事件簿R』のエンディングテーマを歌うことをどう思いますか?

安田:ファンの方がたくさんいらっしゃる作品なので、その世界観に合った歌を歌わなければという責任感を感じていましたし、アニメを観た方に“いい曲だな”と思ってもらいたいというプレッシャーもありました。アニメを観た後にTwitterの反応とかを見ると「「パスコード4854」はアニメに合ってるね」ってつぶやいてくれる人が多くて。受け入れてもらえたんだなって嬉しいし、ホッとします。このアニメをきっかけに安田レイを知ってもらえてると感じるので、ありがたいです。

──ミュージックビデオは謎めいていた不思議な魅力があって、何度も見たくなります。

安田:私自身もすごくミステリアスなものになったなと感じてます。映像は終わりのない、ずっとループしている感じなので。今回、初めて他のキャストさんと一緒に撮影したんですが、みなさんそれぞれのキャラがとても濃いので(笑)、お陰で面白い映像になったなって思います。キャラクターが強いだけじゃなく私以外のキャストさんは衣装も個性的で、小道具もいろいろで。メインとなる私が、画力で負けちゃいけない!って気合いが入りました(笑)。

──たくさんの数字が登場しますが、あの数字を見つけると謎が解けるとか?

安田:映像の中にはすごく分かりやすいものから、よく見ないと分からないものまで、様々な数字が隠れています。私のオフィシャルサイトの特設ページに、それらの数字を打ち込んでいくといろいろと謎が解けていく仕組みになっているので、楽しんでほしいですね。見つけ出すのが難しい数字もありますけど、何度か見ていただければ分かるかなぁ……。それに、私のTwitterでヒントをちょこちょこ出しているので、分からないという人はそちらを見ていただければ。

──ジャケット写真の衣装はミュージックビデオでも着用したものですか? さすがモデルのお仕事もされてるだけあってロックなテイストも似合います。

安田:今回、初めてパンツスタイルに挑戦しました。ジャケットのデザインも今までよりシンプルになってますし、ロックな楽曲に合わせて、表情も強さや凛とした感じ、芯のある女性を表現できればいいなと。アーティストって、結構カメラの前に立つ機会が多いと思うんですね。ライブでは大勢の人の前に立ちますし。そういうとき、モデルの経験が生きるなと感じます。表情の作り方や歩きかた、魅せる動き方はモデルのお仕事とリンクしていると思うんです。アーティストさんの中には自分なりの世界観をしっかり持っていて、ファッション面でも発信力がある人が多いですよね。私もこれからは、自分が普段から好きなものをジャケットの写真とかミュージックビデオの中で見せていけたらいいなって。ただ、毎日着る洋服とかもその日の気分によって選ぶので、モノトーンのシンプルなものからカラフルなものまでジャンルもバラバラ。みなさんを驚かせてしまうかもしれません(笑)。

──カップリング曲の「I&U」はデジタルビートに乗せたダンサブルなナンバーですね。

安田:この楽曲はサウンド重視というか。デジタル感やハイブリット感のある楽曲で、ワードチョイスも日本語と英語をミックスしてあって。ハーフならではの私の個性を生かした歌詞になってるなと思います。たとえば、“ひとつは「I」 もうひとつは「YOU」 ふたつのあいだ 七色の「LOVE」”という歌詞みたいに。日本語と英語のバランスがいい感じだなって。きっとライブで歌ったらみんなで盛り上がれるんじゃないかなって思いますね。

──ということは、レコーディングでもライブで歌うことをイメージするようになってきました?

安田:ええ。レコーディングでは実際はあまり動かないようにして、ベストなテイクを心がけるんですが、心ではすごく躍っている感じ。この曲は特にマインドはライブで。ステージに立ってみなさんを前に楽しくパフォーマンスしているのを想像しながら歌いましたね。躍っている気分になれるようなテンションに持って行くことが大切なんですが、大体レコーディングする場所って白い壁で殺風景だったりするので(笑)、そこで目をつむってライブを想像しながらハッピーな気持ちになって躍っている気分で歌いました。

──英語と日本語がミックスされたという意味では、発音しづらいワードもありました?

安田:日本語の母音が“あ”とか“お”のワードは歌いやすいんですけど、苦手意識があるのは“は”行。空気が漏れる感じがあるので、この曲の“方法はない”とか“保存したい”は本当に歌うのが難しくて。何度か「他のワードに変えていただけませんか」ってお願いしたほどです(笑)。でも、「このままで」ってキッパリ言われてしまい(笑)、何度も何度も歌い直して何とかクリアできました。

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