【ライブレポート】<下北沢サウンドクルージング2014>小林幸子×七尾旅人、ジャンルを超えた神域のライブ

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今年で3回目となる、下北沢のライブハウスを周遊できるフェスティバル<InterFM presents Shimokitazawa SOUND CRUISING 2014>が2014年5月31日(土)に開催された。オフィシャルレポートが到着したのでお届けしよう。

◆<InterFM presents Shimokitazawa SOUND CRUISING 2014>画像

合計出演者数はなんと150組。DJ、アイドル、バンドなど様々なアーティストが下北沢にある、GARDEN/ERA/BASEMENT BAR/ReG/ReG Cafe/MOSAiC/THREE/Daisy Bar/Laguna/風知空知/富士見丘教会/altoto/MOREの13箇所のライブハウスなどで同時にパフォーマンスを行った。集客はのべ2800人。各所入場制限が続きながら、朝まで熱いライブが続いた。

その中でも、今回注目度の高かったのが、歌謡界の女王小林幸子とロック・オルタナティブ界で人気の七尾旅人のユニットだ。会場は入場規制がかかっており建物の外には列ができた。七尾旅人の呼び込みで、登場した小林幸子は白いドレスで代表曲「雪椿」から、ライブをスタートさせた。観客らは大歓声と割れんばかりの拍手で小林幸子を迎えたが、歌がはじまった途端にその歌の力に圧倒され、会場の雰囲気は一変。会場中が彼女の声に酔いしれた。

小林はその後「愛の讃歌」など演歌以外の楽曲を披露し、観客も大興奮。MCでは「教会でライブをするのは初めてで本当に楽しみにしていた」と語り、その後「きれいでしょう?」とお客に問いかけ、観客から「きれい!」とレスポンスがあるとすかさず「ドレスが。」と茶目っ気たっぷりの受け答えで会場を沸かせたりもした。新曲「越後に眠る」なども披露され、ライブは盛況のうちに終わった。

その後、七尾が再び登場。厳かな雰囲気にボーカル・ギター・エレキピアノのシンプルな編成で、七尾の未発表曲「貝がら」を演奏。この曲に関して七尾は「思いが強い曲で今まで自分で歌えなかった、このご縁でふと思い出し、さっちゃんが歌うのがいいと思った」と話した。

そして、小林は衣装をピンクのドレスに着替え再登場! しっとりした曲に小林幸子の歌に七尾旅人のコーラス、ギターとピアノで会場を音楽が優しく包み、まさに昇天するような時間だった。観客からも2度、3度と繰り返し大きな拍手がおきた。

その後、七尾が熱望していた「もしかしてPARTII」をデュエット。往年のヒット曲に会場からどよめきと歓声がおきた。歌唱中にも、幸子コール、旅人コール、歓声、拍手が次々と湧く。さらに七尾の代表曲「サーカスナイト」小林の代表曲「風といっしょに」「幸せ」などが演奏され、大歓声が鳴り止まない80分のステージとなった。

国登録有形文化財に指定されている70年の歴史を持つ、富士見丘教会で行われたこのライブはロックファンにとっても演歌ファンにとってもジャンルを超えたまさに神の域のライブとなった。

2014年5月31日
<InterFM presents Shimokitazawa SOUND CRUISING 2014>@富士見丘教会
【小林幸子 SET LIST】
1.雪椿
2.愛の讃歌
3.嘘は罪(英語ver.)
4.茨の木
5.越後に眠る
6.おもいで酒

【小林幸子×七尾旅人 SET LIST】
1.貝がら
2.もしかしてPARTII
3.サーカスナイト
4.風といっしょに
5.幸せ


◆<InterFM presents Shimokitazawa SOUND CRUISING 2014>オフィシャルサイト
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