4人のアニメ音楽作家が合体、CERASUS誕生

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7月16日(水)にシングル盤のリリースが決定。現在、「カードファイト!! ヴァンガード レギオンメイト編」のエンディングテーマとして流れている『Get back yourself』。この楽曲を歌っているのが、本作がデビュー曲となるユニットCERASUS(チェラサス)。

◆CERASUS画像

このCERASUS、並の新人ではない。と言うのも、集めたメンバーらは、いずれもアニソン界を裏方で支え続けている精鋭たちばかり。つまり、ファンの支持を得るアニソンのツボを知り尽くした人たちが集結したユニットというわけだ。しかも、全員が表舞台で活動してきた経験があり、アーティストとしての高い表現力も持っている。

「探偵オペラ ミルキィホームズ」「ヘタリア」「ひぐらしのなく頃に解」など、数多くの楽曲の作詞/作曲/コーラスを手がけてきたボーカリストでもあるYUMIKO。同じく、「探偵オペラ ミルキィホームズ」や「ヘタリア」「アイドルマスター」「ひぐらしのなく頃に解」など作品の作曲/編曲/コーラスを行ってきたキーボーディストの野村真生。「ヘタリア」「ジュエルペット サンシャイン」「そふてにっ」「黄昏乙女×アムネジア」等作品の作曲/編曲家であり、ギタリストとしても数多くのアニソン作品に参加している浦田尚克。「まりあ†ほりっく」「ゆるゆり」「夢喰いメリー」の主題歌・キャラクターソングのプロデューサーとして。さらに、「人類は衰退しました」や(ゲーム版)「探偵オペラ ミルキィホームズ 2」から洋画の吹き替えまで、声優/ナレーター/DJとして活動している龍波しゅういち。

まさに「アニソン現場で経験を積んだ」4人の作家が集結したことでCERASUSは誕生した。

「私自身は、作詞/作曲/歌の他に、アーティストの楽曲プロデュース活動も行っているのですが、このメンバーみんなが、いろんなことの出来るマルチ・プレイヤーたちばかりなんですね。しかも、よく現場で一緒に制作しているから、お互いにメンバーそれぞれの持ち味をわかっていて。今回の「Get back yourself」に関しては、作詞/作曲が私で、アレンジがマイクさん。うらたまちゃんはギタリストとして参加し、龍波さんはラップの作詞やラッパーとしての参加という形なんですけど。互いに得意分野を知り尽くしているからこそ、「ここの部分は誰にお任せしたほうが面白くなるかな」というバランスも、それぞれがわかったうえで制作していける。そこがCERASUSの面白さなんです」──YUMIKO

CERASUSというユニット名の由来は、僕が見た不思議な夢がきっかけでした。その夢に出てきたのが、真っ暗な闇の中に1本だけ咲き誇っていた大きな桜の木。その桜が、僕の出身地である青森県弘前市で有名なソメイヨシノ。その夢が気になり、桜を検索したところ出てきたのが、CERASUSという言葉。ラテン語ではケラススと読むんですけど。親しみやすく呼べるようにとチェラサスと変えてメンバーに伝えたところ、この名前に決まりました」──龍波しゅういち

「カードファイト !! ヴァンガード レギオンメイト編」のエンディングテーマとして流れている「Get back yourself」の制作に対しても、メンバーは、こんな意識で制作に臨んでいた。

「今回、「カードファイト !!ヴァンガード レギオンメイト編」という、とくに子供たちからの支持の強い物語のテーマ曲を作ることから、子供たちの中にズッと残り続ける作品作りを心がけましたし、そのための準備も行ってきました。とくに作詞/作曲に携わっているYUMIKOは、「カードファイト !!ヴァンガード」シリーズを改めて全部見直したうえで、作詞を行っていますからね」──浦田尚克

「心がけたのが、「本編と一緒の気持ちで毎回触れられる楽曲」ということでした。曲調面でも、何処かオープニングっぽい派手さを持った「これから何かが始まるんじゃないか?!」と思わせる楽曲になっているところも、「本編からの流れを持って感じられる楽曲」という狙いからなんです。それと、もう一つの狙いが、「アニソン好きな人たちにも楽しんで欲しい」という想い。アニソン好きな人たちって、例えば、そのアニメを見ていなかったとしても、曲だけ知っている人って多いじゃないですか。楽曲だけでも楽しんでもらえるようにしたかったんです。この曲、歌い終わったあと、すごく体力消耗するので(笑)是非カラオケなどでも、歌ってほしいです」──YUMIKO

C/Wには、一転、ラップやラテンのリズムも用いた、みんなで一緒に大騒ぎ出来る夏のパーティ・チューン『Music in our JOY』を収録。

「この作品がCERASUSとして1枚目になるからこそ、あえて「Get back yourself」とは違う表情で振り切ってみました。冒頭からメンバー全員による3オクターブの歌声を駆使したコーラスで始まり、途中でラテンのリズムが飛び出したり。そこは、ライブでみんなと一緒にタオルを振りまわして大騒ぎしたいイメージを持って制作しています。」──YUMIKO

「「Music in our JOY」は、まさに夏が似合う楽曲だからね。楽しく弾けたサウンド感をアレンジでも表現しています。」──野村真生

これからは、ライブも積極的に行っていきたいと語るCERASUS。もちろん、今後も積極的にアニソン・ナンバーなどを手がけていくので、どんなアニメ/アニソン・ファンのツボを突いた楽曲が飛び出すのか楽しみだ。最後に、改めて「Get back yourself」の魅力について記しておこう。

「この曲で一番伝えたかったのが、サビの部分。登場するキャラクターたちはそれぞれに悩みを抱えながらも、それを乗り越えようとしていく。その気持ちって、聞いている側の人たちだって、普段の生活の中、当たり前にあることだと思うんです。“大丈夫、もうちょっと頑張れば乗り切れるから”と伝えたくて、その想いを楽曲に込めました。ヴァンガードは長く愛されている作品で、観てる人たち自身が、キャラクターたちの気持ちと自分の心をどんどん重ね合わせ、一緒に頑張っていく想いで毎回物語を見守っているような気がするんです。実際に私もそうで、キャラクターたちと気持ちがリンクしていくことが、観ていて多いです。だからこそ今回の『Get back yourself』でも、「みんなと同じ気持ちで「カードファイト !! ヴァンガード」に触れて、こういう気持ちで応援していきたい」という意識を持って制作しました。そこを感じてもらえたら嬉しいし、この救いを持った想いに一緒に胸をキュンとしてくれたら…、「胸アツ」になってもらえたら嬉しく思います」──YUMIKO

TEXT:長澤智典

CERASUS「Get back yourself」
7月16日発売
HKMM-0014 \1,200(本体)+税
1.Get back yourself
2.Music in our JOY
3.Get back yourself -Original Karaoke-
4.Music in our JOY -Original Karaoke-
特典
・カードファイト !! ヴァンガード PRカード
・カードファイト !! ヴァンガード スマートフォンゲームのアイテムコード

◆響ミュージックオフィシャルサイト
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