【ライブレポート】LoVendoЯのツアーファイナルに中島卓偉も飛び入り

ツイート

LoVendoЯが、4月15日から行なってきた全国ツアー<LoVendoЯ LIVE TOUR 2014 SprinteЯ ~Bitter & Sweet~>。約3ヶ月20本のライブを経て、7月24日、渋谷WWWにてファイナルを迎えた。サプライズゲストに、彼女たちに楽曲提供も行なっている中島卓偉も登場したこのライブのオフィシャルレポートが届いたので紹介しよう。

◆<LoVendoЯ LIVE TOUR 2014 SprinteЯ ~Bitter & Sweet~>ファイナル画像

タイトルにもある通り、ツアーは、これまで<Bitter mode><Sweet mode>の2タイプで行なわれてきたが、今回のファイナルは<Bitter & Sweet Mode>と、締めくくりにふさわしい構成となった。

客入れのBGMが終わり、暗転の中から、田中れいなはピンク、岡田万里奈はイエロー、魚住有希は白と黒のボーダー、宮澤茉凜はグリーンと白を基調にした衣装で登場した。

<Bitter mode>でもオープニング曲だった「不器用」からライブはスタート。タフなサウンドにメンバーそれぞれがじっくりと音と声を重ねていく。続いて「ツアー・ファイナル行くぜ!」という田中のコールから、宮澤が作曲した新曲「UNDERGROUNDER」、LoVendoЯ初のオリジナル曲「この世に真実の愛が一つだけあるなら」と、アッパーな楽曲で会場のテンションを高めていく。

「ツアー・ファイナルは悲しいより楽しい。」という岡田に、「ライブが進むと徐々に悲しくなっていくんだよ。」と、先輩らしいコメントで返す田中。その言葉に続いて、「思うがまま信じて」や「880円」と、アップ・テンポな楽曲を4曲連続で披露し、攻め攻めのライブを展開する。そして、文字通り魚住の泣きのギターが印象的な「むせび泣く」で、田中と岡田は一旦ステージを降りる。

そして、田崎あさひと長谷川萌美が登場し、ユニット・Bitter&Sweetのライブが、with魚住&宮澤の形でスタート。「インストール」「Bitter & Sweet」と、これまでのライブでも披露してきた曲に続き、エレクトロ・ポップな彩りに乙女心が描かれた可愛らしい「誰にもナイショ」、荘厳な色合いのあるポップ・バラード「月蝕」と、このライブで初披露となる新曲を披露。そして田崎が「荒ぶる曲です!」と宣言してから本当に激しいライブと演奏を見せた「ドリームガール」など、タイトなライブを披露した。

誰もが聞き覚えのあるリフが響けば、田中と岡田がステージに戻り、LoVendoЯとBitter & Sweetによる「雨あがりの夜空に」。会場全体がサビを大合唱し、会場が一体となっていく。

さらにボーカリスト4人によるMCへ。テーマは「幸せだと思う時」。田崎は「地元長崎で歌えた事。」、長谷川は「氷を作って食べる。」、田中は「ハーゲンダッツのアイスを食べる。」という答えの中、岡田の答えは「高校野球を八回裏から見た時」。なかなか不思議な答えを炸裂させた上に、田崎と田中からは「野球が全く分からないから全然気持ちが解らない」と突き放されていた。

Bitter & Sweetがステージを降りると、LoVendoЯの楽曲も手がける中島卓偉が突如シークレットゲストとしてステージに登場。「ゲッザファッカゥッ!!!」を披露し、そのパワフルなライブに、クールな演奏スタイルの宮澤も、田中に「見た事ないぐらいスゴいノッてた」と言われるほどアクションを見せていた。

そして中島卓偉の作詞作曲による「イクジナシ」、LoVendoЯの曲として生まれ変わった「ROCKの定義」、そして新曲となる「Stonez!!」でライブは一旦幕を閉じる。

暗転の中、アンコールではなく、「万里奈」というコールが起る会場。この日が誕生日だった岡田に向けたコールに続いて、アンコールは「ホントノキモチ」でスタート。続くMCでは、岡田は「LoVendoЯにとって今回は大きなツアー。『これがLoVendoЯです』と自信を持って言えるようになった。」、魚住は「福岡のライブでは出演前に発熱してしまったが、声援を聞いたら大丈夫になった。会場から元気を貰った。」、宮澤は「『もっと行ける』と思って貰えるバンドになる。」と宣言。そしてリーダーの田中は、「このツアーで本当にメンバーの仲が深まった。ツアーが終わるのが寂しくないのは、これからLoVendoЯがもっと成長出来ると確信してるから。これからが勝負。」と、リーダーらしく、力強い言葉で締めた。

そして、「BINGO」ではBitter & Sweetも参加。曲終わりでは中島卓偉が岡田にケーキを贈呈。「大人の女性になる。」と岡田もそれに答えた。

そしてツアーで集められた寄せ書きが書き込まれた、ファンとLoVendoЯの想いのこもった横断幕を広げながら「だけどもう一度 それでももう一度」で、ライブは大団円を迎えた。

初めの頃は、スキルやコミュニケーションといった様々な要因からか、パフォーマンスに固さや齟齬を感じる部分も多少あった今回のツアー。しかしファイナルでの、メンバーそれぞれの自由闊達な動き、それぞれのメンバーのカラーを活かした展開、田中と岡田のボーカル・コミュニケーションの高まりと、魚住と宮澤の演奏能力の向上、そしてなによりもメンバーがとにかく楽しそうにライブをして、このツアーで得てきた糧をしっかりと形にしていた。そこから感じる、良い意味での緊張感は保ちながら、気負いのないパフォーマンスは、ライブバンドとしてのLoVendoЯの確かさと、これからの展開を十二分に期待させるだけの、伸びしろと強さを感じさせられた。

なお、LoVendoЯは、秋にリリースとツアー開催が予定されている。

◆BARKS Kawaii
◆BARKSライブレポート
この記事をツイート
365日、アイドルが作るアイドルメディア Pop'n'Roll 準備号創刊

この記事の関連情報