【イベントレポート】なんばHatchを揺らした『ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!-』ライブ

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8月1日(金)、<HIGH! HIGH! HIGH!>と名付けられたROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!- SPECIAL LIVEがなんばHatchで開催された。出演は、The Mirraz、UNISON SQUARE GARDEN、パスピエ、ねごと、ピエール中野、グッドモーニングアメリカ、9mm Parabellum Bullet、そしてBIG MAMAというパワーあふれる豪華メンバーだ。以下オフィシャルライブレポートをお届けしよう。

◆<ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!- SPECIAL LIVE HIGH! HIGH! HIGH!>画像

▲The Mirraz
▲UNISON SQUARE GARDEN
▲パスピエ
▲ねごと
▲ピエール中野
▲グッドモーニングアメリカ
▲9mm Parabellum Bullet
▲BIG MAMA
2014年6月に開局25周年を迎えたFM802。開局当時からの看板番組のひとつで、現在は関西の10代音楽ファンのアニキ的存在とも言えるオチケンこと落合健太郎が担当の『ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!-』(毎月~金曜21:00~)がプロデュースするライブイベント<ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!- SPECIAL LIVE HIGH! HIGH! HIGH!>が、8月1日に大阪・なんばHatchで開かれた。この日出演したバンド、アーティストは特に10代、20代に支持を得る気鋭の8組。メインステージでそれぞれの熱いパフォーマンスが繰り広げられたほか、階下に設けられたイベントステージではアコースティックライブやトークセッション、DJショーも行われるなど、約7時間半に渡って集まった“ロックキッズ”たちを喜ばせていた。

オチケンとともにこの日の司会を担当することになったグッドモーニングアメリカのたなしんの2人が会場を煽ったあと、先陣を切って登場したのがThe Mirraz。力強くも重厚なロックサウンドで会場を一気にヒートアップさせる。5月にリリースしたシングル曲「この惑星(ほし)のすべて」や「PVを撮りあげたばかり」(vo&g・畠山承平)という新曲「プロタゴニストの一日は」などを披露した。

続いてライブを披露したのはUNISON SQUARE GARDEN。1曲目からテンションは高く、8月27日にリリースする最新アルバム『Catcher In The Spy』収録曲などもいち早く披露し、扇情的なパフォーマンスで会場は大いに沸いた。

パスピエは、女性ボーカルの大胡田なつきのキュートなハイトーンボイスが特徴的。6月にリリースした最新アルバム『幕の内ISM』収録曲を中心に、鮮やかなポップセンスを散りばめた楽曲を次々に演奏した。

一方、4人組ガールズバンドのねごとは厚みのあるロックビートとフェミニンな歌詞世界、切なく響く歌声で会場を惹き付ける。「ここが世界一熱い場所にしていきましょう!!」(vo&key・蒼山幸子)との煽りのあと、9月24日にリリース予定の最新シングル「アンモナイト!」など7曲で盛り上げた。

凛として時雨のドラマーであるピエール中野は、DJとしてライブに参加した。「DJはフロアにいるみんながメインだから!」とオーディエンスを沸かしたあと、耳なじみのある選曲で会場をダンスホールに変えていた。時おりスティックを手に、楽曲に合わせて叩くエアードラムでも歓声を浴びていた。

グッドモーニングアメリカのステージでは、まずオチケンとベース担当のたなしんの2人が、吉本芸人レギュラーの持ちネタ「あるある探検隊」をパロディ。番組にたなしんが登場した時のリスナーあるあるとして「声高過ぎて音下げる!」などと爆笑を誘って、場を和ませてからライブがスタート。シングル曲「拝啓、ツラツストラ」など、持ち前のキャッチーで開放的なロックサウンドでオーディエンスを鼓舞していたのが印象深い。また、リスナーのリクエストにより異例のCD発売後のヘビーローテーションに抜擢された「餞の詩」など、FM802のイベントならではの演出も。

攻撃的でスリルに満ちた、ハイテンションのステージとなったのが、結成して10周年という9mm Parabellum Bulletだった。「番組『ROCK KIDS 802』が25周年、オレはラジオからいい音楽を教えてもらった。会場にいるロックキッズたちは言わば仲間!」(vo&g・菅原卓郎)というコメントとともに、白熱したステージはインパクト抜群だった。

この日トリを飾ったのは、BIGMAMA。バイオリンを含む5人組ロックバンドは、クラシックの名曲をモチーフにしたスケール感豊かで独創的なサウンドも展開。「白鳥の湖」を大胆にリアレンジした「Swan Song」など、コール&レスポンスを織り交ぜて演奏する。金井政人(Vo、G)から「最高!」という言葉が何度も出るほど、大いに盛り上がったステージとなっていた。彼らはアンコールと合わせて計8曲で見事にイベントを締めた。

なお、この日の模様の一部は、8月4日(月)~7日(木)にFM802の番組『ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!-』(21:00~)内で放送される。

文:金本真一
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