【ライヴレポート】Angelo、DiverCity 3Days最終日に「全部ぶっ壊せよ」

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Angelo主催イベントを含み、3DaysにおよんだZepp DiverCity Tokyo公演は文字通り完全燃焼で幕を閉じた。その最終日、<INTER PLAY MEMBERS PRESENTS '14 〔DOGMATIC PARTY case of Angelo〕>と銘打たれたライヴ2日目をレポートする。

◆Angelo 拡大画像

ウォーッという歓声の中、脳ミソ直撃のヘヴィチューン「MADMAN MAKE QUANTUM VARIATION」で始まったこの日のライヴは、ひとことで言うと刺激のカタマリだった。

最新オリジナルアルバム『FAITH』の楽曲たちはライヴを積み重ねてきたことによって、よりドラマティックに鋭利に進化している。構築度が増し、暴力的なサウンドとサビの切ないメロディのコントラストがよりクッキリと浮かびあがる「DOLL」、目の前にガラスがあったとしたら音圧とビリビリくるような尖った音で割れてしまうんじゃないかと思うほどド迫力の「ディスプレイ」。TAKEOとKOHTAは鋼鉄の戦士のごとくAngeloの揺るぎないビートを叩き出し、繊細さと攻撃性を合わせ持つギルと、Angeloの無国籍でスケール感ある世界を担うKaryuのギター陣も見るたびに存在感を増している。そして後半、曲を追うごとに爆発していったキリトのボーカル。全身全霊のパフォーマンスは最終日ゆえか、限界値を超えるシーンも。ひとときも目が離せない緊張感あふれるライヴが繰り広げられた。

「Voice of the cradle」から始まる中盤のゾーンでは神聖な空気に場内が包まれていった。争いのやまない世界。そこで繰り返される変わらない人間の愛と哀しみ。鳴らされる音と言葉にさまざまな想いがよぎる。

「僕には残ってるものはないんで、全部ぶっ壊せよ! 今日、中途半端だったらオマエら許さない。俺が中途半端でも許さなくていいよ。(大歓声のフロアーを見渡して)やる気満々じゃねーか!? この人数相手だからってビビると思ってんのか?」

そう煽ったあとに「すみません」と謝り、オーディエンスを笑わせるキリト節全開のMCに続いて、再び攻撃モードへとシフトした「PANDEMIC」からの後半戦では、キリトがマイクスタンドをステージ後方へと投げつけ、KOHTAが上手へと降りて煽り、場内に火を点ける。この日のライヴはニコニコ生放送で中継されていたので画面を通して彼らのステージを見た人も多いかもしれないが、何度もスタンドを叩きつけ、KOHTAの足下にタックルしかかるキレキレのキリトのパフォーマンスには思わず前のめりになるほどドキドキさせられた。エンターテイメントなのか、正気を失っているのか。判別不能のギリギリの境界線で繰り広げられるライヴはキリトがカリスマと言われるひとつの所以である。

「爆発するぞ!」と叫んだ「Script error」では異様な熱気が会場を支配し、上手でKOHTA とKaryu、下手でキリトとギルが絡む見せ場満載の「PLOSIVE」で本編が終了。濃厚にもかかわらず1時間30分が嵐のように過ぎ去っていった。

アンコールでは黒一色だったキリトが真っ白な衣装に身を包んで浄化するような「Beginning」を届け、まるで第2幕のようなシーンチェンジ。久々に披露された「CHAOTIC BELL」ではみんなが手を振り、開放感と笑顔に場内が満ちていった。

「なぜだろう。身体の節々に打撲のようなものが。何かしたっけ? 不思議」と、トボけるキリト発言に始まり、メンバー紹介。

TAKEOが煽っている間にメンバーが法被に着替え、「火消しみたいだな」と言われたKOHTAは「法被、いいね。ハッピーとか言わないように」とギャグを飛ばし、キリトにタオルを投げつけられ苦笑い。ギルは「今日もみんな母親のように俺のことを見守っててくれてる?」と笑わせ、Karyuは「Angelo的な夏の出来事はこの3日間しかないわけですよ。思い出あげるんで、思い出ください!」と叫び、最後に紹介されたキリトは年々体力が衰えるどころかパワーアップして、若返っていると自己申告。続けて、今後のAngeloの予定を報告するのかと思いきや、「本来、ここで発表するべきなんですけど、できないんですよ。詳しくは明日(8/1)、Webにて」と思わせぶり。もちろん、オーディエンスは「明日の何時?」など、さまざまなツッコミの声に「オマエら、理解しろよ」と言いながらも、「10月4日、天使の日に(ライヴ)やるし。お待たせした音源も出すから。……ほとんど言っちゃってるけどね」と、結局、十分なヒントを教えていたのが、ファンには弱いキリトらしかった。ラストナンバーは「シナプス」でライヴは全てを昇華するかのように痛快なエンディングを迎えた。

翌8月1日には、Angeloが10月8日にニューシングル「SCARE」をリリースすることが正式発表されたほか、10月4日に結成8周年のメモリアルライヴ<THE MULTI HIRARCHY>をRoppongi Blue Theaterで行なうことも明かされた。この記念すべきライヴの模様は全国主要都市の映画館にて完全生中継される。常に進化し続けるAngeloをリアルタイムで体感出来るはずだ。

取材・文◎山本弘子

<INTER PLAY MEMBERS PRESENTS '14 〔DOGMATIC PARTY case of Angelo〕>
2014年7月31日(木)@ZEPP DIVERCITY TOKYOセットリスト
1.MADMAN MAKE QUANTUM VARIATION
2.CONTRACT
3.RIP
MC
4.DOLL
5.ディスプレイ
6.HOLYWAR
7.評決
8.Voice of the cradle
9.EDEN
10.Ares
11.Calvary
MC
12.PANDEMIC
13.RETINA
14.CONVICTION
15.Angry Sheep
MC
16.Manic State High Pressure
17.Script error
18.PLOSIVE
encore
EN1.Beginning
EN2.SEE YOU AGAIN
EN3.CHAOTIC BELL
MC
EN4.MICRO WAVE SLIDER
EN5.MULTI PERSONALITY
EN6.シナプス

■New Single「SCARE」
2014.10.08 (WED) Release
【初回限定盤(CD2曲+DVD)】IKCB-95525~6 / \1,620+税
【通常盤(CD3曲)】IKCB-95527 / \1,296+税

■8th Anniversary<THE MULTI HIERARCHY>
2014年10月04日(土) Roppongi Blue Theater
※Angelo結成8周年のメモリアルライブ「Roppongi Blue Theater」にて開催決定。ニューシングル「SCARE」を中心に、新しいAngeloの進化形を披露します。
※ライブの模様は完全生中継でTOHO CINEMAS ROPPONGIをはじめ、全国主要都市の映画館にて公開。劇場公開ではLIVE中継に先立ち、「SCARE」ミュージックビデオ劇場版やShort Film「THE SCARE LURKS INSIDE」の上映、メンバーによる舞台挨拶(六本木会場のみ)、そして、この企画のために制作したオリジナル映像、劇場オリジナルGOODSの販売も行います。

◆チケット詳細&購入ページ
◆Angelo オフィシャルサイト
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