【インタビュー】ベルフェゴール、暴虐ブラックンド・デス・メタルの塊をぶちまける

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“この世界に破滅をもたらす”エクストリーム・メタル・バンド、ベルフェゴールが2014年、日本初上陸を果たす。オーストリアのザルツブルク出身という彼らはアルバム『コンジュアリング・ザ・デッド~屍者召喚(ししゃしょうかん)』で宣戦布告。そしてLOUD PARK 14フェスで、暴虐ブラックンド・デス・メタルの塊をぶちまけることになる。

◆ベルフェゴール画像

バンドの“背教の咆哮/チェーンソー”(注:ボーカル/ギターのこと)を担当するヘルムートが語る。

──今回、日本デビューに際して、ベルフェゴールの音楽性について教えて下さい。

ヘルムート:俺たちの初めてのアルバム『The Last Supper』は1995年に出たんだ。それからずっと、破滅のサウンドトラックを志してきた。『コンジュアリング・ザ・デッド』ではその完成に一歩近付いたといえる。ベルフェゴールの音楽は“ファッキング”と“ファイアリング”という名の2丁の機関銃だ。聴く人々を撃ち抜くんだ。

──アルバム『コンジュアリング・ザ・デッド』の音楽性について教えて下さい。

ヘルムート:ブルータル…いや、ダブル・ブルータルだ。「ガスマスク・テラー」「ブラック・ウイングド・トーメント」のような極限までスピードを追求した曲もあるし、「コンジュアリング・ザ・デッド」「恐るべき御稜威の王よ」「リージョンズ・オブ・デストラクション」はテクニカルなデス・メタルだ。「フレッシュ、ボーンズ・アンド・ブラッド」は今までやったことがない、インダストリアルなタッチがある曲だ。アメリカのフロリダでレコーディングしたことで、最高のサウンドを得ることができた。フロリダはカニバル・コープスやモービッド・エンジェル、デスのようなバンドが名盤を生んできた、デス・メタルの聖地なんだ。プロデューサーのエリック・ルータンは数多くのデス・メタル・アルバムを手がけてきたし、俺たちの持つヨーロッパの冷酷さとフロリダのブルータルな熱気が最凶の形で融合している。

──ベルフェゴールはブルータルなサウンドに加え、高い演奏力で知られていますが、アルバムではすべてメンバーが演奏しているのですか?

ヘルムート:ベルフェゴールの正式メンバーは俺とセルペント(B)の2人だ。それに加えて、ツアーにはマルティン(Dr)とオランダ出身のショフト(G)が同行する。聖ならざるカルテットだ。『コンジュアリング・ザ・デッド』ではマルティンにも参加してもらっている。俺の音楽のヴィジョンを実現させるには、平凡なミュージシャンでは不可能なんだ。マルティンは凄まじいスピードでブラスト・ビートを叩くことも出来るし、スローなパートでも意味を失わない。まさに俺が求めているドラマーだ。一方、アルバムでは俺がすべてのギター・パートを弾いている。俺は音楽の専門教育を受けたことはないけど、クラシック音楽から影響を受けてきたし、ギターの技術を磨いてきた。「ジ・アイズ」でのテクニカルなプレイも、その賜物だよ。

──「リージョンズ・オブ・デストラクション」ではメイヘムのアッティラ・チハー、ディーサイドのグレン・ベントンがゲスト参加していますが、彼らはどのようにして参加することになったのですか?

ヘルムート:どちらのバンドも、一緒にツアーしたことがあったんだ。グレンとアッティラは、俺が敬意を持つ数少ない人物だよ。ディーサイドとはヨーロッパをサーキットして、グレンとは何度かじっくり話すことができた。彼もまた宗教や社会の抑圧に対して、尋常でない憎しみを持っている。メイヘムはブラック・メタルというスタイルを決定付けたバンドのひとつでありながら、アッティラはひとつのジャンルに収まろうとしていない。彼は変化を恐れず、さまざまなタイプの音楽をやってきた。アッティラは羊ではない。それは確かだ。「リージョンズ・オブ・デストラクション」で彼らと“破滅の軍団”を結成することができて光栄だよ。

──ベルフェゴールの悪魔的な歌詞やビジュアル・イメージはどこまでシリアスで、どこまでがエンタテインメントなのでしょうか?

ヘルムート:悪魔や反キリスト教について歌うことは、俺たちにとって極めてシリアスで、厳粛なことだ。オーストリアをはじめ西洋世界ではキリスト教が社会の規範となっている。ベルフェゴールはキリスト教会が作ったルールに従うことを拒絶しているんだ。悪魔はその象徴だ。よく誤解されるけど、ベルフェゴールは悪魔崇拝とは無縁だ。俺たちは誰にも屈しないし、従わない。それはイエス・キリストだろうとサタンだろうと同じことだ。俺たちは自分たちを羊に貶めることを拒絶する。羊みたいに群れるのは嫌いなんだ。左翼も右翼も保守も、キリスト教も悪魔崇拝も、同じぐらい嫌いだよ。そういう意味で俺たちは平等主義なんだ(笑)。

──バンドの出身地であるザルツブルクはモーツァルトが育った都市としても有名ですが、彼に対して思い入れはありますか?

ヘルムート:モーツァルトは英雄だ。彼は社会に対して反旗を翻してきたし、彼の「レクイエム」からは感銘を受けてきたよ。彼は死に直面しているとき、この曲を書いていた。自分自身に対する鎮魂歌だったんだ。それだからこそ、とてつもないリアリティで迫ってくるんだ。デス・メタルも同じアティテュードを持つべきだ。俺も死ぬまでに、自分へのレクイエムを書きたいと考えている。

──10月に<LOUD PARK 14>で初来日ライブを行いますが、どんなステージを披露してくれるでしょうか?

ヘルムート:俺たちのライブは儀式なんだ。ブルータルで、呪われていて、普通のメタル・ショーとは異なっている。音楽を聴くというよりも、魂と肉体、血と骨で感じるものなんだ。ベルフェゴールはヨーロッパやアメリカ、南米で屍者を召喚してきた。<LOUD PARK>では、日本が地獄に堕とされることになるだろう。

取材・文:山崎 智之


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ワードレコーズ 「ベルフェゴール」係

ベルフェゴール『コンジュアリング・ザ・デッド~屍者召喚(ししゃしょうかん)』
2014年8月6日発売
通販限定CD/DVD/Tシャツ/ステッカー 5,000円+税
初回限定盤CD/DVD 2,700円+税
通常盤CD 2,000円+税
1.ガスマスク・テラー
2.コンジュアリング・ザ・デッド
3.イン・デス
4.恐るべき御稜威の王よ
5.ブラック・ウイングド・トーメント
6.ジ・アイズ
7.リージョン・オブ・デストラクション
8.フレッシュ、ボーンズ・アンド・ブラッド
9.ルシファー、テイク・ハー!
10.永遠の契約
初回限定盤DVD
-メイキング・オブ・コンジュアリング・ザ・デッド-(約15分)
・リハーサル:ベース / ドラムス / ギター
・リハーサル:ボーカル
-ブルータル・ライブ・リチュアル-(約25分)*ライブ映像集
・アンジェリ・モーティス・デイ・プロフォンディス(ライブ・イン・リヴァプール)
・ディアボリ・ヴィルトゥス・イン・ランバー・エスト(ライブ・アット・メイ・サフ・オープン・エア)
・イン・ブラッド - デヴァウワー・ディス・サンクティティー(ライブ・イン・モスクワ)
・フィースト・アポン・ザ・デッド(ライブ・アット・アイントホーフェン・メタル・ミーティング)
・ボンデージ・ゴート・ゾンビ(ライブ・アット・パーティ・サン・フェスティバル)
・ジュスティーヌ・ソークト・イン・ブラッド(ライブ・アット・ウメア・ハウス・オブ・メタル・フェスティバル)
・バックステージ(レクヴィ・フェスティヴァル)
-サイトシーイング・カルト・プレイシズ-(約10分)*オフショット映像
・アグシュタイン城(オーストリア)
・セドレツ納骨堂(チェコ)
-タトゥー・アンド・アート・セクション-(約3分)*フォトギャラリー
・フォト・スライドショウ
-リハーサル・バンカー-(約8分)*オフショット映像
・インサイド・ザ・バンカー
・シュワルティ“スヴァインフィーヴァー”

-コンジュアリング・ザ・デッド-(ビデオ・クリップ)(約7分)
・オフィシャルビデオクリップ
・メイキング・オブ

<ラウドパーク 14>
2014年10月18日(土)、19日(日)
@さいたまスーパーアリーナ
http://www.loudpark.com

◆ベルフェゴール・キャンペーン特設ページ
◆ベルフェゴール『コンジュアリング・ザ・デッド~屍者召喚(ししゃしょうかん)』オフィシャルサイト
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