エルトン・ジョン「ケイト・ブッシュのおかげで生まれ変わった」

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エルトン・ジョンは、ピーター・ガブリエルとケイト・ブッシュのデュエット曲「Don't Give Up」(1986年)により人生が救われたという。ドラッグやアルコールを止めようと決意したとき、この曲が大きな助けになったそうだ。

◆エルトン・ジョン画像

エルトンは、英BBCで放送されるケイト・ブッシュのドキュメンタリー番組『The Kate Bush Story: Running Up That Hill』の中でこう話したという。「このレコードが僕の人生を救ってくれた。シラフになる助けとなった…。だから、彼女は僕が再生する上で大きな役割を果たしている。あの曲にはとても助けられた。彼女には言ったことないけど、そうだったんだ」

エルトンは1990年、輸血からHIVに感染し、当時偏見だらけだったエイズに関し積極的に広報活動を行っていた友人ライアン・ホワイト青年が亡くなったのをきっかけに、自身の人生を見直しドラッグやアルコール、食べ物への依存症を克服しようと決意。リハビリ施設へ入った。

この時期のエルトンの苦闘は、年内撮影がスタートする彼の伝記映画『Rocketman』の中で詳しく描かれるという。

挫折した男性を「あきらめないで」と優しく励ます名曲「Don't Give Up」は、2004年にBBCのデジタル・ラジオ局6ミュージックが<あなたの人生を救った曲>と題して行ったリスナー投票で8位に選ばれた。このときの1位はザ・スミスの「I Know It's Over」だった。

Ako Suzuki, London
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