ジャクソン・ブラウン、6年ぶりのニュー・アルバムに幻の名曲

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ジャクソン・ブラウンの6年ぶりとなる最新オリジナル・アルバム『スタンディング・イン・ザ・ブリーチ』日本国内盤が10月8日(水)にリリースされる。

◆ジャクソン・ブラウン画像

1970年代前半のウエスト・コースト・ロックを代表する名盤『レイト・フォー・ザ・スカイ』のリリースから40周年を迎える2014年、ジャクソン・ブラウンは真摯なメッセージを詰めこんだ21世紀のウエスト・コースト・サウンドと呼べるアルバムを完成させた。

本作の冒頭を飾るのは、幻の名曲「ザ・バーズ・オブ・セント・マークス」である。同曲はデビュー前のデモ・テープに収録され、2002年のツアーで初披露するまで公式には未発表の楽曲だったが、このたび12弦ギターをフィーチャーしたサウンドで正式にスタジオ録音され、新曲として収録された。また、同曲の原石ともいえる2004年のソロ・アコースティック・ツアーでのピアノ・バージョンが日本盤ボーナス・トラックとして追加収録される。

アルバム・タイトルの“難局に当たる”の言葉が示すとおり、ある時は深く私的に愛や希望を込め、またある時は政治的主張を込めながら、さまざまな不安が広がる社会に真摯に問いかけ、現代を映し出すバラエティー豊かな楽曲群が揃った作品に仕上がっている。誠実で繊細であたたかくて力強い、まぎれも無いジャクソン・ブラウン節が全開となっており、アルバム・タイトル曲「スタンディング・イン・ザ・ブリーチ」ではこのように語り掛けている。

   ◆   ◆   ◆

「大地が激震に襲われ、自分たちが踏みしめる土台がまっぷたつに裂けたとしても、わたしたちはみんなで集ってまたもとのように築き直すことが出来る」

「そしてすぐそばにいる生き残った者たちを助けようと駆けつけ、自分たちの世界を取り戻そうとするだろう」

「難局に当たって、あなたは目の前に、みんなの中に今世界が求めている変化の兆しが芽吹いていることがわかっている」

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印象的なアルバム・ジャケットは2010年1月に起きたハイチ地震の6日後、被害の大きかった首都ポルトープランスで撮影されたものだ。また、日本国内盤に限り高品質Blu-Spec CD2仕様でのリリースとなる。

本作の収録曲を中心とした最新ツアーが、9月14日ワシントン公演を皮切りにスタートする。ツアーには長年のバンド・メンバーであるヴァル・マッカラム(G)、マウリシオ・リワーク(Dr)、ジェフ・ヤング(Key)、ボブ・グラウブ(B)に加え、新たに注目のマルチ・インストゥルメンタリスト、グレッグ・リーズ(G、lap steel、pedal steel)が参加する中、ジャクソン・ブラウンはバンド・メンバーへの絶賛を惜しまない。絶大な信頼のもと最高のメンバーで演奏された新作のみならず、ツアーへの期待も高まるところだ。

「今のメンバーは僕にとって理想のバンドだ。今回の新作にも全員参加してくれている、僕の大好きなプレイヤーたち。彼らの才能の結集が、僕の新しい楽曲たちの音楽的骨組みであり、そして感情表現の下地となってくれているんだ。このアルバムでのヴァル・マッカラムとグレッグ・リーズとの掛け合いは相当の見物だよ。実に涼しい顔をして、ここまでの化学反応を醸し出すって、まったく、神様が僕の膝の上に落としてくれたギフトとしかいいようがないよ。ツアーにもこの2人が同行してくれことになって、本当に良かったと思っているんだ。」──ジャクソン・ブラウン


14thニュー・アルバム『スタンディング・イン・ザ・ブリーチ』
2014年10月8日(水)日本国内盤発売
SICP-30674 2,600円(税抜)
日本盤のみ高品質Blu-Spec CD2仕様+ボーナス・トラック収録
1.ザ・バーズ・オブ・セント・マークス
2.Yeah Yeah
3.ザ・ロング・ウェイ・アラウンド
4.リーヴィング・ウィンスロウ
5.イフ・アイ・クッド・ビー・エニホェア
6.ユー・ノウ・ザ・ナイト
7.ウォールズ・アンド・ドアーズ
8.フィッチ・サイド
9.スタンディング・イン・ザ・ブリーチ
10.ヒア
11.ザ・バーズ・オブ・セント・マークス(ライブ:ピアノ・アコースティック)*
*=日本盤CDボーナス・トラック
iTunes Storeにて9月24日(水)より予約受付開始
※プレオーダー特典:新曲「ザ・バーズ・オブ・セント・マークス」ダウンロード可

◆ジャクソン・ブラウン・オフィシャルサイト
◆ジャクソン・ブラウン・オフィシャルサイト(海外
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