ギターでミクが歌う! コルグから世界初のボーカロイド・エフェクター「MIKU STOMP」

ツイート
コルグは、ギターに合わせてボーカロイド初音ミクが歌うエフェクター「MIKU STOMP」を10月下旬より発売する。

◆コルグ「MIKU STOMP」~拡大画像~

「MIKU STOMP」は、入力したギター・サウンドのとおりに初音ミクが歌うギター用ボーカロイド・エフェクター。ギターを接続するだけで、簡単に初音ミクに歌わせることが可能。ギターの演奏は単音のみに対応する。

サウンドの核となる音声合成技術は、ヤマハ製新世代音源NSX-1による「eVocaloid」を搭載。これは、学研「大人の科学」の「歌うキーボード ポケット・ミク」と同じものだ。打ち込みや鍵盤とは違ったギターならではの奏法により、簡単に表情豊かな初音ミクの演奏を楽しめる。

本体は、コンパクト・エフェクターらしいアルミ・ダイキャストのボディ。トップパネルには描き下ろしのオリジナル・イラストを配置。初音ミクの世界観とギター・エフェクターらしさを両立したデザインとなっている。電源は単3形アルカリ乾電池2本、またはACアダプター(DC9V、オプション)を使用する。

歌詞パターンは全11種類。好きな歌詞を入力できるユーザー・パターン、自動で言葉を繋いで歌詞を作っていくランダム・パターン、そして「アー」や「ラー」といったベーシックなパターンなどを用意する。ランダム・パターンで歌詞入力なしに歌声での演奏を楽しんだり、ユーザー・パターンで歌詞を入力してオリジナル曲を演奏したり、「アー」や「ラー」のパターンで歌声にコーラスをのせるなど、アイディア次第でさまざまな演奏を楽しめる。また、「千本桜」の歌詞もプリセットされる。

注目は、好きな歌詞を歌わせられるユーザー・エリアの存在。キーボードなどのない本機でどうやって歌詞を入力するのか? その答えは「iPhoneで行う」だ。専用iPhoneアプリで入力したテキストデータを、ギターのピックアップから流し込み、あとはギターを弾くだけ。オリジナルの歌詞に合わせて初音ミクが瞬時に歌い出す。ユーザー・エリアは最大約6,000文字まで対応(ひらがな、カタカナ)しているので、1曲分の歌詞を丸ごと入力することも可能だ。

「MIKU STOMP」は、8月末よりティーザー動画が公開され、同日、初音ミクイベント「マジカルミライ2014」においてデモンストレーションが実施されていた。


<おもな仕様>
ピッチ検出可能な音域:E1 (41Hz) ~ E6 (1,319Hz)
音源:eVocaloid
接続端子:Input端子(モノラル標準フォーン・ジャック)、Output端子(モノラル標準フォーン・ジャック)、DC9V IN端子
電源:単3形アルカリ乾電池 2 本、またはAC アダプター(DC9V)
電池寿命:約5時間
消費電流:200mA
外形寸法:74(W)×120(D)×50(H)mm(ゴム足含む)
質量:250g(電池含まず)
付属品:動作確認用単3形乾電池2本
オプション:コルグAC アダプターKA181(DC9V)

◆MIKU STOMP
価格:オープン(市場予想価格 13,000円前後)
発売日:2014年10月下旬予定

◆MIKU STOMP 製品詳細ページ
◆コルグ
◆BARKS 楽器チャンネル
この記事をツイート

この記事の関連情報