【ライブレポート】SMAP、2年ぶりのコンサートツアーがスタート。開演前から東京ドームの記録を更新

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SMAPが、2年ぶりのコンサートツアー<Mr.S -SAIKOU DE SAIKOU NO CONCERT TOUR->を9月4日の東京ドームからスタートさせた。

2015年1月のナゴヤドームのファイナルまで131日におよぶ今回のツアーは、2012年のツアー<GIFT of SMAP -CONCERT TOUR'2012->の124日間を上回る、SMAP史上最長の公演期間となる。その初日となった9月4日の東京ドーム公演は、届いたお祝いの花の数が、同所で行なわれた公演史上最大数の170個(2年前の公演では150個)。つまり、SMAPはツアーの開幕前、初日の開演前から早くもひとつ記録を更新したことになる。

コンサートは、横幅80メートル、高さ24メートルの巨大なメインステージを中心に、まさしく国民的グループにふさわしい、冒頭から圧倒的なエンターテインメントで展開していく。

「いくぜ!」と、巨大なステージの先に向けて駆け出していく5人。アリーナで揺れるS型のペンライトの海に浮かんで華麗に踊り歌う姿に、集まった5万5000人は熱狂。幾度も上がる歓声を受けて、SMAPは「Mr.S -SAITEI DE SAIKOU NO OTOKO-」など40曲を超える楽曲の数々を披露した。

また、曲中には、5人が次々にオーディエンスへと呼びかける。「お待たせ! 2014年、SAIKOUでSAIKOUのコンサートツアー。最後まで遊ぼうぜ!」と、木村拓哉。稲垣吾郎は「みんな久しぶり。やっと逢えたね。」と、笑顔。「みんな元気? 後ろも見えてるからね。」と草なぎ剛。香取慎吾が「いえーい。いえーい。愛してまーす。」と口にしたところで、尺が足りなくなり、中居正広は「どうもこんにちは!」の一言。苦笑する中居に思わず客席も爆笑だったが、それもまた中居らしくていい。

2年前のコンサート同様、数多くの企画演出が盛り込まれている今回のツアー。中でも今回、歌う曲を当日のオーディエンスの歓声で決めるという初の試みも実施。何を歌うかは直前までわからないため、メンバー5人もイントロが流れると、若干、不安そうな表情を浮かべたが、その辺はさすがSMAP。歌が始まってしまえば、いつもどおりのパフォーマンスで魅せる。さらに、衣装を替えたばかりだったこともあり、いきなり服装の乱れを直し始める中居や、香取は草なぎに寄りかかって(というよりのしかかって)歌っていたり。本人たちもこれら企画と2年ぶりのファンと共有する時間、空間を楽しみながら歌唱しているようだった。

「もしもーし。SMAPのみなさん、東京ドームのみなさん、こんばんは。北川景子です。今は、恵比寿の事務所から電話してます。」と、スクリーン越しに北川景子が電話中継で登場する。そして北川からも、「自分が歌ってほしいSMAPのシングル曲」のリクエストがなされる。ところがこの曲、実に懐かしい曲だったことから「北川さん、その歌にそんなに気持ちないでしょ!」と中居からはツッコミも。半面、北川の「(リクエストした曲がリリースされた頃は)小学生でした。」発言には5人も軽く衝撃を受けていたようだ。こんなやり取りもありつつ、北川からのオーダーにもしっかり応えたSMAPだった(ちなみに、曲終わりでは、香取が木村に次の移動タイミングをジェスチャーで教えるといった一幕も)。

途中のトークコーナーでは「こんなにびしょびしょになるとは思わなかった(笑)。」と、久しぶりのライブで受けた熱気からきたであろう発汗量に驚く木村。さらに「今回(ツアー)初めてのステージじゃないですか。お客さん入ってもらって、どういうことになるか想像もつかなかったけど、実際にみんなにいてもらうと、すごいやっぱり……やる気出るね。」「やー、客席に誰もいないリハーサルのつらいことつらいこと。」と、ここまでのライブに満足気な表情を浮かべる。一方、「いやいや5連戦キツイって。」と、今回のツアーを野球の(というかジャイアンツの)試合かのようにたとえる中居は、「先発でやってるんだぜ俺たち。調子悪かったら交代、ってわけにいかないじゃん。なぜなら俺たちに代わりはいないからだよ(キリッ)」と、一言。バッチリカメラに抜かれて、最大幅48メートル、高さ8メートルの巨大スクリーンにその凛々しい姿が映し出されると、ドーム全体から大きな歓声と拍手(と、なぜか笑い)が沸き起こっていた。

「東京ドームのライブ。ほかの外国のアーティストのライブとか、たまに観に来たりするじゃないですか。そうすると、俺らもこういうところでやってんだなーって思いながら、客席をパッとみると、客席がびっちり埋まってるのって、SMAPでしか経験したことないんですよ。その状態の東京ドームが5日間存在するって奇跡だと思うし、全力でやることが、この状況を作ってくれたみんなへの恩返しだと思う。」── 木村拓哉

その後も、レーザーと照明の応酬と映像演出で東京ドームを超巨大なクラブに変え、大ヒット曲を連発して5万5000人の一体感を生み出し、最後はお祭り騒ぎのような大盛り上がり。約3時間にわたって、歌とトークだけではない、SMAPによる、SMAPにしかできないエンターテインメントでファンを酔わせ、多幸感で満たしたのだった。

text by ytsuji a.k.a.編集部(つ)

◆各ライブの楽しいところを掲載。BARKSライブレポート
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