永作博美主演のNHKドラマ、主題歌は平井堅

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10月14日からスタートとなるNHKドラマ10『さよなら私』の主題歌を平井堅が手がけることが明らかとなった。主題歌「おんなじさみしさ」は、主人公と同世代にあたる平井堅自身が歌詞を書き下ろした作品で、ドラマに沿った女性の本音に迫る、巧みな心理/情景描写がしみわたるミディアムバラードだという。

◆NHKドラマ10『さよなら私』画像

今まで数々のドラマ主題歌を担ってきた平井堅だが、NHKのドラマ主題歌を手がけるのはこれが初のこと。ドラマ『さよなら私』は、毎シーズンクオリティの高い作品で人気を集める「ドラマ10」の年内最終シリーズにあたる話題作で、主演の永作博美、石田ゆり子、藤木直人といった豪華キャストが登場、脚本は岡田惠和(「若者のすべて」、「最高の恋人」、「ビーチボーイズ」、「ちゅらさん」、「最後から二番目恋」など)が手がける。

「「平井さんなりのもう一つの物語を自由に書いて下さい」これはプロデューサーの方から言われた言葉です。今まで色々なドラマ、映画の主題歌を書かせて頂きましたが、実はこの言葉を言われたのは初めてで、正直「なんてありがたい」という気持ちと「ハードル高いな」という気持ちの半々でした(苦笑)。他人と自分を比較したり、過去と今を比較したり、私達はいつも植え付けられた尺度、自分で決め付けてしまった尺度に計られ、揺られて生きている気がします。純白な感情なんてない。嫉妬や羨望を内包しながらも、それでも人は人を求めずにはいられない。寂しさの量は外側からは計れない。寂しさに優劣は無い。同じ寂しさを抱えている大切なあの人に会いに行く。その瞬間の風景を切り取って書きました。どんなに揺られても人生は進んで行く。トンネルもあれば陽だまりもある。この歌から、このドラマから何かを掴んで頂けると嬉しいです。求める気持ちの裏側ならば、寂しさも悪くない。ですよね?」──平井堅

「何かテンポに逆らうように歌が進んでいくのが切なくて。こうやって生きて来たって思った。有難い事にまだ撮影中。気持ちに拍車がかかりそうです。そんな素敵な歌をありがとうございます」──永作博美

「『さよなら私』は、女性の本音に迫るドラマです。永作博美さんと石田ゆり子さんが演じる親友同士が、時に激しくぶつかり合い、時に優しくいたわり合い、心から相手のことを理解していきます。この脆くて美しい世界を、力のある主題歌で束ねたい。必然的に平井堅さんの名前が浮かびました。最初にデモCDを聞いたとき、驚きと感動で鳥肌が立ちました。ドラマの後半でキーワードとなるセリフがそのまま歌詞に入っていたのです。大まかな打合せはしましたが、平井さんはそのセリフを知らないはず。研ぎ澄まされた感覚が生んだ奇跡のシンクロだと思います。素晴らしい主題歌をありがとうございました。皆さんもぜひ、平井堅さんの透明感あふれる歌声に包まれながら、ドラマの余韻に浸って下さい」──ドラマ10『さよなら私』番組プロデューサー菓子浩(過去関連作:連続テレビ小説「あまちゃん」、ドラマ10「はつ恋」、土曜ドラマスペシャル「それからの海」など)

主題歌「おんなじさみしさ」は10月29日から配信がスタート、その後CDの発売も控えており詳細は後日発表される。

ドラマ10『さよなら私』
[放送]2014年10月14日(火)~12月9日(火)
NHK総合テレビ 毎週火曜日 午後10時~10時48分(連続9回)
[作]岡田惠和
[音楽]松浦晃久
[主題歌]平井堅「おんなじさみしさ」2014年10月29日配信スタート
[出演]永作博美、石田ゆり子、佐藤仁美、谷村美月、りりィ、尾美としのり、藤木直人
[あらすじ]閑静な高級住宅街に住む専業主婦・星野友美(永作博美)は、優しい夫・洋介(藤木直人)と、かわいい息子・健人と共に幸せな日々を送っている。同窓会で、高校時代の親友で映画プロデューサーの早川薫(石田ゆり子)、平凡な家庭の主婦・三上春子(佐藤仁美)と久しぶりに再会し、楽しいひと時を過ごす。しかし、なぜか家庭の事情を知りすぎている薫の言動に、友美は薫と愛する夫が不倫関係にあるのではと疑いを抱く。友美は高校時代の思い出の場所に薫を呼び出し、
真相を問いただすが、もみ合ううちに階段から転げ落ちてしまう。さらに、予想もつかない出来事が2人に降りかかり、やがてお互いの隠された秘密を知っていく。
[概要]41歳。誰かと一緒に生きていくのか、それとも一人の力で生きていくのか。人生の分岐点に差し掛かった女性たちを描くドラマ10『さよなら私』。オリジナル脚本は、連続テレビ小説「ちゅらさん」、ドラマ「最後から二番目の恋」などで知られる人気脚本家・岡田惠和が手がける。女性をターゲットにしたドラマ10らしく、40代に差し掛かり、“もしも今とは違う人生を歩んでいたら”という女性の願望を、現実味のあるファンタジーとして描く。優しくて仕事もできる夫・洋介(藤木直人)と結婚し、誰もが羨むような幸せな家庭を築いた主婦の友美(永作博美)。映画プロデューサーとしてのキャリアに生きる独身の薫(石田ゆり子)。夫・光雄(尾美としのり)との愛も冷めてしまった平凡な主婦・春子(佐藤仁美)。高校時代を一緒に過ごし、同じスタートラインに立ちながらも対照的な人生を歩む3人の姿から、心の内に秘める羨望や嫉妬、情愛を赤裸々に見せていく。妻としての幸せ、女としての愛、そして女の友情を大胆かつ繊細に描き、本当の幸せとは何かを問いかける。

◆平井堅オフィシャルサイト
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