【インタビュー】Chicago Poodle、4thアルバム完成「“人生、美しいな”と言ってたら本当にそうなるかも」

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Chicago Poodleが9月24日、4thオリジナルアルバム『LIFE IS BEAUTIFUL』をリリースする。シングル「シナリオのないライフ」や、アニメ『名探偵コナン』エンディングテーマ「君の笑顔がなによりも好きだった」を含む本作は、メンバーが「聴く人の人生にそっと寄り添えるアルバム」と語る作品であり、結成史上初めて関西弁で歌ったバラード「泣いたらええ」も収録されている。

◆「泣いたらええ」ミュージックビデオ

アルバムで表現されているのは生きていく中で避けられない悲しい出来事や別れの切なさもすっぽり包みこんだ上でのライフ・イズ・ビューティフルだ。人生のほろ苦さや甘さが絶妙のさじ加減でブレンドされ、じわじわと泣ける映画を見終わったような後味が残る1枚となっている。ピアノで名曲を生み出し続ける花沢と、その普遍的なメロディを活かす辻本のベースと山口のドラム。極上のピアノトリオによる傑作が誕生した。

   ◆   ◆   ◆

■ジャケットも地面の上は青い空に緑豊かな木が立っていてカラフルですけど
■その下は枯れ木なんですよね。人生にもこの絵のような側面がある──辻本

──アルバム『Life is Beautiful』は切なく染みわたる曲もあれば、癒される曲も、清々しくて躍動感のある曲も収録されていて、ラストのバラード「just my special lady」を聴いたときには、映画のエンドロールのようにグッとこみあげてくる感動がありました。まずはタイトルを『Life is Beautiful』にしたいきさつから教えてください。

花沢:2014年の2月にシングル「シナリオのないライフ」をリリースしたんですけれど、その後、みんなで「アルバムは人生をテーマに作ろう」って話をしました。僕の中では明るいアルバムにはしたくないっていう気持ちがあったんです。タイトルを訳すと“人生は美しい”だけど、大人になって、人生は素晴らしい!って思ってる人はそんなにいないと思うんですよね。最終的にはそう思うのかもしれないけれど、そこに辿り着くまでには悲しいことがあったり、しんどいことがあったり。全部ひっくるめた上で素晴らしい、美しいって言えるんじゃないかって僕らは感じたんです。なので、メロディも明るくてメジャー感があるというよりは、ちょっとやさぐれていたり、切なかったりするほうがいいなって。

──“それでも人生は美しい”っていう意味合いにもとれるアルバムだなと思いました。Chicago Poodleを結成した学生時代は、こんな音楽性の作品を作るなんて想像していなかったのでは?

花沢:ただ、僕ら音楽的には結成当時からけっこうマニアックなことを(笑)。

辻本:やってたな。

山口:ちょっとツウ好みな感じの。

花沢:狙ってたわけじゃなくて、僕らがいいと思ってた音楽がたまたま、そうだっただけなんです。当時から時代の流れに全くとらわれずに残るものを常に作りたいと思っていたので、ジャズとかいろんな音楽の要素が入っているのも一貫して変わってないんですよ。

──じゃあ、そこに深みや広がりが加わったというか。

花沢:そうですね。僕らがこれまで経験したことや、今、音楽でできる表現、アプローチをぶちこんだというか、最高傑作になったんじゃないかと思います。

山口:さっき花沢が言ったように、これぐらいの年齢になると、人生美しいことばかりじゃないって思えることが増えてくるんですけど、だからこそ今、“Life is Beautiful”なのかなって僕は思います。もし、20才の頃に同じタイトルのアルバムを出していたら、全然、違うものになったかもしれないし、それこそ希望に満ちあふれていた曲が多くなっていたかもしれない。酸いも甘いも含めて、いろいろな側面を見てきて、それでもやっぱり人生は美しいって思える。そんなアルバムに仕上がったんじゃないかと思います。

辻本:アルバムのジャケットも地面の上の世界は青い空に緑豊かな木が立っていてカラフルですけど、その下は枯れ木なんですよね。人生にもこの絵のような側面があると思っていて。つらい出来事や悲しい思い出があって、でも、そんな過去があったからこそ、今の自分は笑っていられるっていう。タイトルにピッタリやなって思いました。楽曲も最初に言ってくれたように映画みたいに起伏に富んでいて、最後には素直な想いを綴った歌が収録されている。花沢もいろんな歌い方をしてて。

花沢:今回、自分の歌をあらためて客観的に見つめ直したんです。1曲1曲に対しての歌の立ち位置を意識してレコーディングに臨みましたね。

──この曲の歌はどうあるべきか追求した上で?

花沢:そうですね。たとえば優しい曲だったら、そこに歌が寄り添うようなイメージで歌ったり、荒々しい曲だったらシャウトしたり。1曲1曲、表情の違う歌になったと思います。

辻本:あと、サウンド面では骨格を僕たちがアレンジして、いろんな方にブラスやストリングスのアレンジをお願いしました。生のサックスだったり、パーカッションを叩いてもらったり、いろんなミュージシャンが参加してくれたアルバムでもある。

◆インタビュー(2)へ
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