【速報レポート】<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2014>SOIL&“PIMP”SESSIONS、「まだ夏だから! 太陽と踊ろうぜ」

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太陽が天辺でジリジリと熱射を放つ中、REDEMPTION STAGEの2番手に登場したのが、ジャズ界の伊達男SOIL&“PIMP”SESSIONSだ。リハーサルの時点ですでに豪快なホーンの音が鳴り響き、興奮は高まるばかり。これから始まる大人の色香漂う狂演を目に焼き付けようと、多くのオーディエンスが集まった。

◆SOIL&“PIMP”SESSIONS 拡大画像

9月にリリースしたばかりのニューアルバム『Brothers&Sisters』からインスト曲「Roots of Soil」をSEに、メンバーが次々と登場。そして、社長(アジテーター)が姿を現すとステージは一気にダンデイな雰囲気に。

1曲目の「SABOTAGE」から、爆音のジャズサウンドでフィールドを揺らしまくる。社長の合図ひとつでガラリと印象を変えるサウンドは、痛快で豪快だ。「Go! Go!」とオーディエンスをあおりまくる社長、そのテンションを加速させようと、タブゾンビ(Tp)と元晴(Sax)が息つく暇もないほどの高速ホーンを鳴らしまくる。オーディエンスも負けじと、ハンズクラップでその煽りに応える。ドラムのみどりんはタイトにリズムを刻み、ハンズクラップを止めることを許さない。丈青(Piano)も高速で鍵盤を叩き上げ、会場のテンションは異様な盛り上がりを見せていく。そして6人の音が一体化したとき、脳みそが震えるくらいに最高にシビれるサウンドにブチ当たった。

「閃く刃」、「表nothin’ 裏girl」と立て続けに楽曲を披露し、ジャズにロック、ファンク、パンク……多様な音楽ジャンルをミックスしたサウンドは聴く者の鼓動を速め、時に酔わせ、高揚感をもたらす。

雄叫びを上げるような豪気なサウンドはまだまだ続く。オーディエンスとのコール&レスポンスすらも楽器のひとつに取り込むように、バンドのテンションはますますビルドアップしていく。みどりんのドラムソロは、もはやジャズというよりもハードコアやラウドかと疑うほどに音圧を増すばかりだ。野外にも関わらず、音を受けた体がビリビリと震える。タブゾンビと元晴はホーンでバトルをするように互いの音を打ち合っている。

「みんなの声が太陽パワー並みの力になるから」、「まだまだ夏だから! 太陽と踊ろうぜ」と、「Fantastic Planet」「Summer Goddess」でオーディエンスと一体となってシンガロングし、ステージを存分に楽しませてくれる。

ライブも後半、これまでの豪気なステージから一転した。「Spartacus Love Theme」では、ジャズテイストが強めの大人の雰囲気漂う上質なジャズサウンドで、オーディエンスを酔わす。さらにサプライズで、Dragon AshのダンサーATSUSHIが登場。音の波に乗るように、セクシーで艶やかなダンスを披露して会場を沸かした。

ラストは「SATSURIKU」。タイトルのままに鋭利なサウンドがフィールドを突き抜けると、徐々に徐々に……たゆたうように、音が沈み込んでいき、ステージが終了した。全8曲、伊達男たちのステージに魅了されたオーディエンスは、メンバーが去ったあとも大きな拍手で彼らを称賛し続けていた。

取材・文◎黒田奈保子 撮影◎岡村直昭

■SOIL&“PIMP”SESSIONS@REDEMPTION STAGE SETLIST
SE.Roots of Soil
1.SABOTAGE
2.閃く刃
3.表nothin’ 裏girl
4.POP KORN
5.Fantastic Planet
6.Summer Goddess
7.Spartacus Love Theme
8.SATSURIKU

◆<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2014>オフィシャルサイト
◆佐藤タイジプロジェクト オフィシャルTwitter
◆佐藤タイジプロジェクト オフィシャルFacebook
◆WTV [WISDOM TELEVISION] オフィシャルYouTubeチャンネル
◆SOIL&“PIMP”SESSIONS オフィシャルサイト
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