『SOTIRED-ソータイアド-Supported by aDanza』レポート

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9月18日(木)、東京・南青山のフェスタ表参道ビルB1のクラブ「OMOTESANDO Gallery」にてライヴ・イベント『SOTIREDーソータイアドーSupported by aDanza』がおこなわれた。

◆『SOTIREDーソータイアドーSupported by aDanza』~拡大画像~

このイベントは、7月18日に発表されたiPhoneの無料アプリ『aDanza』(エーダンサー)のリリースを記念して行われたもの。aDanzaはiPhoneで音楽を再生するとリズムやグルーヴに合わせて、カブトムシやカエル、アルパカなどのリアルな3DCGキャラクターがダンスを踊る楽しいアプリだ。

出演者には、aDanzaをリリースした株式会社クリーチャーズ代表取締役社長であり作曲家の田中宏和の別名義であるChip Tanakaをはじめ、若手プロデューサーCarpainter、新世代DJとして今注目を集めているLicaxxx、人気上昇中のビートメイカーSeiho、そしてこの夏のプラネタリウム・ライブも話題となったDE DE MOUSEといったDJ、クリエーターが集まった。


会場に入ると、フロア後ろにはiPhoneに繋がれたプロジェクターから、縦長の大きな「網戸」にaDanzaのキャラクターが投影され踊っている。アルパカと力士が並んで踊る絵はシュールさ満点だ。スタッフが「試遊できます」とパネルを掲げてアプリの紹介をしており、興味深そうに足を止める観客も多く見られた。また、DJブース後ろやフロア横のスクリーンにもaDanzaのデモンストレーションが映し出されている為、常にキャラクターが音楽と共に踊っている形になっていた。Carpainterのプレイから始まったイベントは時間と共にだんだんと人が増えてきた。Licaxxxがプレイする骨太なビートがフロアを延々と揺らした後、徐々にトライバルなリズムが高まっていき、Seihoがブースに登場してスイッチ。サイケなTシャツ姿でいきなりスペイシーに場を転換。とたんに腕を振り上げて踊り出す観客も。激しくアクションしながらプレイするSeihoの後ろには力士が3人並んでダンスする映像が!会場では実際にDJのプレイにaDanzaのキャラクターが反応しているわけではないのだが、時折シンクロして見えるのも面白い。最後はエモさ爆発のクラブ・アンセム「I Feel Rave」で出番を終えた。




続いてaDanzaの生みの親である田中宏和ことChip Tanakaが登場すると、ステッカー貼りまくりのMacを置き会場に地響きを起こしながらプレイ。スモークやサーチライトなどの演出も目立つ中、自ら生み出したaDanzaのキャラクターたち、ビーチでPerfumeばりのトリオのダンスを見せる力士や、本体なしのビキニ水着、パイナップルが投影された網戸のスクリーンの中で踊り続けている。会場奥の椅子が置かれた一画では、アルパカの被り物を被って記念撮影している様子も見られ、先鋭的なビートとゆる~い空気が同居していることもイベントをユニークなものにしていた。



ここで、先程のSeihoのライブ中からフロア前方で着ぐるみ姿で踊り狂っていたイマクニ?が再度ブース前に登場!胸元には赤くaDanzaの文字が。もしやaDanzaのキャンペーン・ボーイなのだろうか!?ときどき奇声を発しつつフロア中を練り歩きユニークな観客とのやりとりも見せ、会場を大いに盛り上げたことは間違い無い。


ライブは終盤に差し掛かり、トリを務めるDE DE MOUSEがブースでセッティング開始。Chip Tanakaと共に両手を挙げ歓声に応えるとChip Tanakaがステージを降り、DE DE MOUSEのライブへチェンジすると、いきなり飛び出したのが「ドクターマリオ」!ドッと沸く観客たち。最初から田中へのリスペクトを表したDE DE MOUSEだが「みなさんこんばんは~!今日はaDanzaというアプリのイベントです!みなさん楽しんでますか!?「ドクターマリオ」、もっと盛り上がっても良かったと思ってます(笑)。」といきなり得意の毒舌ぎみのMCで笑わせる。「自己紹介したいと思いますDE DE MOUSEと言います!多少酔っ払ってますが(笑)、田中先生リスペクトという感じですが、いや全然そんなことないですが(笑)みなさん最後までお付き合いお願いします!」とアピール。


「supernova girl」で改めてライブをスタート。オリエンタルなボカロの声が響き4つ打ちのビートでミラーボールが回る会場を踊らせる。時折アルコールらしきグラスを口にしながらラップトップを操作しつつ激しく飛び跳ねるDE DE MOUSE。ドラマーとのロックテイストなライブやプラネタリウムでの穏やかなライブも魅力的だが、DJセットでもド迫力のボトムとやんちゃなパフォーマンスで観客と一体になるプレイスタイルで楽しませてくれる。ビートに合わせて光るミラーボールの下、見るとイベントスタート時の何倍ものお客さんが入っている。派手に点滅する照明とスモークの中、時折ピタッとブレイクして「ナニー!」「ダメだってー!」等と叫んでは観客を煽るDE DE MOUSE、レコーディング作品の繊細な音作りとライブでのギャップが彼が人気を得ている理由でもある。ライブ終盤、iPhoneをこちらに掲げて動画を回しているらしきDE DE MOUSEに応え一斉に歓声を上げる観客たち。最後はこの日3時間半に及び途切れることなく続いたライブのエンディングに相応しく、プラネタリウムを思わせるドリーミーなサウンドで幕を閉じた。


この日訪れた観客は誰もがきっとaDanzaをダウンロードして自分のiPhoneライブラリーでaDanzaのキャラクターを踊らせてみたいと思ったはず。これからますます音楽とアプリの楽しい関係が音楽ファンに広がって行くであろうことを感じさせたイベントだった。

取材・文 岡本貴之
撮影 田中一人

『SOTIRED-ソータイアド-Supported by aDanza』
9月18日(木)東京・表参道 OMOTESANDO Gallery
出演:Carpainter / Licaxxx / Seiho / Chip Tanaka / DE DE MOUSE

◆aDanza|オフィシャルサイト
◆『aDanza』ダウンロードページ
◆『aDanza』開発者インタビューなど『クリーチャーズ ガレージ』にて随時更新中
◆株式会社クリーチャーズ | Creatures Inc.
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