Berryz工房、ラストシングルは11月12日発売。つんく♂「しばらくはBerryz工房と共に夢の続きを」

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2015年春より無期限の活動停止に入ることを発表したBerryz工房が、11月12日に36枚目のシングル「ロマンスを語って/永久(とわ)の歌」の両A面シングルをリリースする。この作品がBerryz工房にとってラストシングルになることが、オフィシャルよりアナウンスされた。

◆Berryz工房「ロマンスを語って/永久(とわ)の歌」ジャケット画像

「ロマンスを語って」は、最近のBerryz工房にはなかったロマン溢れる可愛い楽曲とのこと。プロデューサーのつんく♂いわく「星が見えてくるようなサウンド」が特徴的となっている。もう1曲の「永久(とわ)の歌」は、活動停止という話が具体的になかった時期に制作された曲にも関わらず、ハロー!プロジェクト・キッズ時代含めた12年間の彼女たちの歴史を思いながら、そんな彼女たちを心からリスペクトする気持ちが詰め込まれた曲だそうだ。

「この10年間、大好きな歌を私達は歌い続けてくることが出来ました。つんく♂さんやスタッフ、そしてファンの皆様、本当にありがとうございます。思い返すと、小学生でデビューした私達にとって1stシングル「あなたなしでは生きてゆけない」は、ハードルの高い大人な曲でした。歌詞に出てくる「半信半疑」の意味が理解できず、メンバーみんなで辞書で調べていたのが懐かしいです。締めくくりとなる今作は、今の私達だからこそ伝わるものがあるのかなぁと思っています。これからも私達の心に残っていく大事な曲になると思うので、一人でも多くの方に聴いて頂けたら嬉しいです。」── 清水佐紀(キャプテン)

「10年間で36枚ものシングルを出せる環境に立たせて頂いていることに感謝の気持ちでいっぱいです。つんく♂さんから「頼れる存在になった」というお言葉を頂きました。褒められることに慣れていないので、若干、リアクションに困っています。ただ、これに味を占めて「ももち!許してにゃん♡体操」第二弾お待ちしております♡♡来春まで精一杯がんばりますのでラストシングルを皆様どーぞよろしくにゃん♡」── 嗣永桃子

また、肩を出して、シャワーをすると水が溜まるという芸術品のような鎖骨を覗かせるアーティストビジュアルから、大人になった7人が微笑む初回盤A、ライブ前の気合入れを彷彿とさせる初回盤B(手の重ね方など厳密に言うと違うのだけど)、ミューズのような初回盤C、そして象徴的なBのマークを前に、プリーツのひとつひとつまでもが神々しい初回盤Dなどなど、このタイミングでラストシングルに関連したアートワークも公開となっている。

なお、両楽曲は、10月18日にハーモニーホール座間からスタートする<Berryz工房デビュー10周年記念コンサートツアー2014秋 ~プロフェッショナル~>にて初お披露目となる。

  ◆  ◆  ◆

■ 「ロマンスを語って / 永久の歌」つんく♂ライナーノーツ

Berryz工房36枚目のシングル。
そしてこれが活動停止前のラストシングルとなります。本当にたくさんのシングル曲を作って来れた事、とても誇りに思います。そして、活動休止まであとしばらくはBerryz工房と共に夢の続きを見させてほしいものです。

「ロマンスを語って」
タイトル通り、ロマン溢れる可愛い曲に仕上げました。モータウンサウンドをリスペクトさせて頂きつつ、夏ではなく冬のイメージで制作しました。いかにキラキラさせるか、つまり星が見えてくるようなサウンド作りがポイント。そこにコーラスワークを上手にからめ7人全員がデコレーションされているような、そんなイメージを積み重ねていきました。主人公の女の子は本が大好きで頭の中は恋の大妄想中。『キラキラな恋が出来ますように……』ってね。

「永久の歌」
作曲している頃は、彼女達が活動を休止するなんて話しは具体的になかったのですが、自分の中でも「なんでこんな感じに仕上がったんだろう……」って思う程不思議な気分でメロディが浮かんできました。そしてロックなアレンジをすすめて行き、「お! これはBerryz工房が歌うべきだ」とひらめき歌詞を書き込んでいきました。彼女たちのライブの本編ラストもしくはアンコールで唄っているイメージで。この12年の彼女達の歴史を思いながら、そして、あんなに小さい子供だったあの子達が大人社会の中で必死に成長しながらプライドを築いていった……そんな彼女達を心からリスペクトする気持ちを、曲に詰め込んで書きあげました。全てはメンバーとそしてファンの皆様と作り上げて来たBerryz工房。ダンスの振り付けの時もそう、唄っている表情もそう、その向こうにはいつも応援してくれるファンの皆様が見えていましたよ。シングル発売後、もうしばらくツアーやイベントが続きますが、きっとこの曲が心の隅っこにまで染み渡り、メンバーにとってもファンの皆さんにとってもスタッフや僕にとっても意義深い曲に仕上がってくるように思っています。

<清水>
キャプテンとして良くがんばってきてくれました。単に年齢が一番上ってだけでキャプテンにしたかもしれませんが、初めての芸能界で小学6年の清水が小学生メンバーをまとめてよくやってきてくれました。自分も甘えたい時いっぱいあったと思うけどね。大声で指示を飛ばすタイプではないけど、いい感じの空気感を出し、Berryz工房の緊張感を良く保ってくれましたね。ありがと。ダンスは本当に上手やったなぁ。初期ハロー!プロジェクトの革命児やったように思う。当時ダンス担当だった夏まゆみ先生も「清水、ほしいわ。助手に」っていうくらい信頼があったようです。

<嗣永>
最終的には本当に頼れる奴になってくれました。それまでは暴走するというか、「何やってくれてんねん!」って事がしょっちゅうでメンバーが引いてる時もあったのに、やっぱ教育実習から帰ってきてからかな。すごく落ち着いて、そしてMCがするどく、かっこ良くなりました。メンバーを上手にイジって自分で落としたり、なかなか出来ないもんね。「ももち!許してにゃん♡体操」が出来上がった時はなんだかわからんけど楽しかった。なんだかんだでキャラを突き通した嗣永の勝ちでしたね。

<徳永>
いっつも笑顔で居てくれました。Berryz工房の太陽として貢献してくれましたね。ショートヘアのイメージが定着してた頃、髪の毛を伸ばし始めて、「あれ?髪の毛伸ばすの?短いほうがよくない!?」って言うと「そうなんですよ~。切りたいんですけど、みんなを驚かせたいのでもうちょっと伸ばして、一気にショートにした方がインパクトあるかなぁって思って」そんな答えがかえってきました。「お!徳永~そんな事を考えてたのか。大人になったなぁ」って思ったのを思い出しました。

<須藤>
色の白い、なんだか驚いたような顔をしている女の子でした。ふら~っと楽屋にも来てくれるし、茉麻のトークは楽屋でも舞台の上でも作り上げた演出では出し得ないキラッとしたものがありました。「Berryz工房ってなんかひと味もふた味も他の女性グループと違うねぇ」って言われる「個性」を出している部分の「出汁」のキーパーソンとして常に須藤が居たように思います。そう、Berryz工房らしさを強調するには不可欠な存在でしたよ。

<夏焼>
小学生の時から他のハロ-!プロジェクトのメンバーとは何かがはっきり違って居たのが夏焼です。
歌やリズム感もそのうちにどんどん鋭くなっていきビブラートも使いこなせる歌手になりましたね。とにかく声の立ち上がりがすごく早くなり、ハロー!プロジェクトの中でも歌唱力が上位に入るアーティストになったと思います。そういう意味でBerryz工房の歌の中心でもあったし、頼りにしてました。

<熊井>
でっかい小学生がランドセルを下ろすツアーは最高に面白かったなぁ。
山口百恵さんがマイクを置いて引退する時のイメージでランドセルを下ろそうよ!って演出だったんやけど本人は意味わかってなかったかもね。ごめんね。俺からしたらついこの間の出来事やけど、本人からすれば随分の昔の話しよね。背も伸びてモデルさんもびっくりのサイズになった。ベリーショートにする日が来るのかなぁ?? 太くしっかりした声なので、Berryz工房のサウンドの厚みを出すポジションでしたよ。

<菅谷>
Berryz工房の一番末っ子ちゃん。心の中はかなりお姉さんやったかなぁ。
小さい頃から芸能界にいるので未完成な部分と耳年増な部分が両立してたね。幼い頃から自分で髪型を決めたがる子で髪の色も「こんなんどうですか?」って聞いてくるタイプでした。そして一番凄いのが前髪をバツって切ってくるところ。たいていの女の子は前髪を伸ばしたがるんやけど、バツって潔く切っても似合うし、ご存知髪の色も変化してました。普通の女の子じゃ絶対しない色でも菅谷は似合うから不思議。自分の色を知ってるんよねぇ。活動休止が決まってからは急に痩せ出して、最近は本当に綺麗になった。子供の頃のかわいさとはまた違う大人の美や。

◆BARKS Kawaii
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365日、アイドルが作るアイドルメディア Pop'n'Roll 準備号創刊

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