風男塾、念願の日比谷野音で決意表明。「次は武道館に立ちたい!」

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風男塾が、去る10月12日に日比谷野外大音楽堂にて全国ツアー<風男塾乱舞TOUR 2014 ~一期二十一会~>のファイナル公演を開催した。

◆風男塾 <風男塾乱舞TOUR 2014 ~一期二十一会~>ファイナル公演画像

7月5日の松山サロンキティ公演を皮切りに、全国21カ所23公演にて実施された今回のツアー。ツアー千秋楽となったこの日、風男塾はグループ結成から、一歩一歩着実に歩み続けてきたことを証明するパフォーマンスを見せてくれた。

開演直前、弟分ユニットのTHE HOOPERSとAXELLがオーディエンスのテンションを引き上げ、会場は期待感に満ちていた。そして、いよいよ風男塾が登場し「風にのって」からライブがスタート。続く「EYE OF THE TYPHOON」では、ステージ横から花火が打ち上がる演出で観客を驚かせた。


「さあ、ついにやってきました日比谷野音! そしてツアーファイナル! 皆さん盛り上がってますか?」と赤園虎次郎が観客を煽り、瀬斗光黄が「というかみんな、晴れて良かった……」と安堵の声を漏らすと、メンバーは口々にこの日の天気への不安を抱いていたことを語った。そして青明寺浦正の「この野音にピッタリのあの曲、みんな聴いてくれ!」という声とともに届けられたのは「俺の空」。風男塾はそのまま「人生わははっ!」、「RIKISHI-MAN」と勢いのある楽曲を連発し、オーディエンスのテンションを一気に引き上げていった。

ここで、武器屋桃太郎が原宿に「チェンカフェ(「チェンメン=男装」をテーマにしたカフェ)」がオープンすることを発表し、弟分らとともに「男装レボリューション」を披露。会場の熱気をこれでもかとヒートアップさせた後は、鉄板ソング「チェンメン天国(パラダイス)」の曲中の甘い台詞を、スポットライトのあたったファンに届けるというサプライズで、ファンの興奮を煽っていく。続く「ジュクウォーカー」では、四つ打ちのビートに乗せキレのあるパフォーマンスを見せつけた。

ライブ中盤では、衣装チェンジした赤園虎次郎と愛刃健水がバックダンサーの女性を従え「Sensation」、さらに、武器屋桃太郎、緑川狂平、青明寺浦正、雪村涼真がカラフルな衣装に身を包み、弟分とともに「カラフルプランタン」を歌唱。そして光黄がソロ曲「紙ヒコーキ」をしっとりと歌いあげると、彼のパフォーマンスを応援するように、客席が彼のイメージカラーである黄色のペンライト一色に染まっていく。同曲のラストでは他メンバー全員が登場し、客席にむかって紙ヒコーキを飛ばした。


7人全員で「雨ときどき晴れのち虹」を語りかけるように歌った後は、虎次郎が「風男塾は、ずっと夢を追い続ければ必ず叶うと言ってきましたが、その大切な仲間と日比谷野音のステージに立つことができました。なのでこれからもまだ見ぬステージに向かって、風男塾はどんどん突き進んでいこうと思います。そんな気持ちを込めて最新シングルを歌いたいと思います。」と語り、最新シングル「BE HERO」を力いっぱい歌い上げる。

その後も風男塾は「七常の風器」、「大航海ボーイ」と惜しげもなくキラーチューンを繰り出し、会場を盛り上げていった。「夢幻のプロキオン」、「勇気のFLAG」が披露された頃には、すっかり陽が落ち、ペンライトで会場が感動的な雰囲気に包まれる。

ライブ終盤では、ステージから銀テープが放たれた「無敵!夏休み」、「太陽みたいなキミが好き」、「同じ時代に生まれた若者たち」をパフォーマンス。そして、メンバー全員で今回のツアーを振り返った感想を語った。


「このツアーでは“ツアー大使”というのを各地でやってて。俺は一番最初の松山でツアー大使をやらせてもらって、そのときにエンジンの絵を描くコーナーを設けて。ここからエンジンかけていくぞ! というふうに気合を入れてやったんですけど。途中でね、自分のエンジンが切れそうになることが何度もあって。だけど、みんながそれをカバーしながらやってきて。ここまで、最後まで止まることなく走ってこれたと思います。これが風男塾だったと思います。本当に仲間の力を感じたツアーでした。ありがとうございました!」――緑川狂平

「今回ですね、21カ所ということで。初めていった地域もたくさんあったんですけど。沖縄でも初めてライブさせてもらいまして。初めてなのにたくさんのファンの方が居てくれてて、なんか離れてるのにこんなに応援してくれるんやなって実感しました。なので、これからもこうやって色んな地域で、メンバー全員で、ファンの皆さん全員で、新しい地域にたくさん行って、みんなに会いにいきたいと思いました。」――雪村涼真

「ツアーで「BE HERO」初披露しまして、そこからずっと歌わせて頂きました。そこで、まだ見ぬステージを登っていきたいってツアーを通して強く感じました。今日は、このような日比谷野音という素晴らしい会場でライブできることをすごく光栄に思いますが、もっともっと風男塾は上にいけると思いました。普段俺はあんまり口に出してこうしたいとか言わないんですけど、今日は言わせてください。次は武道館に立ちたい!」――赤園虎次郎

「あの、本当に何度も言ってるんですけれども、野音に立てることがすごく嬉しいです。というのも、二年前の<風男塾乱舞TOUR2012-虹->っていうツアーをやらせてもらったときに、Twitterに「次のファイナルは日比谷の野音でやるのが夢だぜ! 絶対叶う! 頑張ろうぜ!」ってツイートしてたんですよ。今それをこうやって(自分のツイートを)見返してみて、なんか本当に立ててるっていうのが不思議で。こうやって実現させるためには、続けていくことだったり頑張っていく努力とかががすごく必要だなって。21カ所回らせてもらって、本当にこうやって夢を叶えたってことは、ファンのみんなやメンバーのみんな、そしてスタッフの皆さんのおかげで立ててるなって改めて思いました。」――瀬斗光黄

「7月から始まったこのツアー、無事7人でツアーファイナルまでくることができて幸せです。今回(「チェンメン天国」にて、ファンがステージに投げ込んでくれた大量の)紙テープもね、企画でみんながやってくれたことで、思ってた以上に紙テープがきたりとか。もう一回このライブやりたいなって思うんですけど。今回久しぶりにライブDVDが出ます! ので、何回も何回も今日のこの映像を元気がないときに見れたらいいなと自分も思ってますし。ちょっとね、みんなの声もう一回聞きたいんですけど、声聞いてもいいですか? みんな、風男塾のこと大好きかー? ありがとう! これからも大好きでいてください。」――青明寺浦正

「たくさん色んなところを回ってきて、素敵な笑顔を見て。毎公演毎公演すごい感動してました。俺は毎公演最高やなって思ってたんですけど。最高っていう言葉って一番こう最上級といいますか。最高の上はないっていうことを思っていることがありまして。なんですけど、あのね、あのね、ちょっとね、もうね我慢できないんですよ俺。もう言いたいんですよこの言葉を。いいですか? みんな最高! これからも最高を更新していきましょう!」――愛刃健水

「僕にとっては、このツアーが自分の風男塾としての最後のツアーでした。ツアーを回っていくなかで、この何カ月間、本当にこの大好きな風男塾を自分が卒業するということが、自分の中でなんかこう……腑に落ちていないというか。自分で言い出したくせに、こうやってステージの上に立って歌うこととか、皆さんから声援をもらうことがこんなに最高に気持ちいいことなのかっていうのがすごくあったので、やっぱりこの何カ月間か悩みました。でも、ツアーを回ってきて、メンバーとファンのみんなとも素敵な思い出作って、今ここで「同じ時代に生まれた若者たち」を歌ったときに、風男塾人生で僕にとってこれ以上のことは本当にないなと感じました。風男塾がこれからも上に登っていけるように、これからは一緒にみんなで風男塾を応援していきましょう!」――武器屋桃太郎


本編ラストは、ファンとともにその絆を確かめ合うかのように「絆」を合唱し、メンバーはいったんステージを後にする。そして、アンコールで「七色の鳥」を披露すると、ファンが配ったサイリウムによって、日比谷野外大音楽堂の客席に七色の虹が描かれるというサプライズが。これにはメンバーも大興奮、ステージから観た景色に喜びを噛み締めていた(ハッシュタグ「#風男塾野音」でツイートを検索するとこの光景を楽しむことができる)。最後は「下を向いて帰ろう」を力強く歌い上げ、風男塾はこの日のステージの幕を下ろした。

◆風男塾 オフィシャルサイト
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