ウィルコ・ジョンソンを救ったのは、外科医のファン
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ウィルコ・ジョンソンが癌を克服したと発表したが、彼の命を救ったのは、1ファンが抱いた「なんで前より元気なんだ?」という素朴な疑問だったという。
◆ウィルコ・ジョンソン&チャーリー・チャン画像
そのファン、英国チェルトナム在住の外科医で余暇にフォトグラファーとしても活動するチャーリー・チャン氏は、『Gloucestershire Echo』紙にこんな裏話を明かしている。
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「そしたら驚いたことに、彼は10月(ロンドンの)KOKOクラブでプレイしたんだ。7月よりもっと元気そうだった。ロジャー・ダルトリーとアルバムも出していたし…。“どうなってるんだ?”って思ったよ」
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チャン氏の見立ては正しく、彼が紹介した医師は手術で腫瘍を取り除くことができたという。「ウィルコはいま、癌が消えたって言っている。素晴らしいことだ。またアルバムを作り、ライブをやる計画を立てている。彼は平均寿命を全うすると思うよ」
「何十万ものファンがさらに彼の音楽を楽しめるなんて、思いがけない素晴らしい贈り物だ。でも、彼が家族と一緒にいられるのはなによりだ。彼には2人の息子と3歳の孫がいる。彼を助けることができて本当に嬉しい。医者として、正しいことをするのは大事だ」
ウィルコは癌を克服したと明かした際、『The Guardian』紙にこう話していた。「チャーリー・チャンっていう医者が現れた。彼は僕がなんでまだ死なないのか興味を持っていた。それで、ケンブリッジの病院へ行って、もう一度検査を受けたんだ。手術ができるって言われたよ」「彼らが治してくれたんだ」「この話の教訓は、何が起きるかわからないってことだ」
ウィルコは11月、友人ロジャー・ダルトリーが開催するチャリティ・コンサート<The Who Hits 50: an evening of Who music in aid of Teenage Cancer Trust>へ出演し、ザ・フーの曲をプレイする。
Ako Suzuki