マーキュリー・プライズ、発表

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水曜日(10月29日)、UK最高峰の音楽アワードといわれるマーキュリー・プライズの受賞作品が発表された。

2014年はヒップホップ・グループ、ヤング・ファーザーズのデビュー・アルバム『Dead』がその栄誉を受けた。ヤング・ファーザーズは、Alloysious Massaquoi、Kayus Bankole、'G' Hastingsの3人が2008年にエジンバラで結成。2014年2月に『Dead』をリリースした。

マーキュリー・プライズは、ミュージシャンを含む音楽業界にたずさわる12名が審査員を務め、ジャンルや知名度、セールスなどは問わず、この1年で発表されたアルバム(UKおよびアイルランドのアーティストが対象)の中から最も優れた作品を選ぶため、無名のアーティストが受賞することも少なくない。

審査委員長のSimon Frith(作家/ミュージック・ジャーナリスト/エジンバラ大学教授)は、「ヤング・ファーザーズはアーバン・ブリティッシュ・ミュージックに対し独自の解釈を持つ。アイディアにあふれ、力強く、予期できず動き続けている」とコメントした。

また、審査員の1人John Kennedy(Xfmプレゼンター)は「ちょっと見過ごされていたかもしれないアルバムにハイライトを当てようとするのが、マーキュリー・プライズの狙いだ。受賞者はその年のシーンを反映していなくてはならないのと同時に、この先ずっと残る可能性を秘めた名作を作っていなくてはならない」と話している。


2014年は、以下の12作品が候補に挙がっていた。

・デーモン・アルバーン『Everyday Robots』
・ボンベイ・バイシクル・クラブ『So Long, See You Tomorrow』
・アンナ・カルヴィ『One Breath』
・イースト・インディア・ユース『Total Strife Forever』
・FKAツイッグス『LP1』
・ゴーゴー・ペンギン『v2.0』
・ジャングル『Jungle』
・ニック・マルヴェイ『First Mind』
・ポーラー・ベア『In Each And Every One』
・ロイヤル・ブラッド『Royal Blood』
・ケイト・テンペスト『Everybody Down』
・ヤング・ファーザーズ『Dead』

前評判ではFKAツイッグスが最有力候補だといわれていた。

Ako Suzuki
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