スティング、ピンク・フロイドの名所に引っ越し

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ピンク・フロイドのアルバム『Animals(アニマルズ)』のジャケ写に登場するバターシー発電所が商業施設や住居に生まれ変わるべく再開発中だが、スティングがそこにアパートメントを購入したという。

◆ピンク・フロイド画像

Contactmusicによると、彼はこう話している。「僕は人生の大半、“イングリッシュマン・イン・ニューヨーク”だったけど、先月、トゥルーディー(奥さん)とバターシー発電所へ行ってみたんだ。あんなに間近で見たことなかった。厳格な美しさがあるって思ったよ。昨日、アパートメントを買ったんだ。ひと目惚れって感じだ」

1930年に完成したバターシー発電所は、50年もの間ロンドンへ電力を供給する重要な存在だったが、1983年に稼働を止め、その後、廃墟化していた。しかしながら、その重厚な建物は日本でいう重要文化財にあたるGrade IIに指定され、取り壊しは免れた。

ピンク・フロイドはここで1976年12月、豚の巨大バルーンを飛ばし、2011年にリマスター盤が発売されたときにもそれを再現している。バターシー発電所はそのほか、ザ・ビートルズの映画『Help!』にちらっと登場したり、ジャムの「News Of The World」のPV、ジューダス・プリーストの「You've Got Another Thing Comin'」のミュージック・ビデオなどが撮影された。また、数多くの映画やドラマのロケーションとして使われている。

新しい施設は2016/2017年に完成予定だという。

Ako Suzuki
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