【イベントレポート】tofubeatsリリースパーティーは、笑いあり涙あり

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tofubeatsのメジャーデビューアルバムとなる『First Album』のリリースツアーの東京公演が、10月30日に代官山UNITで開催された。

◆tofubeats画像

10月初頭の『First Album』リリースから、富士宮、札幌、名古屋、大阪などの各地で行われてきた今回の「tofubeats“First Album”release tour」だが、最初の東京公演となったこの日には、藤井隆、SKY-HI、新井ひとみ(東京女子流)、池田智子(Shiggy Jr.)などといったtofubeatsが今までコラボレーションを披露してきたアーティストが集結した。さらには、okadada、tomadにDJ WILDPARTYといった、tofubeatsと昔から親交が深いDJ達も登場し、東京公演に相応しい豪華なリリースパーティーとなったそうだ。





イベントのオープニングを飾ったのは、tofubeatsと旧知の間柄であり日本を代表するネットレーベル「Maltine Records」の社長であるtomadと、現在のクラブシーンを代表する若手DJのひとり、DJ WILDPARTYによるアクトであった。心地よいハウスやJポップネタのカットアップサウンドやMaltine Recordsからリリースされてきた作品によって会場を徐々に温めたtomad。一方、DJ WILDPARTYは、Jポップやアイドルソングを中心にオーディエンスの心を鷲掴みにしたという。

両者のあとにtofubeatsがまずはソロで登場し、『First Album』に収録された楽曲や別ヴァージョンの楽曲等を中心にプレイした。「CAND\\\LAND feat.LIZ」がプレイされると、tofubeatsがおもむろに金髪のカツラを装着し「バッキー河合」としてパラパラを踊り、会場は不思議な熱狂と一体感に包まれるという場面もあったとか。だが、「朝が来るまで終わる事の無いダンスを」の『First Album』ヴァージョンをプレイすると、tofubeatsの主導により会場全体で「♪朝が来るまで~」とフレーズが合唱されたという。

ソロライブに続き、豪華なアーティストらと共に多彩なコラボレーションが行われた。『First Album』に収録された「poolside」に参加したPES(RIP SLIME)とは、1度もリハすらしたことがなくこの日がこの曲の初披露となったそうだが、完璧なラップと絶妙な2人のコンビネーションを見せたそうだ。さらに、tofubeatsが「日本で一番男前だと思う」というSKY-HIとは、SKY-HIの楽曲をtofubeatsがバックDJを務めるという形態をとってプレイされ、12月にリリースされるSKY-HIの新曲「スマイルドロップ」もここで初披露された。SKY-HIの次に登場したのは藤井隆。藤井隆は今回のリリースツアーをこれまで一緒に廻ってきたが、あまりの発汗量によりこの日のライブでは遂にバスタオルが用意されてしまった、と、きっちり観客の笑いを誘ったとか。さらに、tofubeatsが大好きな楽曲だと公言している藤井隆の楽曲「She is my newtown」を歌う前には、この曲のPVに一番にコメントしてきたのがなんとtofubeatsだったというエピソードも語られたそうだ。最後に歌われた「ナンダカンダ」では、tofubeats、SKY-HI、okadadaが舞台に登場し、藤井隆らと4人でダンスも披露された。

tofubeatsの盟友であり良き先輩であるokadadaとは、「Her Favorite」や、tofubeatsとokadadaによるユニット「dancinthruthenights」の楽曲などをさすがのコンビネーションで歌い上げ、tofubeatsが多くの楽曲をプロデュースしてきたアイドルユニットであるlyrical schoolのこの日のパフォーマンスには、彼女達の成長した姿を目の当たりにしたtofubeatsが感動の言葉を漏らすという場面もあったとか。

と、この時点でライブは既に2時間が経過しようとしていたが、この夜のパーティーはまだまだ終わらない。tofubeats がAKAI社製の電子管楽器「EWI」を、okadadaがギターを持ち、イベント前夜に急遽制作されたという「ディスコの神様」のオーガニックヴァージョンまで演奏されたというのだ。さらに藤井隆と池田智子(Shiggy Jr.)が舞台に登場し「ディスコの神様」が演奏されると、曲の終盤にはlyrical schoolのメンバーも乱入。ミラーボールがフロアを照らす中、イベント終盤に相応しい多幸感溢れるオーラが会場に充実したという。ラスト10分で再びtofubeatsがソロで登場し、「20140803」から自身のアンセム「水星」へ繋ぐ。「暖かくして風邪を引かないように帰ってください」という彼らしい素朴なMCをし、「衣替え feat.BONNIE PINK」のtofubeatsによるセルフリミックス・ヴァージョンが披露され、3時間という長丁場でありながら、非常にカラフルでめくるめく一夜は締めくくられたという。

このリリースツアーは、今後も続く。同じく代官山UNITで12月に行われるファイナル公演でtofubeatsは一体どのようなパーティーを見せてくれるのかを、ぜひ観たい。





<Cacasi×美のまちプロジェクトpresents ディスコの神様ツアー ~tofubeats“First Album”release tour~@福井Casa>
2014年11月2日(日・祭前)
@福井Casa&Sala
SPECIAL GUEST LIVE:藤井隆
DJ:藤井隆(80's SET)、Michelle Sorry a.k.a ミッツィー申し訳(80's SET)and more
OPEN/START 21:00~LAST
前売¥2500/当日¥3000

<ディスコの神様 ~tofubeats“First Album”release tour~>
2014年11月21日(金)
@福岡PLUG
SPECIAL GUEST LIVE:藤井隆、LinQ Lady
DJ:SHOTA-LOW(ABOUT MUSIC/SCRUBBRUSH)iSOP(PLAG)、erithebass(SCRUBBRUSH/Lowry's)、JUNPEI(YAD PARTY)、SYUUHEI(YAD PARTY)、shunbow(VALM)、HAMA(VALM)and more
23:00~LAST
前売3000円 / 当日3500円(1DRINK別)

<ディスコの神様~tofubeats“First Album”release tour FINAL~>
2014年12月13日(土)
@代官山UNIT
SPECIAL GUEST LIVE:藤井隆 and more
DJ:藤井隆、Michelle Sorry a.k.a ミッツィー申し訳、フクタケ and more
OPEN/START 23:30~5:00
前売¥3000/当日¥3500(1DRINK別)

『First Album』
10月2日(木)発売
初回盤 WPCL-11990/1 2CD(オリジナル・アルバム+インスト・トラック盤)\2,400(税抜き)
通常盤 WPCL-11992 1CD(アルバムのみ)\3,000(税抜き)
Disc1
1.20140809 with lyrical school
2.#eyezonu
3.poolside feat.PES(RIP SLYME)
4.Come On Honey! feat.新井ひとみ(東京女子流)&okadada
5.ディスコの神様 feat.藤井隆
6.おしえて検索 feat.の子(神聖かまってちゃん)
7.CAND\\\LAND feat.LIZ
8.朝が来るまで終わる事の無いダンスを(Album version)
9.Populuxe
10.zero to eight
11.framed moments
12.content ID
13.Her Favorite feat.okadada
14.Don't Stop The Music feat.森高千里(Album Version)
15.way to yamate
16.衣替え feat.BONNIE PINK
17.ひとり
18.20140803
disc2(Instrumental disc)
1.#eyezonu(Instrumental)
2.poolside feat.PES(RIP SLYME)(Instrumental)
3.Come On Honey! Feat.新井ひとみ(東京女子流)&okadada(Instrumental)
4.ディスコの神様 feat.藤井隆(Instrumental)
5.おしえて検索 feat.の子(神聖かまってちゃん)(Instrumental)
6.CAND\\\LAND feat.LIZ(Instrumental)
7.朝が来るまで終わる事の無いダンスを(Album version)(Instrumental)
8.Her Favorite feat.okadada(Instrumental)
9.Don't Stop The Music feat.森高千里(Album Version)(Instrumental)
10.way to yamate(Instrumental)
11.衣替え feat.BONNIE PINK(Instrumental)
12.ひとり(Instrumental)
13.20140803(Instrumental)
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