【インタビュー】THE TURTLES JAPAN、「キーワードは“心の表面張力”を突き破ること」

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KAMEDA(音楽プロデューサー・亀田誠治)、YAMAMURA(flumpool/山村隆太)、SAKAI(flumpool/阪井一生)によって結成されたTHE TURTLES JAPANが11月19日、1stシングル「It’s Alright!」をリリースする。

◆「It’s Alright!」ミュージックビデオfull

先ごろ、ドラムにJINGUJI(レミオロメン/神宮司治)、ピアノ&キーボードにISOGAI(シンガーソングライターの磯貝サイモン)を迎え、年末ライブや2015年の活動を行うことが発表されたばかりの彼らだが、そのスタイルはバンド編成はもちろん、音楽的にもビジュアル的にも自由度の高さが興味深い。と同時に、メンバー自身のこのバンドに対する意欲には並々ならぬものがあるようだ。結成の経緯や音楽的な方向性、そして今後の展開など、中心メンバー3人が語った最新インタビューをお届けしたい。

   ◆   ◆   ◆

■亀田さんにはプロデューサーではなく
■メンバーとして参加していただくことが大きなポイントだった──SAKAI

KAMEDA(亀田誠治)は、言う。「THE TURTLES JAPANのキーワードは“心の表面張力”を突き破ることなんです」と。

パンパンに張り詰めた時代の閉塞感、緊張感、不安感、虚無感を打破し、解放するということ。日本を代表する稀代の音楽プロデューサーでありTHE TURTLES JAPANのリーダーは、それこそがポップ・ミュージックの役割だと信じている。そして、YAMAMURA(flumpool/山村隆太)、SAKAI(flumpoo/阪井一生)と結成したこのTHE TURTLES JAPANという新バンドでそれを体現しようとしている。バンド名にTURTLE=亀を冠しているあたりもKAMEDAの本気度がうかがえる。

そもそもこのスペシャルユニットは、デビュー5周年を迎えたflumpoolのネクストフェイズを見据え、そのパブリックイメージに縛られることのないフレッシュな音と場所を求めていたflumpoolの山村隆太と阪井一生が亀田誠治に「一緒にユニットを組んでくれませんか?」と打診する形で始まった。亀田もまた自身のラジオ番組に山村と阪井がゲスト出演した際に、THE BEATLESの「All My Loving」をともにセッションした好感触をはっきり覚えていた。それが、2013年11月のこと。ちょうどポール・マッカートーニーが来日したタイミングだった。

「flumpoolのことは、彼らがデビューしたときからすごく注目していたんです。バンドの幼なじみ感やキャッチーなメロディにティーンエイジャーの心をつかむ歌詞を乗せる音楽性もいいなと思った。僕のラジオで隆太、一生と一緒に「All My Loving」を奏でたときに、誇張ではなくまるでレノン&マッカートニーのようなだなとも思って感動したんです。だから、「また絶対に何かやろうね!」って言って。それを2人が覚えていてくれたんですね」──KAMEDA

「バンドを5年もやっていると、僕ら自身にもリスナーにもある程度の固定観念みたいなものが生まれて。ここ数年はそれを外したいと思っていろんなことにトライしていたんですけど。でも、flumpoolというイメージは根強いから中途半端なことをしても意味がないと思ったんですね。それならいっそflumpoolではないところで新しいことを始められたらと思って。そこで亀田さんと新しいユニットを結成できたらこんなに刺激的なことはないだろうなと思ったんです」──YAMAMURA

「亀田さんにはプロデューサーではなく、メンバーとして参加していただくことが僕らにとって大きなポイントだったんですよね。そこで起こる化学反応に賭けてみたかった。それができるのはこのタイミングしかないと思ったし」──SAKAI

亀田が正式メンバーとしてパーマネントなバンド活動に身を置くのは東京事変以来となる。山村と阪井からのオファーは、亀田の“プロデューサーではなく、いちミュージシャン”としての血を騒がせた。

「2人から“ガチな熱意”を感じたので。僕はflumpoolも好きだけど、「flumpoolでできないことをやりたい」という言葉をもらったときに、“これは面白いことが起こるぞ”って直感で思いました。僕はプロデューサーとしていろんなアーティストを手がけていますけど、それとは別のミュージシャンとしての本能みたいなものがあって。おっしゃるとおり、それが騒いだんですね」──KAMEDA

話は冒頭の表面張力からの解放に戻る。THE TURTLES JAPANの1stシングル「It’s Alright!」は、まさにそれを具現化する楽曲となった。イントロから高らかに鳴るシンセのリフと4つ打ちのビート。そこにダイナミックかつオープンマインドなフィーリングに満ちたピアノを擁するバンドサウンドとストリングスのアンサンブルが豊潤に絡み合う。まばゆいばかりのポップネスが、現代をタフに生きることの困難さとそれを救い出そうとする意志を刻みつけた山村のシンプルで、優しく、力強い歌を息吹かせている。

「KAMEDAさんから“表面張力を破る”という話をしてもらったときに、徹底的にポジティブでポップな曲を作ろうってなったんです。歌詞もこういうシンプルさは今まで僕が出せなかった部分で。でも、この曲はシンプルであればあるほど強いものになると思ったから。ここから未来に向かって自由に、まだ誰にも染められていない世界を作っていく感覚を大事にしたいですね。それは、真っ白なビジュアルイメージにもつながっている話です」──YAMAMURA

「今、誰もがしんどい思いをして生きていると。そこに対して直球で厳しいメッセージを投げるよりも、それを踏まえたうえで僕らは音楽を楽しんで、曲を聴いただけで“こいつら元気だね!”って思ってもらえるくらい突き抜けたポップを鳴らすべきだと思ったんですよね。それこそが、THE TURTLES JAPANの核心なんじゃないかって。SAKAIが面白い曲をどんどん作ってくれてるんですよ」──KAMEDA

「サウンドに関してもどんどん新しいことをやりたくて、とにかく自由に作りました。何かに縛られたらTHE TURTLES JAPANをやる意味がなくなってしまうと思うので。今もいろんなタイプの曲を書いては、KAMEDAさんとYAMAMURAに聴いてもらって。「It’s Alright!」もそうですけど、KAMEDAさんは僕の期待どおりに投げた曲を壊してくれるんです。そうやって音楽のキャッチボールをしながら刺激的な曲が生まれていく過程が最高なんです」──SAKAI

カップリングのM2「JAPANESE SPIRITS pile-up」はニューウェイブ風味なデジタルサウンドをコンテンポラリーなダンスポップとして昇華し、日本を発奮させ、日本を誇る歌が響き渡る、これまた強力な1曲だ。このシングルには、ピアノにSUGIMOTO(WEAVER/杉本雄治)が、ドラムにTAMADA(玉田豊夢)が参加。今後は3人以外のメンバーは固定せずにさまざまなミュージシャンを招いていくつもりだという。そんな自由度の高さもTHE TURTLES JAPANの魅力だ。2014年11月19日にTHE TURTLES JAPANが産声を上げるということ。その意義と希望が、日本中を駆け巡っていく。

また、2015年春にはアルバムをリリースし、4月には東名阪のZepp Tourを開催することが発表され、2014年末のフェス出演からは、ドラムにJINGUJI(レミオロメン/神宮司治)、ピアノ&キーボードにISOGAI(シンガーソングライターの磯貝サイモン)を迎えるというのだから、その意義と希望が益々広がることは間違いないだろう。

取材・文◎三宅正一(ONBU)


■完全生産限定盤1stシングル「It’s Alright!」
2014年11月19日リリース
AZCS-2039 ¥1,300(tax out)
「It’s Alright!」含む2曲入り
※TBS系テレビ『CDTV』10・11月度オープニングテーマ曲
仕様:”ディスク・イン・ポーチ”パッケージ

■2015年春 アルバムリリース決定!

■<東名阪Zepp Tour開催決定>
3日限りのプラミアム・ワンマン・ライブ!
4月15日(水)Zepp Nagoya
(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
4月17日(金)Zepp Namba
(問)キョードーインフォメーション 06-7732-8888
4月21日(火)Zepp DiverCity Tokyo
(問)ディスクガレージ 050-5533-0888
【全公演共通】前売料金:5,800円(税込)※ドリンク代別 OPEN/START:18:00/19:00

■FM802が贈るロックフェスティバル<RADIO CRAZY>
※THE TURTLES JAPANは12月27日(土)の公演に出演いたします。
http://radiocrazy.fm/
■COUNTDOWN JAPAN 14/15>
※THE TURTLES JAPANは12月28日(日)の公演に出演いたします。
http://countdownjapan.jp/

◆THE TURTLES JAPAN オフィシャルサイト
◆THE TURTLES JAPAN オフィシャルFacebook
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