【短期連載】ギルガメッシュ『Tour gravitation×BARKS』Vol.4 ライヴレポート in SAITAMA

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ギルガメッシュが9月24日にリリースした最新ミニアルバム『gravitation』を引っ提げて行っている<girugamesh 2014-2015 tour “gravitation”>。本ツアーの26本目となるライヴが、11月29日、さいたま新都心HEAVEN'S ROCKさいたま新都心 VJ-3にて行われた。

◆ギルガメシュ<girugamesh 2014-2015 tour “gravitation”>@さいたま新都心HEAVEN'S ROCKさいたま新都心 VJ-3 画像

年をまたぎ、2015年3月14日の新木場STUDIO COASTでのファイナル公演まで全43本におよぶ怒涛のロングツアー、前半戦はラウドシーンで活躍するバンドを迎える対バン形式で実施。この日は、Another Storyが参戦し、ギルガメッシュと凌ぎを削るような激アツなステージを繰り広げた。

11月29日、さいたま新都心HEAVEN'S ROCKさいたま新都心 VJ-3。<knot fest>の話題で盛り上がる男性達や、バンドTシャツ姿に、腕にはラバーバンドを腕に何重にも重ねるなど、気合十分な女性達が集結し、超満員になったフロアは開演前から興奮状態を見せていた。

「始めます」と先陣を切ったAnother Storyは、静かな登場から一転して轟音を鳴らし、オーディエンスのテンションを瞬時に上げていく。「ラウドな曲をやるけど、みんなが嫌だったら止めるから。俺たち売れたいから!」とユーモアを含ませながら、「ジャンルとか気にする人いるけど、いい曲はみんな好きだよな?」「みんなのプラスになるような曲を届けていくから」と声にするKeiGo(Vo)。激しさを全面に出すだけではない、スピリチュアルなサウンドは胸に迫りくるものがあり、凄まじいシャウトは、聴き手の心を燃え上がらせるパワーに満ちあふれていた。

途中ステージからメンバー4人が降り立ち、フロア前方から後方まで直線に伸びた空間で演奏を始めた場面もあった。4人を囲んだオーディエンスは、メンバーの体温を間近に感じたことも相まって、さらに興奮状態で拳を突き上げ、大いに沸き上がった。そんな熱い光景にメンバーも「すげーわ、感動した」と笑顔を見せた。「みんなが楽しけりゃそれでいい」とボルテージをあげたまま、ラストまで頼もしい迫真のパフォーマンスでギルガメッシュにバトンを渡した。

そして、アルバム『MONSTER』のイントロが流れ始めると、大歓声に迎えられながらギルガメッシュが登場。「さいたま!男いくぞ!女いくぞ!」の呼びかけから「gravitation」が投下されると、早くもフロア中央にサークルが出来上がる。曲間での合唱、突き上がる拳とヘドバンの嵐で、初っ端からとてつもない熱狂ぶりだ。「さいたま声あげろ!もっと聞かせてくれ!」。戦慄のパフォーマンスを繰り広げながら、「VOLTAGE」のサビでは、疾走感あるメロディーに、オーディエンスが力いっぱいの大合唱を巻き起こす。只々ラウドなシーンを見せるだけじゃない、衝動がぶつかり合う狂騒感がとても痛快だ。

「“gravitation”ツアー26本目、さいたまのみんな、楽しんでますか?元気いいね、今日。20本以上、全国のフロアでやってきて、新曲たちもだいぶあったまってきています。メンバーの頭のネジもどんどん外れていき……この間のライヴでは、曲の中でメンバーの本名を叫ぶという自体になりました」。

前半戦の終盤を迎えたこの日、これまでの会場各地で興奮のステージを重ねてきたことを左迅(Vo)がファンに報告しながら、「全力で俺たちの音楽をみんなの心に置いていきます」と宣言し、キレキレの轟音を再び鳴らしていく。

愁(B)のベースのチョッパーが歓声を呼ぶ「driving time」から、オイコールが沸く「CRAZY-FLAG」、「reflection」、「お前に捧げる醜い声」と、激震のステージが続く。それに伴いサークルやモッシュもガンガン増していくが、MCで左迅が言った「楽しむスタイルは自由だけど、ケガだけはないように」の言葉どおり、フロアでは倒れそうになる人には手を差し伸べる様子が見受けられるなど、楽しむことに結束する場面が多く見られた。

「今日出てくれたAnother Storyはもともと違うシーンで活動していて、いろんな垣根を通り越して、乗り越えて、今回俺達に力を貸してくれました。本当に感謝しています。Another Storyは静岡でも一緒にやったんですけど、今日も楽屋に戻ってきて“ギルガメッシュのお客さんはあったかくて、今日も楽しくできました”と言ってくれました。これはツアーに出てくれた全バンドがライヴ後に言ってくれた言葉でもあって、“ギルガメッシュを見に来たファンのみんなは、全バンド積極的に楽しもうという姿勢があって、自分たちの曲を予習して口ずさんでくれている。毎回ライヴするたびにうれしく思ってます”と言ってくれてます。俺もステージ袖で全バンド見ていて、そういう雰囲気が伝わってきて……みんなで楽しい空間を作ることができたことを実感しています。本当にありがとうございます!」

ラストに向けて、「Never ending story」、「evolution」、「Another way」と圧巻のパフォーマンスで突っ切っていく。フロアは酸欠状態なほどの熱気だが、楽しさを存分に体感するオーディエンスは全員笑顔だった。

新旧織り交ぜたセットリストは、メタル、ロック、エレクトロと多彩なアプローチがされ、充実感に満ちていた。10周年を迎えたギルガメッシュは破格のパワーを持っている。そんな確信をさせてくれるライヴであった。そして上記のMCにもあったとおり、そんなギルガメッシュの音楽を結束して全力で楽しむ力強いファンがいる。これはもう、無敵なのではないだろうか。

「まだまだ先は長いけど、ファイナルの新木場STUDIO COASTまで俺たちは命を削って魂をこめて駆け抜けていきます。これからも俺たちと新しい時間を作っていこうぜ」

ギルガメッシュは“gravitation”ツアー前半戦に引き続き、2015年1月10日から後半戦を繰り広げる。そしてこのロングツアーを締めくくるのは、2015年3月14日、新木場STUDIO COASTでの<girugamesh 2014-2015 tour “gravitation” FINAL ONEMAN>だ。本ツアーでひらすら鍛え上げたパフォーマンスで、新木場ではどのような光景を見せてくれるのか、今からとても楽しみだ。

なお、現在、<girugamesh 2014-2015 tour “gravitation” FINAL ONEMAN>のBARKS先行予約を受付中だが、本日12月1日(月)23:59までの受付となり、締め切りが迫っている。今回、BARKS先行購入特典が付いてくるので、この機会をお見逃しないように!購入特典は、チケット簡易書留郵便に購入特典引換券が同封されており、ライブ当日に会場内で引換ができる。一般発売は12月6日(土)から。

<girugamesh 2014-2015 tour “gravitation”>
2014年11月29日(土)
さいたま新都心HEAVEN'S ROCKさいたま新都心 VJ-3HEAVEN'S ROCKセットリスト
1.gravitation
2.Go ahead
3.VOLTAGE
4.Not Found
5.driving time
6.CRAZY-FLAG
7.reflection
8.お前に捧げる醜い声
9.puzzle
10.睡蓮
11.BORDER
12.DIRTY STORY
13.Never ending story
14.evolution
15.Another way


<girugamesh 2014-2015 tour “gravitation” FINAL ONEMAN>

2015年3月14日(土) 新木場STUDIO COAST
OPEN START:17:00/18:00
チケット料金:¥4,500 当日\5,000/オールスタンディング(ドリンク代別)
チケット一般発売:2014年12月6日(土)
[問]:DISK GARAGE 050-5533-0888

【BARKSチケット先行】

■予約受付期間
2014年11月16日(日)21:00~12月1日(月)23:59
■受付URL
http://ticket.deli-a.jp/
※枚数制限は、お1人様4枚までとなります。
※本公演の受付は先着受付となります。予定枚数に達し次第、受付終了となります。
※初めてBARKS×TICKET DELIをご利用される場合は新規会員登録(無料)が必要です。
ご利用ガイドをご確認の上、お申込みください。
■BARKSチケット購入特典プレゼント引換券付
チケット1枚につき、購入特典引換券1枚プレゼント
※公演当日、チケットに同封されております購入特典引換券を必ずお持ちの上、会場内でお引換ください。

◆ギルガメッシュ オフィシャルサイト
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