【イベントレポート】持田香織、森山直太朗らが、昭和歌謡を続々披露

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リリー・フランキーが主催する音楽イベント<ザンジバルナイト>は、彼の広い人脈で個性豊かなミュージシャンが集まり年々規模が拡大、チケットも完売になる人気イベントだ。7回目となる2014年は、10月12日に東京・新木場のSTUDIOCASIOに14組のアーティストを迎えて盛大に開催された。

◆<ザンジバルナイト>画像

今回のテーマは「昭和歌謡」だ。ゲストはオリジナル曲のほか、自分がこれぞと思う昭和歌謡をカバーし、エンターテインメント性あふれるパフォーマンスを展開していく。ライブ冒頭、MCとして登場したリリーとミッツ・マングローブは「井上順です」「芳村真理です」と自己紹介、昭和の歌番組「夜のヒットスタジオ」をイメージして、軽快にトークを繰り出した。



トップバッターは怒髪天のボーカル・増子直純で、森進一の「おふくろさん」をハスキーボイスでこぶしを効かせながら歌い上げた。次に、清水ミチコが「恋の季節」(ピンキーとキラーズ)などのメドレーを披露し、Every Little Thingの持田香織は井上陽水の「いつのまにか少女は」を透明感あふれる歌声でカバーした。リリーは持田に「このライブによく出てくれましたね」と思わず感謝。次に椿鬼奴が登場し、ボン・ジョヴィの「You Give Love A Bad Name」をフルコーラスで熱唱。清水からは「昭和の歌謡曲しばりなのになぜ洋楽?」というツッコミも入ったが、リリーは「この曲は(有名すぎて)もはや歌謡曲だよ。ボン・ジョヴィよりもボン・ジョヴィだった」と椿鬼奴の歌を絶賛する始末。

さらに、さかいゆう、原田郁子(クラムボン)、森山直太朗、安藤裕子、小谷美沙子というシンガーソングライター陣が次々に登場。原田郁子は、さくらと一郎の名曲「昭和枯れすすき」をリリーと共にデュエットし、森山直太朗は布施明の「シクラメンのかほり」をギターの弾き語りで披露。森山直太朗は自曲で激しいダンスも披露し、リリーを「意外に踊れるんだね!」と驚かせた。また、リリーとはプライベートでも親交がある銀杏BOYZの峯田和伸は、登場するなりシャツを脱いでしまい、トレーニングパンツだけの姿で南沙織の「17歳」をシャウト。MCのミッツが新宿2丁目つながりの仲間と結成した「音楽ユニット」の“星屑スキャット”として登場するに至っては、会場全体が完全に宴会ムードになってしまった。

終盤の目玉は、持田香織がヒョウ柄のコートを着てサングラスをかけイメージをガラリと変え、アン・ルイスの「六本木心中」を熱唱。派手なステージで、客席の熱気も沸点達し、最後はオリジナル・ラブの田島貴男が山口百恵の「プレイバックpart2」を披露し、圧倒的な歌唱力でラストを締めた。

出演者一同がそろっての終演のあいさつで、リリーは「これだけのミュージシャンに歌ってもらって、トークしながらエンディングまでいていただくなんて、ぜいたくな話ですよね」と改めて感慨深けに。次回も開催すると宣言し、大盛況のうちに終わったお祭りに満足気な表情を浮かべていた。

この一夜限りのお祭りライブの模様は、WOWOWにて12月7日(日)に放送となる。




「リリー・フランキーpresentsザンジバルナイト2014 ~一夜限りのスペシャル歌謡ショー~」

WOWOWプライムにて12月7日(日)深夜 0:30より放送
MC:リリー・フランキー、ミッツ・マングローブ
出演アーティスト・歌唱曲:増子直純(怒髪天)・おふくろさん(森進一)/清水ミチコ・【メドレー】恋の季節(ピンキーとキラーズ)、ブルーライトヨコハマ(いしだあゆみ)/清水ミチコ&田島貴男(ORIGINAL LOVE)・太陽の逃亡者(松任谷由実)/持田香織(Every Little Thing)・いつのまにか少女は(井上陽水)/椿鬼奴・You Give Love A Bad Name(Bon Jovi)/さかいゆう・愛燦燦(美空ひばり)/原田郁子(クラムボン)&リリー・フランキー・昭和枯れすすき(さくらと一郎)/森山直太朗・シクラメンのかほり(布施明)/小谷美沙子・ひこうき雲(荒井由美)/峯田和伸(銀杏BOYZ)・17歳(南沙織)/星屑スキャット・君だけに(少年隊)/マキタスポーツ・浅草キッド(ビートたけし)/持田香織・六本木心中(アン・ルイス)/田島貴男(ORIGINAL LOVE)・プレイバックpart2(山口百恵)/他
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