【インタビュー】OBLIVION DUST、ライブ映像作完成「人生って失敗からしか学べない」

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■俺の場合、日本にいるのが海外活動みたいなものなんですよ
■だから、「海外? 日本で毎年やってるよ」みたいな

──あと、今回のDVDってファンがライブを楽しんでいる生き生きとした顔がフィーチャリングされてますよね。ファンへの想いは変化しましたか?

KEN:変わってないとは思うんですけどね。昔からカッコいいファンだと思ってるし、自慢だし。解散したときはこっちは感情で動いてるから、どれだけ、そのことがショックを与えるのか想像つかなかったんですよ。ウチらも言いたい放題だったから、ずいぶん、いろんなこと言われたし、「ここまで言われるんなら別にいいや」って思った時期もあったけど、それは解散してほしくなったからであって。

──愛情の裏返しですよね。

KEN:そう。そのことが時間が経つにつれてわかるようになったし、ファンにとって、どれだけ大事だったかを感じるようになるにつれて「いいバンドだったな」って自分の気持ちも変化していったんですよ。今はそういう気持ちを踏まえつつ、やっているので大事にして続けようと思うし、ファンが求めるもの以上のものを自然と提示できるようでありたい。ほかのバンドからも「いいファンだね」言われるんだけど、だからこそ、シビアでもあって。ちょっとでも作品やライブが良くなかったら指摘してくれる。だから、いい意味でのプレッシャーもあるし、仲間みたいなものだから、1本1本、ライブに手は抜けないですよね。このライブDVDだってそう。解散の話をしたのも、聞きたいだろうし、ステージで俺が歌詞を間違えてたり、K.A.Zがコケてたりするところもあえて入れてるんですよ。正直なバンドだから、完璧にしちゃうとね。

──キレイにコーティングしたら、オブリらしくない。

KEN:そうそう。音程が全くズレてないとか、チューニングが完璧すぎるみたいなのは逆にリアルじゃないから、そのまんま映像にしてるんです。

──ライブに行きたくなる映像作品です。ところで2015年はどんな活動をしていくんですか?

KEN:シングルになるのかミニアルバムになるのか形態はわからないけど、新しい音を出せるようにがんばります。もちろん、ライブもやっていくし。

──OBLIVION DUSTは結成当初からアメリカツアーを行なっていたバンドで、グローバルな視点で活動していましたよね。実際、楽曲も洋楽テイストが強いし、英詞だし、アレンジもサウンドもスケール感がある。海外進出はしないんですか?

KEN:K.A.Zは行きたがってますよね。VAMPSでもやっているし、OBLIVION DUSTを持っていったら受け入れられるっていう絵が見えているんだと思う。ただ、俺の場合、日本にいるのが海外活動みたいなものなんですよ(笑)。だから、「海外? 日本で毎年やってるよ」みたいな。

──日本がホームっていう感覚とは違うんですか?

KEN:日本にいて英語で歌ってるじゃないですか。だから、ホームなんだけど、やり方はホームじゃないんですよ。どういうことかというとホームなら日本語で歌うとか曲調を考えるとか、やり方があると思うんですよね。だから、僕個人は海外で挑戦している感覚がありますね。実際、日本の中で僕がやってるようなことをやってる人ってあまりいないと思うんですよ。最近だと若いバンドが何組かいますが、日本で育ってるからちょっと視点が違うし、俺も20年ぐらいこっちに住んでるから、わかってるつもりではいるけれど、考え方の芯の部分はやっぱりイギリス人っぽいんだろうなって。ちょっとブラックなところとか。

──シニカルなところですよね。

KEN:そう! イギリス人って冗談なのか嫌味なのかわからないこと言うし、そういう部分が俺の中にもあるんですよ。だから、熱くなれない。イギリス人は熱くなることはダサいって思ってるからね。対照的にアメリカ人は熱いのが大好きで自信満々(笑)。いろいろ、国によって気質があるじゃないですか。日本人は謙虚で丁寧だけど酔っぱらうとめちゃくちゃ(笑)。

──ははは。確かにそうかもしれないですね。

KEN:だから、「海外に行ったほうがいいよ」って言われてシニカルに「そうだね」って言うのがイギリス人の俺で、日本人の俺は「行きたいね」って。英語で歌っているけど、メロディは日本っぽいバンドとか洋楽っぽいサウンドだけど、歌詞は日本語っていうバンドがいる中、OBLIVION DUSTはどっちにも当てはまらなくて、今みたいにインターナショナルじゃない時代から西海岸でライブしたり、茨の道を歩んできた。FAKE?も含めていろいろ経験してきたから、あまり自分から熱くなれないんだけど、K.A.ZやRIKIJIの熱があるなら海外ツアーもやってみたいしって感じですね。こんな質問されるなんて想定してなかったんだけど、あまり先のことは考えてないですね。自分のやるべきことを全部注ぎこんでいい音を作る。ライブに関しては100%自由にして100%みんなを満足させるっていうことだから。

──わかりました。最後に目前に迫っている全国4ヵ所でのツアー<OBLIVION DUST “Qhaos Tour 2014”>についてメッセージをください。

KEN:2014年最後のツアーでもあり、クアトロでしかやらないツアーは初めてなので、また新しい気持ちでやれそうですね。どこの会場でも違うエネルギーを出したいし、OBLIVION DUSTを見たことがない人はRIKIJIが(愛を込めて)ぶっ殺してくれるので、ぜひ来てください(笑)。僕とK.A.Zからは温かさが感じられると思います(笑)。

取材・文◎山本弘子


■ライブDVD『Roads To Oblivion』

11月26日発売
UIBV-10014 5,000円(税込)
収録内容
Opening ~Gateway~
[2011]
Ashes To Dust - at SHIBUYA-AX, Tokyo - February 18th 2011
Re-Creation Tour - at SHIBUYA O-EAST, Tokyo - July 18th 2011
Roller Coaster Tour - at OSAKA MUSE, Osaka - November 12th 2011
Roller Coaster Tour - at SHIBUYA O-EAST, Tokyo - December 9th 2011

[2012-2013]
Static Sound Tour - at DARWIN, Sendai - April 22nd 2012
Spirit Seeds Tour - at LIQUID ROOM, Tokyo - March 25th 2013
Spirit Seeds Tour - Extra Date - at AKASAKA BLITZ, Tokyo - May 4th 2013
H2O - at LIQUID ROOM, Tokyo - August 26th 2013

The fans voice

[2014] Elements Tour
Elements Tour Rehearsals - July 16th
at UMEDA AKASO, Osaka - July 19th
at E.L.L., Nagoya - July 20th
at DARWIN, Sendai - July 26th
Loose interview with the band in Fukuoka
at DRUM Be-1, Fukuoka - August 1st
at TSUTAYA O-EAST, Tokyo - August 9th

Ending ~Never Ending~

■<OBLIVION DUST “Qhaos Tour” 2014>

2014年12月22日(月) 名古屋 NAGOYA CLUB QUATTRO
OPEN/START 18:30/19:00
[問]サンデーフォークプロモーション 052-320-9100(毎日10:00~18:00)
2014年12月28日(日) 東京 SHIBUYA CLUB QUATTRO
OPEN/START 16:15/17:00
[問]ディスクガレージ 050-5533-0888(平日12:00~19:00)
2014年12月29日(月) 広島 HIROSHIMA CLUB QUATTRO
OPEN/START 18:30/19:00
[問]夢番地 広島 082-249-3571(平日11:00~19:00)
2014年12月30日(火) 大阪 UMEDA CLUB QUATTRO
OPEN/START 17:15/18:00
[問]キョードーインフォメーション 06-7732-8888(毎日10:00~18:00)
※スタンディング/チケット料金:¥5,940(税込/ドリンク代別)
※当日券料金:¥6,480(税込/ドリンク代別)
※3歳以上有料

◆OBLIVION DUST レーベルサイト
◆OBLIVION DUST オフィシャルサイト

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