【連載】青SHUNコラム第35回『北海道から本気メジャーへ!ローカルアイドルの新ブランドプロデュースに向け、大規模なオーディション開催、第3次審査の模様をレポート』

ツイート

福岡発ロック系アイドルユニット「青SHUN学園」学園長兼プロデューサーSHUNです!

今回は、SHUNも審査員として参加した、北海道での大規模アイドルオーディションをレポートしたいと思います!

※画像は今回主催の北海道Cradle Records所属ユニット「くれれっ娘」です!


最先端のロコドル模様が見えてきました。
実はこのオーディション、すでに書類選考や面接を終え、3次審査に至っています。
粒ぞろいの、大変興味を惹かれる個性が多数多く集まりました。

【コンセプト】
北海道発というブランドを最大限に活用し、全国区のアイドルとして活躍する「全国型」を目指していく為の人材・才能を“本気で!”探すオーディション。
今後の活動を念頭に置いた強力なサポート体制をバックに、メジャーデビューはもちろん、CDオリコン総合チャート上位を常に目標に置き、輝かしい実績を作り、全国的に有名なアイドルになることが目的です。

【年齢層】※第3次審査迄の時点。
13才(中二)~22才

【今後の大まかなスケジュール】
12/13 18名の3次審査終了
12/28 Link’s HALL in北海道で顔見せお披露目、DeNAが主催する生放送番組「Showroom」を使っての投票企画や、公演のO/A出演等を経て、レッスン合宿に入る
01/17 スターティングメンバー確定(ファン投票や審査員の評価を含めた総合評価)、Link’s HALL in 北海道にて新ブランド発表
02/上 札幌にて単独ライブ予定している
02/中 東京遠征を予定している


【審査・協力陣】
●楽曲提供/「YANAGIMAN」氏(ケツメイシ、FUNKY MONKEY BABYSなどの様々なアーティストのプロデュース、作曲、作詞、編曲を担当)
●楽曲提供/「SHUN」氏(青SHUN学園プロデューサー、テレビ番組「バイキング」テーマソングを担当、愛乙女★DOLLやWHY@DOLL等のメジャーユニットにも提供。)
●振付/「西田一生」氏(西田プロジェクト代表、ハロプロやジャニーズ、AKB48グループ等に振付提供)
●東京でのプロモーション・イベント/「桂田誠」氏(アークジュエル代表、でんぱ組、愛乙女★DOLL、Doll☆Elementsなどのアイドルを育成)


以上のように年間スケジュールも考えられた、壮大なプロジェクトオーディションなのです。正に、地方にいて、本気で夢をつかみたいアイドル志望の方には必見!

開催場所は、主催したCradle Records(くれいどるれこーず)のライブハウス兼事務所「Link’s HALL」にて3次オーディションは開始されました。

続々と集まってくる応募者の表情は様々で、緊張しているように見えるメンバーもいれば、根っから元気なんだろうな、と思わせるメンバーもいました。
しかし、そこは流石「本気の人だけ!」とオーディションを受ける資格に記載されていて応募してきたメンバー。ガチガチに固まり、実力を出せない様な方は一人もいな買ったように思います。

まずは並んで椅子に座り自己紹介。
この時点で「おっ!」と気になるメンバーも!
やはり個性の勝負で、やりすぎて空気を読めていなければ駄目だし、控えめすぎの優等生でもインパクトは無く残らないのです。

さっそく実技審査に入っていきます、最初は「ダンス」。
それぞれがYou Tube等で覚えてきたであろう、Cradle Records所属ユニット「くれれっ娘」が長年歌っている代表曲「ファイト!」を5人ひと組で披露していきます。

こちらも、苦手で振りが曖昧なメンバー・はたまた自信満々で笑顔いっぱいに歌いながら踊るメンバーなど千差万別。
ただこのとき共通しているのは、みんな限りなく一生懸命だという事です。
実際には、完成された上手い即戦力!というのは勿論大事なんですが、我々審査員は、この後の「伸びしろ」にも大いに注目していました。
荒削りではあるけど、元気いっぱいさが人の目を惹く不思議な魅力の源をもつメンバーは必ずいるものです。
だからこの時点では、諦めないで最後まで一生懸命に、「今の自分を最大限に伝えてくれること」が大事だったように感じました。

次の実技審査は「歌唱」。
一人ずつ、自分が選んできた楽曲を1コーラスずつ披露していきます。
なるほど本気な応募者だけあって、通常のラインを大きく超えてくる実力派も多数いましたし、声の質がとても個性的で耳にずっと残る方もいたり、大いに可能性を感じました。

ただ一つ気になったのは、オーディションの為にわざわざセレクトした楽曲です。
「好きな楽曲」ではなく、「自分の良さを活かせる楽曲」というのがポイントなのです。
それが同じであれば一番正解のセレクト楽曲にはなるのですが、実はそれが一致できる人はそういないものだと思います。
例えば、、、

・「得意な音域の幅があったものを選ぶ」
⇒10代の女性は低音が中々簡単に出せるものではなく、かといって高音もボイトレで鍛えていなければ難しい。一番自分の声が出しやすく、歌詞が聞き取りやすいと思える楽曲をセレクトした方が賢明に思いました。

・「声量が無いのなら声を張らずに誤魔化せる」
⇒凄く元気な曲や、どバラードだと、それを出すために声量が必要となります。
当然聞き手もそのパンチ力を期待し臨むのですが、いかんせん声量が伴っていないと、たとえ音程が綺麗に合っていても微妙に感じてしまいます。
かと言って、大声を張り上げる=声量があるという訳では決してないのです。
もし自分の声量の無さが弱点と感じる人は、サラッと歌えて安定して聞けるPOPSなどセレクトした方がいいのかもしれないと思いました。

・「自分の雰囲気に合った」※ただし敢えてギャップを出すのは有効
声質がロック向きなのに、アイドルのキャピキャピ曲を選んでも、聞き手側は違和感と共に「セルフプロデュースが出来ない」と感じられるかもしれません。
いわゆる自分の良さ(武器)が分かっていないと損をしてしまうように思いました。
ただ、敢えて「しゃべると天真爛漫で元気」なのに、セレクト曲がシリアスでメッセージソング、曲が始まったらガラッと表情も変わってくる、となると、そのギャップが最大の魅力になるので一概にこうだ!とは言い難い部分ではあるかな、と。

最後の実技審査は「面接」。
いよいよ大詰め!上記2つの審査と違うのは「技術」ではなく「人間力」という観点の部分です。

アイドルに限らず、様々なお仕事が世の中には溢れています。
その中で芸能とは特に、人間としての対話力や繋がり、いわゆる「相手に好いてもらう」事がかなり重要視されると言って良いと感じます。
また、逆にキャラで愛されるべき毒舌キャラやツンデレキャラもいますが…それは自分をわかってもらった上での話で、いきなり急には間口が狭い。
それに今回はアイドル、そしてオーディションでの入口なので、あくまで正統派で(笑)判断させてもらいました。

こちらも一人ずつ、審査員4人と対話形式で行いました。
まず気になった経歴や特技に突っ込んで話を聞いていき、住んでるところから通えるのか?親御さんは協力体制でいてくれるのか?など現実的な部分などを詰めて質問をします。
その後、「無茶ぶり」に応えてもらう!
この「無茶ぶり」とは、例えばバイオリンが特技だという応募者に、エアーで情熱大陸を弾いてみて、とか。レジのバイトをしているという応募者には、その一連の対応をエアーでやってみて、とかです。

少し笑ってしまうとこもあるかもしれませんが、こういった「無茶ぶり」をされた時の対応でわかることが多くあります。
打てば響くリアクション能力を持っているかどうか、物怖じせずサッとポイントを押さえて“いい加減”でやってのけれるかどうか等です。

その時の表情や言動に普段の応募者の方々の顔が隠されていて、正直言って大変興味深いのです。

こういった流れで長時間にわたった面接も終了!
随時面接が終わった方から帰るという流れでした。
それでは最後に審査員の皆さんにインタビューしましたので記載します。

【屋根田さん(主催Cradle Records 代表取締役)】
かつてないエネルギーが感じられた。
期待できるユニットが出来そうでワクワクしています!
一番印象に残ったのは、とても歌唱力がある実力派メンバーや、衝撃的キャラメンバー、これに人生をかけるやる気を爆発させるメンバーなど、粒ぞろいでした。
「今までにないバラエティに富んだキャラを持ったメンバーと、北海道らしい純朴さを持ったメンバーです!お楽しみに!」

【桂田さん(Arc Jewel 代表取締役)】
応募者の本気度と、思った以上に才能を持った人が集まっていた。
とてもパワーのあるユニットになることを容易に想像でき、活動開始がとても楽しみになるオーディション内容でした。
一番印象に残ったのは、遠方のために東京の大手事務所への加入をできなかった応募者や、中々アイドルでは類を見ない歌唱力の持ち主がいた事。
これから人材発掘していくオーディションで重視していく事は、目標がメンバー・スタッフと共有でき、それを達成するために具体的な行動ができる事だと思います。
「思っているより実力派が揃いました!良い意味でインパクトがあり、期待が裏切れると思いますので、お楽しみに!」

【西田さん(西田プロジェクト 代表取締役)】
企画側が、かなり本気を出して開催すると、その本気度に合わせたメンバーが集まったことが見えました。
コンセプトを打ち出してハードルを上げる事によって、それを前提に頑張りたい子が集まっているように感じました。
オーディション内容でアドリブ力を試したのだが、ほとんどの子が全力でぶつかってきていました。
普通のオーディションより、1人にかける時間が2倍かかってしまうほど魅力的な人材が集まってきていたと思います。
一番印象に残ったのは、通常だと新しいユニットの立ち上げでは、コンセプト(ルックス重視?キャラ?実力派?)を選ぶが、このユニットの「売り文句」を考えたときに、全てが平均をうわ回っていたので、逆に悩みました。
それくらい才能の秀でた子が多かった。どこかに絞ってあげないと!と良い悩みが出てきたのが嬉しかった。
あと、テレビ向きの子が多かったので、それぞれにメジャー感を感じた。今の時点で一言で言うなら「地上戦型の北海道ユニット」です。
「中央で魅力的な素材が揃ったユニットはよく見るが、地方発信のこのクオリティは相当珍しい。
地方の、どこか低いハードルというイメージが覆され、このクラスが出てくるんだ!というのを体感できます、お楽しみに!」

【SHUN:まとめ(“これから”の夢へ挑戦する人達へ)】
全てを完璧にこなせることに越したことはないが、そのような人はすでにデビューしています。
だから「私なんて」と思わず、興味があったらまず挑戦する気持ちを持って欲しい。気持ちが行動を伴い、相応の努力をした人は必ずスキルアップできるもの、人間はそんな風にシンプルに出来てるように思います。
僕らは可能性を探しているのであって、完成系が必ずしも正解ではないのです。
是非、自分なりの可能性に挑戦してみてはいかがですか?
やらずに後悔するより、やった方がその後の未来が輝きだすはずです!
今までもこれからも、あなた自身で生きていくのだから。
自分を大好きでいてほしいです。後悔のない人生を!

~大募集!~

【ユニット名募集】
・キーワードは北海道を感じれるユニット名であること。
・北海道から全国区を目指す勢いを感じれるようなユニット名であること。
・文字数や和英は問いません!
・応募メールはコチラへ⇒cradle_records@yahoo.co.jp

ふるってご参加いただけましたら幸いです!

◆【連載】青SHUN学園 SHUNの「青SHUNコラム」
◆ノーメイク・オフィシャルサイト
◆青SHUN学園オフィシャルサイト
この記事をツイート
365日、アイドルが作るアイドルメディア Pop'n'Roll 準備号創刊

この記事の関連情報