【インタビュー】MERRY、いままで使わない言葉やテーマを引っぱり出し自分を殺すことから始めた『NOnsenSe MARkeT』

■恒例のキーワード・インタビュー
■メンバーならどういった“マーケット”を開催する？

──アルバムタイトルにちなんで。自分以外のメンバーがマーケットを開催するとすればどんなものになりそうですか？ まずは、ガラさんがやりそうなマーケットは？

ネロ：まさにナンセンスマーケット。ある人にとってゴミみたいなものでも、ある人にとっては何100万円の価値があるという物だらけのマーケット。

健一：間違いなくマニアックなものばかりが並んだマッケート。

結生：よくわからないマニアックな骨董品とかガラクタとか。一部の人にはすっごいウケはいいけど絶対大衆受けはしない偏ったマッケーット。

──では次はネロさんが開くマーケットとは。

ガラ：激アツな言葉を習字や色紙、いろんなものに描いたものを売っているマーケット。値段もピンキリで。

健一：和な物を置いているマーケット。

結生：アナログなマーケット。習字とか。あとプリントした写真とか置いていそう。

ガラ：あと、甘いパンは絶対に置いてあるね（一同爆笑）。リハやライブのとき、マネージャーにいっつも甘いパン頼んでるから（笑）。

──では健一さんのマーケットは？

ガラ：何もない部屋。見える人には商品が見えて、見えない人にはまったく見えない。それぐらい独特なマーケットになりそう。

ネロ：サッカー洋品を置いたマーケットか、中古のファミコとかマンガが全巻揃った千葉鑑定団のようなマーケット。

結生：歪な形をした楽器とか。でもだいたいがぶっ壊れている（笑）。そういうマーケット。

──では結生さんのマーケットとは？

ガラ：一番一般受けがいいお店を開いていそう。スペースの一角ではクッキーとかパイを焼いてるスイーツコーナーが必ずあって。女子向けのマーケットかな。

ネロ：小さめのかわいいペットのマーケット。

健一：食器とかを自分で作って売っていそうだから、自分が作ったハンドメイドのものを並べて売っているマーケット。

──続けて、2015年はMERRYのひつじ年！　ということで、みなさんが知っているひつじにまつわるエピソードを教えてください。

ガラ：ひつじってふわふわして可愛く見えますけど、意外と臭いっス!!（一同爆笑）毛はもこもこに見えて、案外表面がべた～ッと固まっています。可愛い顔に見えて、目はめっちゃ怖いです。

ネロ：僕たちに通じる部分がありまして。ひつじは集団で移動する動物です。

結生：僕らのツアーグッズは必然的にひつじものが多くなってくるんですけど。そのなかのひつじもので一番ヒットした人気キャラクターに“ももじちゃん”というのがいます。僕が描いたんですけどね（笑）。

ガラ：こんなこと言いながら、北海道に行ったらみんなはジンギスカン、平気で食べるんスけど（笑）。俺は絶対に食わないですから。ひつじを連想しちゃうんで。

──ひつじ年となる2015年のMERRYは1月2日、渋谷公会堂で開催する＜MERRY Greatful Year 2015　ヴァニラスカイアバンギャルド＞で幕を開けるわけですが。

結生：＜暗闇にピンク＞ツアーを経てアルバムが発売され。2015年、ひつじ年、新しいMERRYの始まりという意味を込めてのタイトルです。

健一：ヴァニラスカイというのは夜明けの空という意味です。

ガラ：テツさんはまだリハビリをしてるので、僕らは今後もテツさんを待ち続けながら、2015年は“Greatful Year”というのをテーマに掲げて。ひつじ年を素晴らしい1年にすべく、このアルバムを引っ提げてライブをいっぱいしていける年になったらいいなと思っています。まだMERRYを知らない人は、MERRYってどういうバンド？　って聞かれたときに、これを聴いてくれって言える作品が作れたと思っているんで。MERRYを初めて観る人も、このアルバムを聴いて、ぜひ渋谷公会堂に来てください!!

取材・文●東條祥恵





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