私立恵比寿中学、初のセンターステージライブで「エビークリスマス」

私立恵比寿中学が、12月19日と21日に有明コロシアムにてワンマンライブを開催した。オフィシャルからのレポートをお届けしよう。

◆私立恵比寿中学　ライブ写真

2011年の渋谷Glad、2013年の東京ドームシティホール（2Days）に続き、2014年で3度目の開催となるエビ中のクリスマスコンサート。今回は＜エビ中真冬の北半キュリスマス＞、＜エビ中真夏の南半キュリスマス＞というコンセプトのもと、初日はエンドステージ、2日目はセンターステージという異なるステージ演出で実施された。

初日の＜エビ中真冬の北半キュリスマス＞では、鐘の音が厳かなSE「ebiture（クリスマスver）」が鳴り響くとともに、立ち込めるスモークの中からサンタクロース衣装を身に纏ったメンバーがステージに登場。雪原をイメージしたセットの中、この季節ならではの「Thanks! Merry Chrismas K」で公演がスタートした。

そして「幸せの貼り紙はいつも背中に」、「約束」、「涙は似合わない」と、普段のエビ中ワンマンとはひと味違ったしっとりナンバーを立て続けに披露。廣田あいか（出席番号6番）の「今日しか体験できないエビ中の一味ちがったクリスマスをお楽しみください」という言葉通りのオープニングとなった。

しかしその後は元気いっぱいで快活なパフォーマンスを展開し、徐々に観客のボルテージを高めていく。中盤では、2015年1月28日リリースの2ndフルアルバム『金八』から「フユコイ」を初披露。メンバー自らステージ中央に持ちだしたクリスマスツリーに飾り付けを行い、ひとりずつステージを後にする。すると、英語のアナウンスのもとバンドが登場。自身のワンマンとしては初となるバンドセットでのパフォーマンスが展開された。

「禁断のカルマ」、「スターダストライト」、「手をつなごう」、「フレ!フレ!サイリウム」など、ファンにとっては聴き慣れた楽曲を次々とバンドアレンジでパフォーマンス。ストリングスやコーラス隊をフィーチャーし、ゴージャスな空間を作り出していた。最後は「永遠に中学生」で、メンバー、バンド、ファミリーが一体感に包まれる中、初日のクリスマス公演を締めくくった。


2日目の＜エビ中真夏の南半キュリスマス＞では、エビ中初となるセンターステージの中ライブを展開。アリーナを海に見立て、メインのセンターステージの周りを八つの小島が取り囲むセットが組まれた。

そして初日と同じSEが流れると、アリーナ四方からアロハシャツ風のトップスとグリーンのフリンジスカートに身を包んだメンバーが登場。「Thanks! Merry Chrismas K」でオープニングを飾った後は、「未確認中学生X」、「Go!Go! Here We Go!ロック・リー」、「ハイタテキ！」と立て続けにアッパーチューンを投下し、一気に会場をヒートアップさせる。そして「ご存知！エビ中音頭」、「大漁恵比寿節」、「いつかのメイドインジャピャ～ン」、「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」とさらにその勢いは増していく。

小島から小島へとメンバーが次々に移り変わるパフォーマンスが繰り広げられ、安本彩花（出席番号5番）曰く「今までで最も走るコンサート」となったこの日。続いては、「チュパカブラ」を初披露。コンテンポラリーダンスカンパニー“珍しいキノコ舞踊団”振り付けのファニーでキュートなダンスで熟したフロアを和ませる。

中盤を過ぎたところで、中山莉子（出席番号12番）の「夏の楽しいバンドバージョンで盛り上がりましょう！」という合図で、初日同様バンドセットによる後半戦が繰り広げられる。初日のストリングスやコーラス隊（エビ中合唱部）は、パーカッションやホーン隊（エビ中吹奏楽部）に置き換わり、安本曰く「一瞬でここが南国になった」かのようだった。

小林歌穂（出席番号11番）の「私たちは学芸会の王様だ！」を受けて、星名美怜（出席番 号7番）が「南国じゃなくて王国にエビ中ファミリーを連れて行こう！」と気勢をあげ、「ザ・ティッシュ～とまらない青春～」、「売れたいエモーション！」、「Lon de Don」、そして「揚げろ！エビフライ」でサンバダンサーを交えての大騒ぎ。最後はファンキーなアレンジが心地いい「ほぼブラジル」で、クリスマス公演の幕を下ろした。



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