シーロー・グリーンが歌う「Mary,did you know?」が素晴らしい

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イエス・キリストの誕生から復活までの奇跡の生涯を描いた映画『サン・オブ・ゴッド』が2015年1月10日(土)から全国公開となるが、エディングに流れるシーロー・グリーンが歌う「Mary,did you know?」が素晴らしい。

◆シーロー・グリーン画像

1983年にシングルとして発売された山下達郎「クリスマス・イブ」は日本のクリスマスソングの定番だが、この曲が生まれた翌年にアメリカではクリスマスソング「Mary, did you know?」が誕生している。

この曲の歌詞はもともと1984年にマーク・ロウリー(アメリカでコメディアン、作詞家、歌手、と現在でも多才に活躍)の手によって、クリスマス劇のスクリプトとして書かれたものだ。マークは10年以上作曲家を探し続け、作詞して12年後にバディ・グリーンと出逢うことによって曲を完成に導くことができたというエピソードを持っている。曲はゴスペルシンガーであるマイケル・イングリッシュの1992年のデビューアルバムで初めて陽の目を浴び、その後、ソウル、カントリー、ポップスとジャンルを超えて多くのアーティストに歌われ続ける作品だ。

シーロー・グリーンは、2012年発表のクリスマスアルバム『CEE LO'S MAGIC MOMENT』(輸入盤のみ)でこの曲をカバーし、この度公開となる映画『サン・オブ・ゴッド』のエンディングテーマとして起用されることとなった。そもそも映画のもととなった人気ドラマ『The Bible』でも起用されていたものだ。

劇中でかかるハンス・ジマーが手がけた音楽とともに、「Mary, did you know?」は映画でも素晴らしいシーンを演出する。「息子であるイエスが偉業を成すことを知っていましたか?」とマリアに問う歌詞は、まるでこの映画のために生まれてきたかのようにしっくりとはまっている。

ちなみにペンタトニックスも、日本で11月26日に発売されたクリスマスアルバム『ザッツ・クリスマス・トゥ・ミー(ジャパン・エディション)』で「Mary, did you know?」のカバーを発表、11月11日にミュージッククリップがアップされるや瞬く間に1000万回を超える再生回数を記録し、ネット上で旋風を巻き起こしている。作詞家マーク・ロウリーは自身のFacebookページでビデオをシェアし、“ワオ、彼らは素晴らしいね!”とコメントしている。

写真協力:ワーナーミュージック・ジャパン



『サン・オブ・ゴッド』


原題:「SON OF GOD」/2014年/アメリカ/英語/カラー/シネマスコープ/上映時間:138分/字幕翻訳:松浦美奈
配給:ブロードメディア・スタジオ
(C)2014 LightWorkers Media Inc.and Hearst Productions Inc. All Rights Reserved.
製作:ローマ・ダウニー、マーク・バネット
監督:クリストファー・スペンサー脚本:クリストファー・スペンサー、コリン・スウォッシュ、音楽:ハンス・ジマー、
キャスト:ディオゴ・モルガド、ローマ・ダウニー、グレッグ・ヒックス、エイドリアン・シラー、アンバー・ローズ・レヴァ他
2015年1月10日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国公開
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