【ライブレポート】MICHAEL 第一章ライブ、TATSUO登場で『仮面ライダードライブ』主題歌披露も

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SOPHIA活動休止を受け、1年前に“第零章”と題し、ステージに降臨したMICHAELが、12月23日、日本青年館にて<MICHAEL LIVE 2014“第一章”>を行ない、その第一章のスタートをきった。

◆MICHAEL <MICHAEL LIVE 2014“第一章”> ライブ画像

今後も彼らを信じていけば、間違いない。ライブを観終わった後、これまで考えていた色んなもやもやがすべて吹っ飛んで、清々しい気分でMICHAELのスタートをともに祝う。そんな気持ちにさせてくれた、実に素晴らしいライブだった。

ブルーサンタのコスをしたファンをあちこちで見かけたこの日、会場に入ると、ロビーではまずMICHAEL仕様の大きなブルークリスマスツリーと羽が描かれたフラッグがお出迎え。当然ここは、ライブに訪れたファン達に人気の記念写真スポットになっていった。


赤松芳朋(Dr)の脱退後、初のMICHAEL東京ワンマン。それにともなってバンドメンバーもリニューアルされたこの日。第零章以降、これまでずっとSOPHIA同様「愛の讃歌」を使っていたSEが、ルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界(What a Wonderful World)」に変わっていた。メンバーが登場すると場内はすぐに暗転。聞こえてきたピアノに合わせて、舞台中央にしゃがんでいた松岡充(Vo)がピンスポットを浴びながら「Amazing Grace」を静かに歌い出す。張りつめた緊張感の中、ひとつずつ全てのものがゆっくりと静から動へと解き放たれていく。まるで大天使がこの世に誕生するミュージカルを見ているかのようなこのシーンは、1年前のライブで生まれ、いまやMICHAELのライブを象徴するシーンへと成長。その後は、ジルがメロディックなギターで引っぱるインスト「Overture」をはさみ、「Lucifer 」、「みにくい反逆児」を立て続けにプレイする。松岡とジル(豊田和貴/G)はこの日、赤い衣装を着用。2人の衣装を揃えたところからも、第一章、その新しい始まりが感じられた。

新しいことといえば、この日ジルのMCを大胆にフィーチャーしていたことも特記すべきことだろう。「2人になったやから“べしゃり”もがんばらな」と松岡に即され、懸命に長く話そうとするジル。「12月に入るまで俺たちの未来はどうなるんやろうって思ってたけど、今このステージに立てて幸せです」と話し出したと思ったら、その後はまったく関係のないカレーの話へと乱暴に展開(笑)。みんなでジルの好きなカレー屋に行ったとき「初めて手食をしたんやけど。手で食べたら手の体温が加わるんか、味が変わったで!」と関西弁丸出しのトークで場内を一気に和ませた。

そこでブルーサンタに着替えた松岡が舞台に戻り、和んだオーディエンスをコーラス参加させてMICHAEL恒例のクリスマスソングをフィーチャーした「Merry X’mas MICHAELの詩 第九番」で盛り上がり、みんなの歌声を聞いて舞い上がったのか、続く「new world satisfaction」では松岡がふいにジルにキスをして客席を沸かせた。その後、松岡がいろいろあったこの1年を振り返り、今の心境をじっくり語る場面では、SOPHIAを解散しない理由、それは今も「いつか5人でやろうぜと思っているから」だと話した。だが、そのSOPHIAの未来が繋がればとやり始めたMICHAELについて、散々なことを言われてきたことに対し「もううんざり」とここでは思いをぶちまけた。

「僕がやりたいのは、好きなやつと好きな音楽を創って、こうやって楽しく笑い合いたいだけ。だって僕ら、目の前にいるアナタ達の本当の笑顔や声を聞いて、これまで19年、それで音楽を創ってきましたから。だから、俺は止めへん。ジルも止めへん。いろんなことあった1年ですけど、また次の未来に向かってここからスタートすればいい。それに気付かせてくれたのはここに集まって来てくれた皆。19年間、俺らはこうやって交換しあいながら音楽創ってきたんやから。その絆は強い。ここが俺らの、みんなの居場所」。


そういった後に始まったのは「僕の場所」というバラード。“君の話を聞くのが好きさ”“あの日見つけた場所はずっとそこにある”……客席にはすすり泣くファンの声が響く。そして松岡がパーンと両手を広げて、Luciferにサヨナラを告げて歩き出す歌「be tomorrow」で涙する皆に、一緒に歩き出そうと希望ある未来の光を注ぎ込む。その瞬間、美しい未来へと繋がる一筋の道がすっと浮かび上がったように見えた。その後、松岡が舞台で歌った岡村靖幸のカバー「イケナイコトカイ」を大人っぽく歌い上げたあとは、「自分達をここまで引っぱってきてくれた曲」と松岡が曲紹介をした「東京」、そしてこれからMICHAELを引っぱっていくであろう「way to go」、「こころ」というアップテンポの新曲2曲を続けてパフォーマンス。以降もアッパーな曲を連続投下して、オーディエンスのボルテージがどんどん高まっていったところで、松岡が再び客席に向けて語り始める。

「こうしてバンドやってると、SOPHIAをどうしても追いかけてしまう。正直言うとね。そこはみんなと同じ。どうするのが正解なのかは分からないけど、でもそこにもし正解があるとしたら、続けていくことに未来があるということ。僕らも現役じゃなくなることがいつかはくる。だからこそ、1回でも多く、心開いて待ってくれてるあなたたちの前に立ちたい。“あなたの言葉、音が必要です”といってくれる人たちの前に」


そう言ったあと、最後に「今日集まってくれたみんなに心を込めて」といって届けられたこの日の「White」は、MICHAELの“あなた”への愛が溢れまくっていて、会場じゅうの涙を誘った。そして、再び「Amazing Grace」でオーディエンスの心を温かく包んだ直後のことだ。松岡が「今日はゲストが来てくれています」と叫んだ後、Mitsuru Matsuoka EARNEST DRIVEのギタリスト、TATSUOがステージに呼び込まれた。そのあと、MICHAELとの豪華コラボで『仮面ライダードライブ』の主題歌「SURPRISE –DRIVE」を披露したのだ。この一足早い驚きのクリスマスプレゼントにはファンも大興奮。バンドにとってもファンにとってもいろいろあった1年だったが、ライブが終わってみれば、そこにあったのはみんなの清々しい笑顔。こうしてスタートをきったMICHAELの第一章。2015年3月には、そんな彼らから1stアルバムが届く。

「MICHAELがいよいよ歩き出しました。一緒に創っていきましょう。未来を」(松岡)

Text by 東條祥恵
Photo by 舞山秀一


MICHAEL<MICHAEL LIVE 2014“第一章”>
2014年12月23日@東京・日本青年館大ホール(追加公演)セットリスト

SE.この素晴らしき世界(What a Wonderful World)
1.Amazing Grace
2.Overture
3.Lucifer
4.みにくい反逆児
5.かくこそありしか 合縁奇縁
6.Merry X’mas MICHAELの詩 第九番
7.new world satisfaction
8.僕の場所
9.be tomorrow
10.イケナイコトカイ
11.東京
12.way to go(※新曲)
13.こころ(※新曲)
14.東京テディベア
15.Archangel
16.White
17.Amazing Grace
18.SURPRISE—DRIVE(feat TATSUO from EARNEST DRIVE)

■2015年3月 1st アルバムリリース決定

<MICHAEL 1st ALBUM発売記念LIVE>
2015年3月20日(金) UMEDA CLUB QUATTRO
開場18:00/開演19:00
2015年3月22日(日) EX THEATER ROPPONGI
開場16:00/開演17:00
※2015年1月9日(金)15時から先行予約受付開始
(詳細は、SOPHIA official site、松岡充オフィシャルサイト7zoo7にて近日発表)

◆MICHAEL オフィシャルサイト
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