メディア告知ゼロでも当選倍率7倍。ファン殺到のMiracle Vell Magic初ライブ

投稿した動画の中には再生回数1000万回を超えるものもあるなど、Web、スマホの動画サイトやアプリ内で爆発的な人気を誇っているMiracle Vell Magicが、12月23日に都内で初のワンマンライブを行なった。

◆Miracle Vell Magic 初ライブ 画像

2014年春より、自ら企画・撮影・編集した動画を各動画サイトやアプリに投稿し、話題になっているMiracle Vell Magic。間違いなく2014年にティーンの間で注目を集めたキュートな女の子のひとりだ。

そんなベルちゃんは、月に一度、舞浜イクスピアリにおいてマンスリーカバーライブを行ない、ライブには多くのファン・Lovellers（Love＋Vell）が駆けつけ、毎回、長蛇の列ができる。そんな中、「クリスマスをファンと一緒に楽しみたい」という本人の想いから、満を持して初のワンマンライブが開催された。

今回のライブで驚くのは、ライブ実施の告知がほぼ自身のSNSを通じて行なわれただけにも関わらず、応募者が殺到。応募当選率の倍率は約7倍となった。通常、ライブ告知といえば、マスメディアを活用したりして人を集めるものだが、自身のSNSを活用した告知のみで応募者が殺到したというのは、その人気が驚異的であることがわかる事象だ。メジャーデビューもしていないのに、である。

ライブの全体構成、選曲、会場装飾、使用された映像などはすべて本人によるもの。全3部構成になっており、1部は「ディズニー・メドレー」、2部はファンとコミュニケーションを取る「PARTY TIME」、3部は「クリスマスメドレー」で行なわれた。

冒頭からMiracle Vell Magicのファンタジーな世界観に一瞬で吸い込まれ、1部のディスニーメドレーでは自身の動画スキルを全面に活用したそれは、まるでミュージカルそのもの。そして舞浜イクスピアリでも披露していたディズニーミュージックを英語の歌詞で流暢に歌う姿。関係者曰く「彼女自身がディズニーミュージックの化身のような感覚」だったという。そして4曲目に披露された「A Whole New World」ではファンとパートを分けてセッション。会場を大いに盛り上げた。

2部の「PARTY TIME」では、今までずっとやりたかった「ファンと一緒にダンス」に挑戦。みんなに振り付けをレクチャーし、音楽に合わせ一緒に踊る姿をお得意のケータイ動画で撮影、YouTubeにアップした。

ファンからの質問に答えるコーナーでは、「ベルちゃんはどうしてそんなに歌とダンスが上手いの？」という質問に、「いやいやいやいや。そんなこと無いんですよ。」と謙遜しながらも「大好きだから！ 好きなことじゃないと120パーセントをだせないと思うの。私は好きじゃないことはとことんできないの。お裁縫とか料理とか女の子っぽいこと（笑）。」と、冗談交じりに答えた。

3部ではクリスマンソングのギターの弾き語りなど、しっとりとした時間を演出し、Miracle Vell Magicの世界観を十二分に披露した。

終幕とともに、会場からはアンコールが巻き起こる。アンコールでは今回のイベントにかける想い、今の心境を語る。

「ちょうど一年前はお台場の地べたに座り、路上ライブをしていた。たった1年でこんなにたくさんの友達が私のパーティに来てくれるようになった。みんな私の友達。大好き！」── Miracle Vell Magic

会場にいる大勢の“友だち”から大きな歓声が起こったのは言うまでもない。

また、アンコールでは4月11日をファイナルに、舞浜イクスピアリのマンスリーライブ終了を発表。彼女が目指す「国や言葉も関係なく、世界の人たちを幸せに出来るようなエンタテインメントショー」をつくり上げるため「新しい大きなことに挑戦していきたい」と力強く語った。

そんなMiracle Vell Magicの次のライブ＜Miracle Vell Magic SHOW＞は、2015年1月31日に舞浜イクスピアリ 2Fセレブレーションプラザにて。