【2015年グラミー特集】メーガン・トレイナー「5キロ痩せたらデートに誘ってやるよ」

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「ポチャかわ歌姫」こと21歳の米新人シンガー・ソングライター、メーガン・トレイナー。デビュー・シングル「オール・アバウト・ザット・ベース」は、キャッチーなメロディと「体のサイズや体重なんて気にしないわ」というポジティブな歌詞が世界中で大ヒットとなり、第57回グラミー賞では年間最優秀レコードと年間最優秀楽曲にノミネートされている。しかし、そんな明るさはじけるこの曲が作られたきっかけは、どうやら彼女自身の辛い経験にあるらしい。

◆メーガン・トレイナー画像

英紙デイリー・メールによると、13歳のメーガンは同じ学校に通っていたある男の子を好きになっていろいろちょっかいを出していたのだが、ある日その男の子からこう告げられたのだという。

「君が今より5キロ痩せたらデートに誘ってやるよ」

父親によると10代のメーガンは「肥満とは思えなかったが確かにぽっちゃりしていた」ようで、やはり本人も典型的なアメリカのティーンエイジャー同様体形を相当気にしていたんだそう。そんな彼女にとって、好きな男の子からのこの一言は、かなりショックだったはずだ。

その後もメーガンは何度もダイエットにチャレンジしては失敗し、15歳の頃には「私がデビューできないのは太っているせいだ」と思い詰めるほどになってしまったのだとか。しかし、しばらくして「元祖ぽっちゃり歌姫」のアデルが登場し世界中で大人気に。この当時のメーガンを知る親友は「アデルが有名になってメーガンはとても喜んでいた」と語っており、アデルのおかげでメーガンは自分の体形を気にすることをやめて音楽活動により専念するようになったのだという。

そうして生まれた「オール・アバウト・ザット・ベース」には、「見てわかるとおり私はガリガリじゃないわよ」「棒みたいな娘が好きならそっちへどうぞ」「そのままのアナタがパーフェクト!」など、体形に関する悩みを乗り越えたメーガンならではのポジティブメッセージがてんこ盛り。この曲が世界中で受け入れられたことを誰よりも嬉しく思っているのは、他ならぬメーガン自身に違いない。

Photo:Getty Images


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