AC/DC「マルコムは心臓と肺にも問題を抱えていた」

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2014年9月、病のためマルコム・ヤングがAC/DCを脱退し、その後、彼が認知症を患っていることが明かされたが、マルコムはそれに加え、心臓や肺にも問題を抱えていたという。

◆AC/DC画像

2008年に『Black Ice』をリリースし20ヶ月に及ぶツアーを行った後、2つの大病が彼を襲ったそうだ。その1つは肺がんだった。これは早期に発見されたため、手術で取り除くことができたが、続いて、心臓にも疾患が見つかったという。

シンガーのブライアン・ジョンソンは2年前、マルコム夫妻とレストランで食事中、突然、それを告げられたそうだ。ジョンソンは、そのときのことをUKの音楽誌『Q Magazine』のインタビューでこう明かした。

「マルコムらしかった。俺の手を持って、こうやって(何度も胸を叩き)…、“ピースメーカーだ。すげえいいんだぜ”って言ったんだ。俺らみんな、震えあがった! 彼の目は輝いていたよ。大笑いしていた。まるで新しいファズボックスかなんか見せびらかしているみたいだった」

また、アンガスもGMI Rockのインタビューで、兄の健康問題についてこう話している。「認知症っていうメンタル面のほかに、彼は肉体的な問題も抱えていた。肺の手術をしたんだ。かなりひどかった。癌みたいなものだったからね。早期だったから治療できた。そしたら次は心臓だ。全てが一度に彼を襲ったようなもんだ…。でも、彼はできる限り進み続けた…。良くなって欲しいって思っていた。でも残念なことに、この病気は…、肉体的にはいい治療を受けているから大丈夫だ。でも、メンタルの面では悪化した。彼自身、“もうできない”って言ったんだ」

AC/DCは5月5日からツアーをスタート。4月、コーチェラ・フェスティヴァルでヘッドラインを務めることも発表された。

Ako Suzuki
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