【インタビュー】京都発のアイドル「ミライスカート」が目指す“はんなり”って?

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京都から関西方面を中心に、時には関東まで足を伸ばしたりと現在徐々に活動領域を広げているアイドルユニット「ミライスカート」が2月11日に1stシングル「ナモナイオト」をリリースする。京都発の彼女たちがその表現の軸に据えているスタイルが「はんなり&ポップ」だ。"はんなり"とは、京都の方言で「上品で、明るく、華やかな様」を指す言葉。今回はそんな彼女たちへのインタビューをお届けする。

◆ミライスカート 画像

彼女たちの楽曲を全面プロデュースしているのが、YUKIや中島美嘉、Superfly、Charaなど数多くのアーティストのプロデュースを手がけてきた音楽クリエイターチームのagehasprings。はんなりとしたメンバーになって欲しいとの想いも重ねてなのか? agehaspringsはミライスカートへ対し、上品で親しみやすいポップな歌に、時代を反映したエレクトロでダンサブルなサウンドメイキングを組み合わせたスタイリッシュな音楽性を投影している。スパイスとして漂う雅な香りも、風情と情緒染み込んだ京都から発信する彼女たちならではの特性を活かしたものだ。

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■「はんなり&ポップ」の「はんなり」って何?

――ミライスカートか活動を始めてから、まだ半年強。メンバー自身が感じている"今のミライスカートの魅力"を教えてください。


▲「ナモナイオト」Type-B 児島真理奈 ver.

児島真理奈(以下、真理奈):このメンバー、血液型も性格もみんなバラバラなんですよ。一緒に楽屋にいても、歌ってる子もいればダンスをしている子、ケータイをいじってる子に楽屋にさえいない子など、みんな自由奔放なんですね。その反動なのか、「一つにまとまらなきゃ」となったときの一体感やチームワークがハンパなく高いんです。「気持ちが一つになったときのパワー」は誰にも負けないと思います。

林奈緒美(以下、奈緒美):こんなにも個性がバラバラなのに、ステージに立ったときのチームワークはホントすごいもんね。

橋本珠菜(以下、珠菜):私もそれは感じてる。ライブ中も、みんな自然とアイコンタクトしてるからね。しかも4人の気持ちが一つになったとき、自分たちでも予想しなかった嬉しい化学反応が起きてくんですね。それが楽しくって。

相谷麗菜(以下、麗菜):アイドルって、みなさんわちゃわちゃしてるじゃないですか。でもミライスカートは、楽屋でもけっこう落ち着いてるんです。その「はんなり」な性格は、きっと他のアイドルたちとは違う面じゃないかと思います。

――ミライスカートの掲げているテーマが「はんなり&ポップ」。「はんなり」とはどういう意味なの?

真理奈:京都の方言で「上品で洗練された」という意味なんです。ミライスカートを作るときに掲げたのが、「京都から発信する、綺麗やけど可愛くって上品なアイドルグループ」というコンセプト。 京都で上品といえば「はんなり」ということから、そのテーマが生まれました。うちらの目標は、「“はんなり”と言えば“ミライスカート”」と言われるようになることです。

――みなさん「はんなり」な性格の人たち?

真理奈:れいにゃん(麗菜)も言ってたように、うちらは他のアイドルさんたちよりも落ち着いてるよう、みんな上品やと思います。ただ、うちらがイメージしてる「はんなり」って、舞妓さんや芸子さんのようなちょっと色気を持った大人な女性のイメージなんですね。そこにはまだまだ届かないように、いつかは「はんなりとした女性」になりたいなとみんな思ってます。

奈緒美:うちやじゅな(珠菜)はまだまだ子供やけど、まりちゃん(真理奈)は、うちらからしたら色気を持った「はんなり」な人やから。

真理奈:わたし、ミライスカートの中の「色気担当」みたいです(笑)。

――ファンの人たちも、ミライスカートを「はんなりなグループ」として見ていますか?

奈緒美:みんな、ミライスカートが京都メトロで毎月やっている定期公演に来ては、握手会の場などで「はんなりしてるよね」と言ってくれはるので、だんだん「はんなりとした女性になれてきてるのかなぁ」とは思っています。

――ミライスカートは現在、京都メトロで毎月<定期公演>を行っています。中では、どんなことを行っているのでしょうか?

真理奈:ライブステージを中心に、毎回いろんなコーナーを企画しながらファンのみなさんと一緒に楽しんでます。昨年はお絵描きコーナーや常識力クイズをやったり、クリスマスの時期には、他のアイドルさんとプレゼント交換会もやりました。1月31日に京都メトロで行う<定期公演エピソード6>では、ステレオ大阪さんをゲストに呼んでお絵描きバトルをやる予定です。2月14日(土)に行う<定期公演エピソード7>はちょうどバレンタインの日なので、「バレンタイン」をテーマにするのと、2月11日に発売する1stシングル「ナモナイオト」の発売記念イベントを兼ねてやる予定です。

■メンバー4人のキャラクターを分析

――続いては「自分から見た他のメンバー」という視点で、それぞれのメンバーの魅力を探りたいなと思います。まずは、リーダーのまりちゃんから見た他の3人の印象をお願いしようかな。

真理奈:れいにゃんは頭が良くて、服の組み合わせや配色などコーディネイトセンスが高いんです。そこが、れいにゃんを「はんなりな女性」に見せている要素になってるなぁと私は感じてるんですね。れいにゃんは自分の考えをしっかり言葉や行動に反映していくのもすごく上手い、見ての通りの「はんなりとしたお嬢様」です。なっちゃん!(奈緒美)は、定期公演でもMCを担当しているように、しゃべるのが上手な子。ファンの人たちは「宇宙人」とか「不思議ちゃん」って言うけど、一緒に居てそんな風に感じたことはないんです。でも、どっか「変」かもしんない(笑)。じゅなちゃんは4人の中で一番プロ意識が高く、毎日レッスンやトレーニングを欠かさない子。あと、いろんな人にすごく気をまわしてくれる子なんですね。ミライスカートとして大事なイベントがあるときなど、よく手作りのクッキーやケーキを作って持ってきてくれたり、メンバーにお手紙を書いてはみんなの気持ちを盛り上げてくれる、まさにムードメイカーな存在です。

――れいにゃんから見た3人は、どんな印象ですか?


▲「ナモナイオト」Type-C 相谷麗菜 ver.

麗菜:まりちゃんは、さすがにリーダーなだけあって、メンバーを引っ張らなきゃというときはグングン引っ張ってくれる、すごく頼りがいのある完璧な人です。普段は、一人の時間を大切にしている、けっこう潔癖症な人(笑)。アイドルとしての振る舞い方は尊敬しています。なっちゃん!はホントにトークが上手いし、しっかりしてるから、ライブではいっつも助けられてます。でも、「年下で可愛いな」と思える面もいろいろ見せてくれる子です。「変」という面では、不思議な形のマフラーをしてたり、パンの柄の服を着たりもするように、きっとなっちゃん!のファッションセンスが変なんだと思う。じゅなちゃんは、ファンやメンバーのことをいっつも気にかけてくれるように、すっごく優しくて思いやりの深い子なんですね。メンバーの中では一番ダンスを得意としているから何時も教わっているように、じゅなちゃんは私のダンスの先生です。

――なっちゃん!は、3人をどんな風に見ています?

奈緒美:リーダーは、「私、宇宙に住んでるねん」とかあり得ないことを言っても、「あっ、ホントかも!! 」と思わせてしまうくらいの説得力を持った、不思議な魅力のある人。麗菜さんはすごく真面目すぎてたまに融通が利かないっていうか、真面目すぎるからこそ自分の行動を制限してしまう面もあるんですけど。でも、そういうところが麗菜さんらしくて私は好きです。じゅなは、自分では大人と思ってるかも知れないけど、嫌なことがあると、隠してもすぐに顔や仕種に現れるから、私からみたらまだまだ子供やなって思います(笑)。

――最後は、珠菜ちゃんから見た3人の印象ですね。

珠菜:まりちゃんはすっごい美人。今でも目が合うとドキドキします。しかも優しいし、わからないことはいろいろ教えてくれる、頼りになる大好きなリーダーです。れいにゃんも優しいし、一緒にお買い物にも付き合ってくれる、私にとってはお姉ちゃんみたいな存在です。なっちゃん!は、可笑しい人(笑)。うちの話をいっぱい聞いてくれるところは大好きです。

――そんな個性を持った4人が揃っているわけですが。みなさん、グループ内での役割もあるのでしょうか?

真理奈:わたしは「色気担当」と「リーダー担当」です。

麗菜:わたしは、「はんなり」を担当しています。

奈緒美:まりちゃんとれいにゃんはホント「はんなり」してる人たちだから、私は2人が「はんなり」し過ぎないようにキャラクターを崩しにかかる「スパイス担当」です。

珠菜:私は、ダンスを一番得意としているように「ダンス担当」です。

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365日、アイドルが作るアイドルメディア Pop'n'Roll 準備号創刊

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