カート・コバーンのドキュメンタリー、サンダンス映画祭で初上映

ツイート

ニルヴァーナの元フロントマン、カート・コバーンのドキュメンタリー『Kurt Cobain: Montage Of Heck』が週末(1月24日)、サンダンス映画祭(米ユタ州)で初上映された。同作品は、ザ・ローリング・ストーンズのドキュメンタリー『Crossfire Hurricane』を制作したブレット・モーゲンが監督。カートの娘フランシス・ビーンがエグゼクティブ・プロデューサーの1人に名を連ねている。

◆ニルヴァーナ画像

制作には関与しなかったが、プレミアにはコートニー・ラブも出席。フランシス・ビーンとレッド・カーペットを歩いたという。

また、サンダンス映画祭で上映されたヴァージョンには、ニルヴァーナの元バンド・メイト、デイヴ・グロールのインタビューは入らなかったそうだ。モーゲン監督は、撮影したのが遅く、編集に間に合わなかったと話している。しかし、映画に多くの人を登場させたくなかったため、この出来に満足しているという。

『Kurt Cobain: Montage Of Heck』はこの後、アメリカのケーブルテレビ放送局HBOから放送されるが、グロールのインタビューはこちらのヴァージョンには収録されるのではないかと考えらえている。

同作は、カートの家族が公認する初のドキュメンタリー。モーゲン監督は、200時間以上におよぶ未発表の音楽やオーディオ、無数のアート・プロジェクト(油絵や彫刻)、これまで公開されたことがない数えきれないほどのホーム・ビデオ、4,000ページ以上の執筆物などを発見し、これによって「ほとんどメディアに自身をさらすことがなかったアーティストの人物像を細部に迫り描くことができた」と話している。

Ako Suzuki
この記事をツイート

この記事の関連情報