ホール&オーツ、これぞライブ決定版

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キッスやニルヴァーナと共に2014年、<ロックの殿堂>入りを果たしたホール&オーツの活動が活発化している中、ベスト選曲によるライヴ映像の決定版『ホール&オーツ~ライヴ・イン・ダブリン 2014』が、3月18日に発売される。

◆ホール&オーツ画像

1980年代、「サラ・スマイル」に始まり「シーズ・ゴーン」「リッチ・ガール」「キッス・オン・マイ・リスト」「プライベート・アイズ」「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」「マンイーター」といったスーパー・ヒットを次々と放ったホール&オーツは、当時、人気最高のコンビであり、日本でも海外を上回るほどの大人気となってたびたび来日も果たしてきた。

1960年代、フィラデルフィアで知り合いになったダリル・ホールとジョン・オーツがデュオを結成し、1972年にアルバム『ホール・オーツ(Whole Oats)』でデビュー、翌年の『アバンダンド・ランチョネット(Abandoned Luncheonette)』に収録の「シーズ・ゴーン」がスマッシュ・ヒットしたことから知られるようになり、1976年に「サラ・スマイル」が全米4位の大ヒットとなって人気を確立し快進撃が始まる。

フィラデルフィア・ソウルのエッセンスを巧みに盛り込み最新のサウンドとして昇華させた彼らは、1977年にアルバム『ロックン・ソウル(Bigger Than Both of Us)』収録の「リッチ・ガール」、81年に『モダン・ヴォイス(Voices)』収録の「キッス・オン・マイ・リスト」、そして「プライベート・アイズ(Private Eyes)」収録の「プライベート・アイズ」「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」、1982年に『H2O』からの「マンイーター」、1984年には『ビッグ・バン・ブーム(Big Bam Boom)』からの「アウト・オブ・タッチ」と、なんと6曲もの全米No.1ヒットを次々と放ち、それ以外にも数多くのスマッシュ・ヒットを連発し、最強の人気コンビとなった。またアルバム『プライベート・アイズ』が初のプラチナ・ディスクを獲得し全米5位、続く『H2O』が全米3位とアルバムでも大ヒットを連発し、日本には1980年の初来日以来、たびたび来日を果たして数多くの武道館公演や東京ドームなどで素晴らしいライヴを披露してきた。

ダリル・ホールの柔らかでいて力強い歌声、卓越したボーカル・テクニック、そして主にハーモニーを付けるジョン・オーツとのコンビネイションによるパフォーマンスは常に高い評価をほしいままにしてきた。1990年代の一時期、コンビ活動を停止してそれぞれがソロに集中したこともあったものの、1997年に『マリゴールド・スカイ(Marigold Sky)』を発表して再び一緒に活動するようになり、2014年に「ロックの殿堂」入りしたことから活動が活発化し、今もアメリカ、ヨーロッパ各地のツアーを精力的にこなしている。

この『ホール&オーツ~ライヴ・イン・ダブリン 2014』は、“Soul Stirrin'”と名付けられたヨーロッパ・ツアー中の2014年7月15日、アイルランドの首都ダブリンのオリンピア・シアターでのライヴを収録したものだ。クラシカルな美しい劇場で繰り広げられるライヴは「マンイーター」に始まり、「アウト・オブ・タッチ」「シーズ・ゴーン」「サラ・スマイル」「リッチ・ガール」「キッス・オン・マイ・リスト」、そして最後の「プライベート・アイズ」まで、誰もが知っている、そしてファンなら絶対に聴きたい曲がすべてそろった、まさに「ベスト・オブ・ベスト」と呼ぶにふさわしい代表曲が並んだセットリストで、円熟のきわみと言えるパフォーマンスが記録されている。

これほどの長いキャリアを持つ人気コンビであり、ミュージック・ビデオでは素晴らしい作品も多いにもかかわらず、ことライヴ映像に関しては決定版と言えるものがなかった。4Kで撮影された美しい画像で彼らの代表曲がたっぷりと味わえる本作こそ、コンビの魅力が詰まったファン待望の、そして最高のライヴ作品であろう。ボーナス映像には二人のインタビューもあり、さらに日本特典として日本について語ったものも収録されている。

ダリル・ホール&ジョン・オーツ『ホール&オーツ~ライヴ・イン・ダブリン 2014』
2015年3月18日発売
初回限定盤Blu-ray+2CD 7,000円+税
初回限定盤DVD+2CD 6,000円+税
通常盤Blu-ray 5,000円+税
通常盤DVD 4,000円+税
通常盤2CD 3,000円+税
Blu-ray/DVD *CDは2枚組で収録
1.マンイーター(『H2O』1982年)
2.アウト・オブ・タッチ(『ビッグ・バン・ブーム』1984年)
3.セイ・イット・イズント・ソー(『ロックン・ソウル パート1(邦題:フロム・A・トゥ・ONE)』1983年)
4.ファミリー・マン(『H2O』1982年)
5.イッツ・アンキャニー(『ノー・グッドバイズ(邦題:サヨナラはいわないで)1977年』)
6.バック・トゥゲザー・アゲイン(『ビガー・ザン・ボス・オブ・アス(邦題:ロックン・ソウル)』1976年)
7.ラスベガス・ターンアラウンド(スチュワーデス・ソング)(『アバンダンド・ランチョネット』1973年)
8.シーズ・ゴーン(『アバンダンド・ランチョネット』1973年)
9.サラ・スマイル(『ダリル・ホール&ジョン・オーツ(邦題:サラ・スマイル)』1975年)
10.ドゥ・ホワット・ユー・ウォント、ビー・ホワット・ユー・アー(『ビガー・ザン・ボス・オブ・アス(邦題:ロックン・ソウル)1976年』)
11.アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット(ノー・キャン・ドゥー)(『プライベート・アイズ』1981年)
12.リッチ・ガール(『ビガー・ザン・ボス・オブ・アス(邦題:ロックン・ソウル)』1976年)
13.ユー・メイク・マイ・ドリームス(『ヴォイシズ(邦題:モダン・ヴォイス)』1980年)
14.キッス・オン・マイ・リスト(『ヴォイシズ(邦題:モダン・ヴォイス)』1980年)
15.プライベート・アイズ(『プライベート・アイズ』1981年)
ボーナス映像
『インタビュー・ウィズ・ダリル・ホール&ジョン・オーツ』
・ザ・バンド(約7分)
・ダブリン・コーリング(約7分)
・ジャパン(約3分)[日本盤限定ボーナス映像]

◆『ホール&オーツ~ライヴ・イン・ダブリン 2014』オフィシャルサイト
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