これで“1990年の森高千里”をコンプリート。秘蔵ライブがBlu-ray＆DVD化へ

1990年に行われた森高千里の秘蔵ライブ2本が、Blu-ray＆DVD『1990年の森高千里』として4月1日（水）に発売される。同映像は4日間限定で映画館先行上映されることも決定しており、その初日にあたる3月28（土）にはTOHOシネマズ六本木ヒルズにて、森高千里本人が初めて先行プレミアム上映会＆トークショーに参加することも発表された。

◆森高千里 画像

今回映像作品化される秘蔵ライブは、1990年に行われた＜森高ランド＞ツアーと、1990～1991年にかけて行われた＜古今東西～鬼が出るか蛇が出るか＞ツアーの合間に行われたライブのうちの2公演。それがこの度、全曲収録という最高の形式で世に出るわけだ。

まず森高千里の歴史を遡ってみると、1987年にデビューしたのち1989年に「17才」でブレイク。社会現象的大ヒットを巻き起こした。1990年、20歳になった森高千里は前年に発売した初ベスト盤『森高ランド』を記念し、その後伝説となる＜森高ランド＞ツアー（1月12日～3月7日までの全17ヶ所19公演）を敢行。1990年4月11日に21歳の誕生日を迎え、4月から9月までライブハウスツアーとイベントで全国30ヶ所のライブを行い、合間にシングル「道／青春｣、「臭いものにはフタをしろ!! 」、そして代表曲にもなった11th シングル「雨」をリリースしている。そして10月17日には、自身初のオリコン・アルバムチャート1位を獲得した5th アルバム『古今東西』を発表。その後、＜古今東西～鬼が出るか蛇が出るか＞ツアーを（12月15日～翌1991年3月4日までの全国24ヶ所28公演）を開催した。

そんな、ある意味で森高千里の音楽活動の象徴とも言える1990年には、当時現場で目撃した歴史の証人にしか知りえない2本の伝説のライブが存在したのだ。秘蔵ライブ映像の1本目は、1990年に16公演行われた学園祭のファイナル公演の模様で、1990年11月29日に宇都宮市文化会館で行われた宇都宮大学の学園祭ライブだ。そしてもう1本の秘蔵映像は、1990年8月28日に浜松市民会館で開催されたサマーイベント・ライブである。

当時、宇都宮市文化会館ではカメラ3台、浜松市民会館はカメラ2台にて撮影。おそらく記録用に撮影したのち、お蔵入りしていたと思われる。既に＜森高ランド＞ツアーと、＜古今東西～鬼が出るか蛇が出るか＞ツアーは作品化されているが、実は今作『1990年の森高千里』によって初めて“1990年の森高千里”は完成されるのである。

そしてこの度、『1990年の森高千里』のうち、宇都宮大学の学園祭ライブが映画館の大画面＆大音量で初体験できる。『森高ランド・ツアー1990.3.3 at NHKホール』も、『古今東西～鬼が出るか蛇が出るかツアー‘91～完全版』も、作品発売前に先行プレミアム上映会が企画されたが、森高千里本人参加の先行プレミアム上映会は今回が初めてだ。トークショーでは一体、本人の口から何が語られるか気になるところである。チケットは、3月21日（土）よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズ劇場窓口、インターネットチケット"vit"（https://www.tohotheater.jp/vit/）にて発売開始される。