【ライブレポート】MR.BIG、強い絆で結ばれた鉄壁のパフォーマンス

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MR.BIGが鉄壁の演奏を繰り広げた2014年11月10日@日本武道館のライブがWOWOWでオンエアされる。

◆MR.BIG画像

1989年のデビュー以来、テクニカルなバンド・サウンドとキャッチーな楽曲でハード・ロック・ファンを魅了してきたMR.BIGは、これまでに10回を重ねる来日ツアーを行ってきた。なかでもオリジナル・メンバーによる再結成が実現した2009年には、いち早く来日公演を行なってくれたほど日本のファンとは深い絆で結ばれたバンドでもある。


そんな彼らが、デビュー25周年の節目となるニュー・アルバム『…ザ・ストーリーズ・ウィ・クッド・テル』を携え、待望の来日公演を行なったのがこの日の日本武道館だった。ドラマーのパット・トーピーがパーキンソン病のため、ツアーには同行するもののステージには立てない。エース・フレーリーのバンドで活躍してきたマット・スターが代役を務めるという変則的な状況で、ライブは開催となった。

しかし、代役ドラマーで大丈夫か?という小さな不安は、1曲目の「ダディ、ブラザー、ラヴァー、リトル・ボーイ」が始まった瞬間、吹き飛ぶことになる。圧倒的なテクニックに裏付けられたビリー・シーン(B)とポール・ギルバート(G)のインタープレイ(もちろん電動ドリル弾きも!)、エリック・マーティン(Vo)の張りのある歌声は健在、ツアーのリハーサルが始まる前にビリーと2人で綿密なセッションを重ねたというマット・スターもパットの特徴を的確に捉えたドラミングで、代役ゆえの違和感などは微塵も感じさせない。


さらに、新作のオープニングを飾った「ラヴ・ザ・ライド」など近作からの楽曲を続けたところで、ステージにパットが登場、満面の笑みでタンバリンなどのパーカッションを叩き、コーラスに加わる姿には思わずジ~ンとくる。ポールのソロ、アリーナ中央のサブ・ステージでのアコースティック・セットの後には、パットがドラムスを叩くサプライズもあり、タッピングやトリル奏法を交えたビリーの圧巻のソロから「アディクテッド・トゥ・ザット・ラッシュ」へなだれ込む本編ラストで会場の盛り上がりは頂点を迎えることとなった。

アンコールの1曲目「トゥ・ビー・ウィズ・ユー」ではスクリーンに若き日の映像が流され、観客の大合唱にまたまた目頭が熱くなる。白熱の「コロラド・ブルドッグ」、メンバーが楽器を持ち替えて演奏(リード・ヴォーカルはパット)するジューダス・プリーストのカバー「リヴィング・アフター・ミッドナイト」など、見どころたっぷりのアンコールは、再びパットがドラムスを叩く「Mr.Big」で幕を閉じた。

メンバー各自のスキルの高さや強力なバンド・サウンドは文句なく堪能できた。深刻な病状だと言われていたパットが予想外に元気な姿を見せてくれたことも嬉しい誤算だった。過去にはメンバー間の不和もあった彼らだが、パットの病気という困難をバネにMR.BIGは今、最高の状態に登りつめている。このライブの模様は2月8日(日)夜9:00からWOWOWライブで放送される。

WOWOW番組詳細

『MR.BIG LIVE in JAPAN 2014』
2015年2月8日(日)夜9:00[WOWOWライブ]放送
収録日:2014年11月10日
収録場所:東京日本武道館
http://www.wowow.co.jp/live/mrbig/

『洋楽主義 #70 MR.BIG』 2/8(日)夜8:00[WOWOWライブ]
アーティストやジャンルをフィーチャーした「観るベストアルバム」。今回は2009年にオリジナルメンバーで再結成したアメリカのハードロックバンドMR.BIGを特集。

『MR.BIG LIVE in JAPAN 2014』 2/8(日)夜9:00[WOWOWライブ]
2014年、最新アルバムを引っ提げ、強い絆で結ばれた最強の4人が日本に戻ってきた!鉄壁の演奏を繰り広げた東京・日本武道館でのMR.BIGのライブを放送する。

『ザ・ワイナリー・ドッグス ライブ・イン・ジャパン 2013』 2/8(日)夜11:00 [WOWOWライブ]
世界最速、最強のスーパー・プレーヤー3人が集結。ビリー・シーン、マイク・ポートノイ、そしてリッチー・コッツェンの神業的演奏テクニックが新たな音楽次元へと誘う。

グラミー賞月間!~WOWOW洋楽セレクション~
2015年2月1日(日)~2月28日(土)[WOWOWプライム][WOWOWライブ]
http://www.wowow.co.jp/grammy/
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