吉川友が、2月13日にバレンタインイベント<きっかのValentine Party~チョコの数え方~>を開催し、アイドル史上過去に類を見ないというニューシングルのリリースを発表した。

◆<きっかのValentine Party~チョコの数え方~>画像

最近は舞台への出演など、女優としての活動をメインにしていたきっか。約6か月ぶりとなった単独イベントは、吉川友のファンの中でも筋金入りのきっか好き、言うなれば、吉川友フリークを集めたマニアックな内容で繰り広げられた。

呼び込まれて会場に姿を見せたきっかは、何を思ったか、愛用するクロエの香水を客席に向けて振りかけていく。バレンタイン前の金曜日ということもあって、他の女性の香りが付着すると、実生活であらぬ誤解を招きかねないという友フレ(吉川友のファン)も中にはいる。きっかは、そんな事情がある人にあらかじめ挙手を求め、そしてアイドルらしい気遣いを見せる……のかと思いきや、わざわざ近くまで行き、より入念に香水を振りかける。そしてご満悦。

まぁ、この展開は予想はできたものの、引き続き2015年も友フレ受難の年になりそうである。

イベントは、吉川友にぶっちゃけ訊きたいことを質問してみるコーナーからスタート。「“みーこ(アップアップガールズ(仮)仙石みなみ)好き”はそういうキャラなの?」という質問にきっかは、「私、ガチですね。仙石みなみは好きです。……そっち系じゃないですよ! でも、私、人類が仙石みなみと吉川友しか存在しなかったら、付き合いたい。」と、コメント(「人類が仙石みなみと吉川友しか存在しなかったら、付き合いたい。」というのは、好きなのか、はたまた究極の選択なのか、という疑問は残るが)。

また、「友フレに変えてほしいところ、ある?」という問いかけには、「私は変わらないでほしい。」と即答。さらに「いろんな現場で私は、友フレたちの姿を見ているんですよ。モニターからにせよ、車の中からにせよ、移動中も友フレさんに出会う機会、結構あるんですよ。そんな中で私が友フレ最高だなって思ったのが、いつか野外のイベントで大雨が降った時に、友フレたちがみんなでシートを敷いてたむろっていたんです。でも、雨がひどくて避難しろってことになって。その時のみんなで助けあってる友フレが可愛くて可愛くて。友フレ最高だなって思った。だから、友フレに変えてほしいところはありません。みなさん、変わらずに生きて行ってくださいね。でも、時には荒れてもいいですよ。喧嘩もたくさんしてください。」と、吉川友が目撃した友フレの姿とともに、わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい(?)旨を伝えた。

そして「ファンがTwitterのプロフィールに吉川さん以外のアイドルを推していると書いていた場合、地団駄踏みますか?」という質問には、「地団駄は踏まないです。『◯歳、xx出身、吉川友推し、アップアップガールズ(仮)大好き』って、きっかが先頭にきてれば地団駄踏みません。それが『アップアップガールズ(仮)、ポッシボー、吉川友』とかだったら、結構、“マジかー”とは思いますけどね。私、結構妬みやすい女なんです。だからみなさんぜひ、気をつけてもらえたら。」と、注意を喚起するのだった。

続いては、吉川友主催フェス<Kikkastock>ブッキングマネージャー(というか、マネージャー)のヒゲ・デュランと、ユニバーサル ミュージックの吉川友担当スタッフ・箕輪 氏が、この1年撮り貯めた吉川友の写真の中から、広く一般には公開できない姿ばかりを披露する未公開秘蔵写真のコーナー。「きっか意外とだらしない女の子なんですよ。初めて知りました? 結構、危ない写真があるイメージなんですけど、怖いな。」ときっか。1枚目は、きっか自身のリクエストにより、お台場で股間に白鳥を付けて「こんな私でよかったら」の映像を撮影した時の写真から。この映像自体はイベントですでに放映されていたが、実はこの撮影、ヒゲ・デュランが吉川友を担当して2日目の出来事ということで、「担当初日にこれを撮る話を聞きまして、急いで白鳥を買い集め、翌日、まだ私、吉川と何を話していいかわからないままに、これを撮りました。」と、振り返る。きっかもコント番組でしか見たことがないような白鳥衣装を着た自分の写真を見ながら「こんなアイドルいますー?」と、懐かしがっている。言わずもがな、“お前が言うな”状態である。

さらに東海ラジオで番組を担当していた時のディレクター・満っちゃんとの1枚や、ブラジルでのリアルサンバ衣装を着たセクシーきっか、舞台でお母さん役をやった時のひどく疲れた顔。ハロウィンイベントで披露したポリスのコスプレ姿は、時間がない中で用意し、フィッティングもそこそこに本番に臨んでしまったため、「私、これすごいチーフ(マネージャー)に怒られました。」と、ヒゲ・デュランもしょんぼり(そんな話に会場は爆笑)。そして、いずれもトラウマになるレベルばかりがそろった、生写真の撮影中に見せるきっかの変顔の数々。

一方、箕輪 氏からは、おもに楽屋での吉川友の姿を激写したものが紹介される。納豆を貪り食うきっか、楽屋での、ともすればスカートの中まで見えてしまうようなあられもない姿の数々、<Kikkastock>で披露する曲の歌詞を楽屋の壁一面に貼って、歌い終わったら破り捨てていくという狂気にも似た行動や、吉川友作詞「きっか太っちゃった」の手書きの歌詞。箕輪 氏は、「どうしようもない写真ばっかりです。」と、ため息混じりに締めくくった。

さらに、女優・吉川友の演技力を遺憾なく発揮する(?)、友フレへ愛のガチンコ生告白コーナーへ。「サンクスでお買い求めの54番の方?」「セブン-イレブンの18番の方?」と、なぜかイベントチケットの購入先まで読み上げながら、友フレをひとりずつステージに上げる。そして「青春時代の告白」「会社の同僚と飲んだ帰りの告白」「ツンデレ告白編」などなど、シチュエーション別の告白を披露していく吉川友。「最近、立て続けに舞台を2本やらせていただいていて、演技をやる吉川友だったんですけど、今回は、どうせ演技をやっているということなら、普段は言えない“大好き”って言葉を、演技で伝えられたら。」と、このコーナーを企画した意図を語っていたが、そもそもこの手のフレーズが苦手なのは、友フレならご存知の通り。コーナーが終わる頃には、きっかは耳まで真っ赤だったのである。

前回に引き続き、ユニバーサル ミュージックに眠っていた吉川友作品に関連した音源の数々を初公開していくという音楽的に興味深いコーナーも用意される。箕輪 氏からまず披露されたのは、友フレからも人気の「こんな私でよかったら」。サカノウエヨースケが手がけたこの作品、というわけで公開されたのは、吉川友のシングル曲を決めるコンペの際に、サカノウエヨースケが提出した音源(もちろんボーカルはサカノウエ)。これにはきっかも「めっちゃいい! 着メロにしたい!」と、大興奮。さらに当時の制作秘話とともに、きっかが歌入れしてみた音源(CD音源よりもキーが半音上ver.)や、Aメロの歌詞を変えてみたものといった様々なバリエーションが流される。

次に取り上げられたのは「八月の花火」。キマグレンが吉川友のために書き下ろした1曲ということで、ISEKIがアコギ1本で歌い上げたデモ音源が公開される。きっか自身も初めて聴いたということで、「かっこいい……。ISEKIさんの声も素敵。」と、言葉少なめにじっと耳を傾けている(作品制作する上で、各アーティストの歌い方に影響を受けすぎないよう、きっかにはデモ音源を聞かせないそうだ)。さらにキマグレンのアレンジver.音源や、女性ボーカルに差し替えたver.、そして再びサカノウエヨースケ作品「「すき」の数え方」のデモなどを聴き比べながら、楽曲ができあがるまでが紹介された。

「いいですね。未公開の音源なので、当然、初聞きのものが多かったですが。きっかもこういう音源を作っていくためには、新曲というものが必要なので、お願いしたいですね。たくさん。きっかも作詞したいなー。きっかに歌ってほしい曲ってどんな曲ですか? いろんなジャンル歌ってきたなって思うんですけど。……あ、今、ももクロさんがKISSさんとコラボしてるじゃないですか。きっかもいいね。誰かとね。X JAPAN、X きっかとか? いいですよね。それかBABYMETALさん。メタル。私もそっち系に行きたいなって。イジメ(ダメ!)って。私、BABYMETALさん好きでよく聴いているんですけど。」

KISSにも対抗できる日本が誇るロックバンドということで、コラボしたい相手にX JAPANの名前を挙げたであろうきっか。しかし“X きっか”と口にした時に彼女が指で形作ったX字は、残念ながらそれは“×(ダメ)”にしか見えない。

そんな相変わらずなトークを挟んで、会場の友フレからのリクエストで歌うというミニライブへ。バレンタインイベントということもあり、シングルにも収録された松浦亜弥のカバー曲「チョコレート魂」を欲しがっていたきっかだったが、まさかのその意向は完全に無視される形で、「Twinkle Days」「URAHARAテンプテーション」「運命」のリクエストに応えた(もっとも、このタイミングで、会場に二代目・吉川友マネージャーが姿を見せていた、というのは余談である)。

そして、サプライズ発表があったのは、イベント終盤だった。吉川友の元に届けられた、ユニバーサル ミュージックの封筒に入った手紙をヒゲ・デュランが取り出す。そして、「えー、2015年3月をもちまして、吉川友と弊社は……ではなく。」「おー、ビックリしたー! 今の流れ、契約破棄ですよね。」という小ネタを入れつつ、読み上げる。

「大発表いたします。吉川友、2015年初のシングルは、アイドル史上に類を見ない超大編。オペラ? ミュージカル!? 吉川友が「女の一生」を謳う。全編、んー十分に及ぶ超ロング大作。長い! とにかく長い!! シングルタイトルは未定。発売日は、2015年、5月6日水曜日発売。この曲はほんとに長い。……この曲は、まだ私も、チーフも、箕輪さんもわからない。」

そんな吉川友の2015年第一弾シングルリリースについてのアナウンス。「長いって、1曲が10分ですか?」というきっかの質問に、「もっと長い。ウン十分ある。」とヒゲ・デュラン。その答えに「ヤバいね! なにそれすごい!」と驚きの声を上げるきっかと友フレ。実際にどんな曲になるのか、オペラなのかミュージカルなのか、それとも組曲なのかといったことは定かではないものの、“吉川友が女の一生を謳う”というのは決定事項らしく、「すごい、女の一生を私、23歳が歌うんですよ。」と、きっかは興奮しっぱなしだった。

「2015年1発目のシングルですよ、それが超ロング大作ということで。楽しみですね。なんて言っていいかわかんないんですけど、“ソロアイドルがきそう”って巷で噂を聞きますが、きっかもソロアイドルの中で、斬新なことをするソロアイドル。いい意味で目立てるアイドルでいれたらな、と思います。2015年5月6日に発売する、何も決まっていませんが、超長い新曲、ということで。多分、ライブもそれやったら終わっちゃう勢いですもんね。きっかが女の一生をいろんな形で、いろんな表情と歌声で届けていきたいなと思いますので、みなさん楽しみにしていただけたらと思います。」

さらに「曲に合わせて衣装の早替えがしたい」や「7大都市ツアーもやりたい」という希望も語った吉川友。CDの最大収録時間を80分とすると、今回のニューシングルには、インストも収録されての2曲入りになることも明らかになっているため、1曲あたり最大40分の作品……なんてことも考えられるかもしれない。

吉川友の新曲、一体どんな曲になるのか。リリースイベントのミニライブは何時間になるのか。そしてそんな長い曲の歌詞を吉川友は覚えられるのか。想像は果てしないが、とにかく続報を待つことにしよう。

なお最後に。この日のきっかの衣装は“もしきっかが、バレンタインデーに告白するなら、着て行きたい格好”だそうだ。

text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)