LoVendoЯ、7月1日メジャーデビュー。岡田万里奈「突っ走る」

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田中れいなと岡田万里奈のツイン・ボーカル、魚住有希と宮澤茉凜のツイン・ギターで構成されるLoVendoЯが、2014年11月1日の原宿アストロホール公演を皮切りに行なってきた全国ツアー<LoVendoЯ LIVE TOUR 2014-15~あなたの心(ハート)を盗(いただ)きます~>(14会場19公演)。このファイナル公演が3月5日に新宿BLAZEにて行なわれた。

◆<LoVendoЯ LIVE TOUR 2014-15~あなたの心(ハート)を盗(いただ)きます~>ファイナル 画像

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会場前から長蛇の列ができていた会場前。そこからは今の彼女たちに対する注目度を感じさせられ、ライヴへの期待が高まっていく。そして、LoVendoЯの登場前に、オープニング・アクトとして田崎あさひと長谷川萌美によるBitter&Sweetが登場。現在、全国インストア・ライヴ中だという彼女たちは、新曲「恋愛ウォーズ」を含む2曲を披露。LoVendoЯに帯同する形で行なわれたツアー<LoVendoЯ LIVE TOUR 2014 SprinteЯ ~Bitter&Sweet~>の時よりも、より力強くなったライヴ・パフォーマンスを披露した。

そして、会場が再び暗くなると、LoVendoЯが登場。このツアーの恒例の演出となった、暗闇から電灯を持ったメンバーが現れ、「派手に奪っちゃうよ」という田中の台詞、そして2014年11月5日リリースとなるミニアルバム『イクジナシ』収録の「この世に真実の愛が一つだけあるなら」でスタートする構成は、原宿アストロホールのライヴと同じだが、大きな違いは、明らかにその表情が自信に満ちていた事だろう。そして、「UNDERGROUNDER」「Sweet Tweet」と楽曲は進んで行くが、無闇に盛り上げるのではなく、会場の温度を確かめ、コントロールしながら、芯から高めて行くような意志を感じ、この4ヶ月のツアーで掴んできた手応えを、最終日に確かなものにするような気迫さえ伝わってきた。

岡田が「今日は長いですよ」と話せば、田中が「2時間半、夢の時間にするよ」と応え、オーディエンスの期待を刺激していく彼女たち。しなやかでコケティッシュな田中の歌声と、タフで芯の強い岡田のヴォーカルとのコンビネーションもこれまでよりも明らかに高まり、「DO YOU BELIEVE」などハモりが強調される曲でも、その組み合わせの妙を聴かせる。それは、ツイン・ギターの魚住&宮澤のふたりにも同じことが言え、インストで構成された「Desert of moolit night~月夜の砂漠~」「Princess of lone castle~孤城の姫君~」での、ギター・コンビネーションは官能的とも感じるような魅力を放っていた。

中島卓偉が手がけた、岡田ソロ「洗脳」、田中ソロ「相思相愛」の2曲の新曲を経て、サポート・ベースのMeguが所属するバンド・Zweiとのコラボレーション・ライヴも展開。「純情スペクトラ」など、ZweiヴォーカルのAyumuを加えた3ヴォーカルでのライヴなど、この日ならではの演出もあり、会場の熱気は終盤に向けて高まっていく。

そして、ライヴ定番曲「Stonez!!」と「人生マニアック」、「For The Future」はほぼメドレーといっていい流れるような展開で披露し、会場は一気にヒートアップ。「愛の儀式」「ホントノキモチ」と続け、ラストは「イクジナシ」で一旦幕は降りる。

Tシャツに着替え戻ってきたメンバーによるアンコールは、「BINGO」でスタート。「あっという間に終わってしまったツアーだった」と田中はMCで話していたが、それだけ密度の濃いのライヴ・ツアーだったということであろうし、過度のギミックや演出を廃した、これまで以上に“ライヴ一本勝負”な構成と、それをやりきった彼女たちの晴れ晴れとした表情からも、この4ヶ月で彼女たちが掴んだものは、「バンドとしての自信」だったのではないだろうか、と思わされた。

そして、日程が未決だったメジャー・デビューが、7月1日に決定したことが発表されると、会場から大きな歓声が湧く。岡田も「メジャーで突っ走る」と宣言し、ラストは「だけどもう一度 それでももう一度」で、全28曲、約3時間弱という長尺ライヴは閉じられた。

このツアーで掴んだLoVendoЯのバンドとしての自信と実力の高まり、そして結束を推進力に、メジャーでどのような活躍を見せるのか、確かに期待させられる充実のライヴだった。

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