【ライブレポート】Softlyとベリーグッドマン、東京お披露目

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ARIGATO MUSICに所属するSoftlyとベリーグッドマンという新人2組が、3月29日渋谷クアトロで開催されたイベント<Gatsby Show 2015 REUNION>に揃って出演、パフォーマンスを披露した。

◆Softly、ベリーグッドマン画像

Softlyは、北海道・苫小牧で活動するボーカル&作曲担当のMUTSUKI、ギター&作詞担当のHARUKAのふたりからなる17歳のガールズ・デュオだ。結成は2013年12月と活動歴こそ浅いが、地元では人気急上昇のニューカマーで、2015年1月にリリースしたファースト・シングルは、新人ながらHTB(北海道テレビ)の深夜バラエティ番組『おにぎりあたためますか(出演:大泉洋、戸次重幸ほか)』のエンディングテーマに抜擢され注目を集めている。


この日が初めての東京でのライブという事もあって、やや緊張気味にステージはスタート。MUTSUKIの透き通るようなハイトーン・ボイスが場内に響き渡る。北欧やケルト地方を思い起こさせるような静謐で清涼感あるサウンドなのだが、どこか暖かみがあるのがSoftlyの持ち味。2曲目の「Like? Love!」では、そんなクリアー・ボイスに、ソウル・ミュージックのエッセンスを違和感なく溶け込ませてしまう。まだまだ伸びしろがありそうなボーカルだ。

中盤には最新シングル「Fly」を共作したレーベル・メイトでもあるベリーグッドマンのRoverがギターで参加した。HARUKAはグロッケンを演奏し3人で宇多田ヒカルのカバー曲を披露し、MUTSUKIの歌の上手さを際立たせる。「Fly」での囁くようなボイスは、春を待つ暖かな木漏れ日の中で聴くような気持ちよさだ。

ギターのHARUKAがマイクにこそ向かわないものの、終始歌詞を口ずさみながら弾いていたのが印象的で、清楚で初々しいSoftlyの東京・お披露目ライブとなった。4月8日には、ファースト・アルバム『Softly,はじまるよ。』がリリースされる。


Softlyのパフォーマンスが終わると渋谷クアトロ会場後方に居た観客が一斉に前方に移動し、ざわつき始める。中学の同級生だったRoverとHiDEXに、MOCAが加わり2013年11月に大阪で結成された3MCグループ、ベリーグッドマンの登場だ。2014年にファースト・アルバムを出したばかりで、活動の中心は関西だが、東京にも大勢のファンが詰めかけている。


「純白女子高生の後は、おっさんが登場しましたぁ~!」のMCでベリーグッドマンのライブは賑やかにスタートを切った。Rover、HiDEX、MOCAの3人はステージを縦横無尽に飛び回りながら客席を煽る。オーディエンスも曲に合わせ手を挙げ、タオルを振り回す。パフォーマーもお客さんが一体となり、みんなが楽しそうだ。大阪人らしく、3人のボケ&ツッコミ・トークの間合いは絶妙で会場を大爆笑に誘う。


後半に披露されたのは3月25日に配信リリースしたサードシングル「Happy Wedding」で。そのタイトル通り、彼らが書き下ろした渾身のウェディング・ソングだ。ミディアム・テンポのバラードで彼らの身上とも言うべく3声の美しいハーモニーがじっくりと響き渡った。ラストの「コンパス」では、アカペラのコーラスで始まり、徐々にヒートアップし最後には思いっきり盛り上げる。この緩急自在っぷりが心地よく、ベリーグッドマンが支持される理由だろう。4月11日からは札幌・大阪・東京・福岡・名古屋の5都市で初めてのワンマン・ツアーがスタートとなる。


PHOTO:田辺佳子

<Gatsby Show 2015 REUNION/2015年3月29日/東京・渋谷クラブクアトロ>
Softly
1.Maybe ~どうでもいいの~
2. Like? Love!
3.First Love(カバー曲)
4.Fly
5.ア・イ・タ・イ
6.ふらわー
ベリーグッドマン
1.Good Time
2.Brand New World
3.Vibes Up(未発表曲)
4.ウグイス
5.Happy Wedding
6.コンパス

◆Softlyオフィシャルサイト
◆ベリーグッドマンオフィシャルサイト
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