サザンオールスターズ、10年振りの全国ツアーがスタート

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サザンオールスターズが、初週30万枚を売り上げたアルバム『葡萄』を引っ提げ、ついに全国ツアー「おいしい葡萄の旅」をスタートさせた。場所は愛媛県武道館。サザンオールスターズとして、同会場でライブを開催するのは初めてのこと。また、愛媛県でのライブ自体、約10年振りのこと。

「季節は巡り、「希望の苗」(※ サザン復活のシングル「ピースとハイライト」の歌詞に出てくる言葉)から『葡萄』へ、たわわに実ったその一粒一粒を共に味わう旅 さあ出掛けましょう」という字幕とともに、豊かな実がなった葡萄の樹の映像が映し出され、サザンのメンバーがステージに現れる。会場に詰めかけた5000人のファンからは割れんばかりの歓声が沸き起こった。

10年振りのライブツアーはボリューム満点。「C調言葉に御用心」「エロティカ・セブン(EROTICA SEVEN)」といった往年のヒット曲から『葡萄』収録曲まで、新旧にわたり全36曲を披露した。

中心となっているのはもちろん『葡萄』収録曲。「イヤな事だらけの世の中で」では京都風情溢れる映像が、「アロエ」のイントロでは動画サイト風の映像が現れるなど、変幻自在な楽曲のテーマに合わせ、演出も多種多様。「アロエ」ではミュージックビデオの振付で観客も踊り出すなど、“大衆音楽の粋”を凝縮したというアルバム『葡萄』のライブにふさわしいエンタテインメントが繰り広げられた。

また、原由子がメイン・ボーカルをとる「ワイングラスに消えた恋」について、『葡萄』のセルフライナーノーツで桑田佳祐は「(原由子が)今回はもしライブで演奏するのなら、是非ともハンドマイクで歌ってもらうぐらいの、ちょっと大仕掛けのレビューみたいな世界観の曲を提供してみようと考えた。」と語っていたが、その通りこの曲では原由子がステージ中央に立ちダンサーを従えて歌い上げた。歌謡ショーさながらのそのパフォーマンスに観客は大いに盛り上がった。

久々に訪れた松山の地で、地元に対する温かい気持ちも随所に表現された。「東京VICTORY」の締めの一言である“TOKYO,The world is one!!”を“MATSUYAMA The world in one!!”と桑田が歌うと、客席からは大きな拍手が起きた。また、アンコールでも、「嗚呼松山また来るね!!」という一節が飛び出し、会場は感動の渦に巻き込まれたのだった。

無事にスタートした、サザンの全国ツアー「おいしい葡萄の旅」は、先頃発表になった追加公演も含め、全11ヶ所23公演。合計で50万人以上を動員する予定。この愛媛武道館を皮切りに、8月17日と18日の日本武道館まで続く。

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◆BARKSライブレポート
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