【インタビュー】Mardelas、歴戦の強者4人が世に問う驚愕のネオ・ヘヴィメタル『Mardelas I』

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蛇石マリナ率いるMardelasが、超強力な布陣を揃えて遂にバンドとして本格始動を開始。1stアルバム『Mardelas I』をリリースした。2014年、自主制作した「Daybreak/Phantasia」がスマッシュヒットし一躍シーンで注目を集めたMardelas。その後メンバーも固定化し、待望のメジャーデビューとなった。ヴォーカルの蛇石マリナ、ギターの及川樹京、そしてベースのhibikiに、バンド結成からアルバム制作までの話をじっくり聞いた。

◆Mardelas~画像&映像~

■ハイ・トーン・ヴォイスって選ばれし人間しか出せないものって思っていた
■だけど普段面白い人でも、こんなのができちゃうんだと(笑)


――Mardelasは、蛇石マリナのソロ・プロジェクトという始まり方をしましたよね。その後、ほどなくしてバンド形態になりましたが、まずは結成に関する経緯から教えてください。

蛇石マリナ(以下、マリナ):以前に私と樹京とは、一緒にバンドをやっていた時期があるんです。そのバンドは事情があって、音源を制作している段階で解散することになってしまったんです。でも、どうしてもそのときにやっていた音楽が忘れられない、いつかやりたいなという気持ちがずっとあって。そのためには自分も何とか音楽活動をしていかなければいけない。そんなときに加入したのがDESTROSEだったんです。DESTROSEはDESTROSEで、しっかりとやりつつも、どうしても心の中でやりたい音楽が確立されてしまっていて。ちょうど入って2年ぐらい経った頃に、「今かな」っていう気持ちが舞い降りてきて……。そこで樹京に声をかけたら、また一緒にやってくれるってことになったんです。ホントはバンドがやりたかったんですけど、まずは動きやすいソロ・プロジェクトで始めました。そのときに、どうせ一緒にやるんだったら、同じ世代で、自分がカッコいいなと思うミュージシャンがよかったので、hibikiくんに電話をしまして。私は彼のベースが大好きだったんですけど、話をしたら、その場で「いいよ」って言ってくれて(笑)。

hibiki:DESTROSEに在籍していたときにライヴは何度か観ていて、これだけ力強い声を持っているシンガーが、改めて自分の足でシーンに出て行きたいという話だったので、それは力を貸したいなと思ったんです。以前から、いいシンガーがいるんですよって、関係者や周りのミュージシャンとかにも薦めていたんですよ。

マリナ:そうだったんだ?(笑)

hibiki:うん。だから、一緒にやれてありがたいですね。

――かつてマリナさんと樹京くんがやっていたバンドというのは、どんなものだったんですか?

及川樹京(以下、樹京):音源制作から活動をスタートしたバンドでしたが、納得する形でCDを出せないことがわかってきたり、他にもいろんな事情があって、レコーディングの途中で終わってしまったんですね。ライヴをすることもなく。2011年の春頃ですね。それを機に、私も一度、音楽の世界から離れたんですけど、今回のデビュー・アルバムにも入っている「Daybreak」とかは、そのときすでにあった曲なんですよ。

――そのバンドを一緒に始めたキッカケは?

樹京:大学が一緒だったんです。お互いの音楽的な好みも似てましたから、その頃から、もし自分が作曲してバンドをやるなら、彼女に歌って欲しいなと思っていました。

――樹京くんと言えば、一時期、SEX MACHINEGUNSにサポート参加していましたよね。そのまま加入するのかと思っていたんですが、その後、名前を目にしたのはSCREAMING SYMPHONYの新ギタリストとしてだったんですよ。

樹京:そうですね。しばらく忽然と消えたので(笑)。その後にマリナと始めたバンドもなくなり、表立った活動は何もしてなかったんですが、ちょっと落ち着いてきた頃に、SCREAMING SYMPHONYから話をいただいたんです。そこで感覚が戻りつつ、また自分の作曲でもバンドをやりたいなという気持ちが高まってきていて。そのタイミングでマリナに誘われたんですね。もう一度、本気で音楽をやりたいなという決意の下、Mardelasに参加させていただいたという。だから、音楽的にも昔からまったくブレてないんです。

――なるほど。Mardelasは、始動してからの展開がすごく早いなと思っていたんですが、そういった経緯もあって、やりたいことが明確に見えていたからだったんですね。こういう機会なので、それぞれの音楽的な背景なども聞いておきたいんですが、マリナさんは当初からヴォーカル志望だったんですか?

マリナ:もともとオーケストラでヴィオラをやってたんですけど、クラシックをやってる自分に飽き飽きしてたところがあって。ホントに遊びで、友達に「バンドをやりたいんだけど、ヴォーカルがいないからやってみて」って誘われたのが最初なんです。当時は流行ってたギター・ロックとか、そういうものをやっていたんです。それが中3から高1ぐらいですね。その後、大学に入って、またオーケストラをやろうかなと思ったんですけど、高校のときにやっていたオーケストラは、隣が音大だったので、そこの先生がコーチに来てくれたり、結構、本格的だったんですよ。だから、それと比べてしまうと、その大学のオーケストラのクオリティは納得のいくものではなくて……。それだったら新しいことを始めようと思って、ここで一度、本気でバンドをやってみようかなと入ったのが、軽音楽のサークルだったんです。そこで樹京と出会うんですけど、メタルを知ったのもその頃です。メタル系のバンドをやってる先輩がいたんですけど、ハイ・トーン・ヴォイスとかって、選ばれし人間しか出せないものって思っていたんですよ。だけど、普段はあんなに面白い人なのに、こんなのができちゃうんだと(笑)、概念を崩されたりして。そんなときに、私もわりと音域は広いほうだったので、「高い声が出せるんだったら、メタルとかやってみなよ」みたいに樹京に言われたんです。

樹京:コピー・バンド・サークルで、ちょうど浜田麻里さんとか陰陽座をやりたいって言っていたんです。でも、歌えるヤツがいないなと思ってたときに、彼女が1年生で入ってきたんですよ(笑)。それからいろんなバンドの代表曲みたいなのを聴かせたら、結構ハマっちゃって。JUDAS PRIESTとかね。

マリナ:そこからですね(笑)。「何だ、このジャンルは!? こんなに凄いヴォーカリストって世の中にいっぱいいるんだ」と知って。やっぱりパワーのある人が好きだったんで、そういう人から聴き漁っていって。

――アマチュア時代に陰陽座のコピーをやっていたという人は、とても多いですね。

マリナ:多いです。私の周りでも結構いましたね。やっぱり女性のメタルへの入口みたいにはなってると思うんですよ。もちろん自分も通ってますし。

――樹京くんはどのようにギターを始めたんですか?

樹京:友達が学校でTHE BLUE HEARTSのコピー・バンドをやってるのを観て、ギターを弾いてみたいなと思ったのが最初のキッカケです。そのうちにギター・ソロというものに興味が湧いてきたんですが、当時、普通にテレビを観ていて目に入ってくるようなバンドでは、SEX MACHNEGUNSとPENICILLINだったんですよ、自分の中で一番グッときたのが。そこで速弾きというものを知って、彼らが影響を受けたバンドのCDを買ったりして、洋楽のハード・ロック/ヘヴィ・メタルも聴くようになって。日本のバンドだったら、聖飢魔IIやDEAD ENDなどにも遡ってましたね。それらのバンドからは、ギター・プレイに関してすごく影響を受けています。

――それが高校生ぐらいの頃ですか?

樹京:そうですね。当時は文化祭とかでやるとなると、やっぱりメロコアとか、みんなが知ってるバンドの曲をやらなきゃつまらないだろうってことで、僕がやりたかったIRON MAIDENとかはできなかったんですけど(笑)、さっき話した大学の軽音楽部に入ったら……メタル好きなヤツがいるんですよね(笑)。そこで意気投合して、STRATOVARUSやSONATA ARCTICAの曲をやったり……GALNERYUSもやりました。そのときはオリジナル曲はやってなかったんですけど、卒業後は某ギターメーカーに就職したんですよ、ギターが好きすぎちゃって(笑)。それからしばらくして、あるバンドがメンバー募集をしていて、そこに参加することになったんです。それがキッカケで、オリジナル曲をやるような、バンドの世界にガッツリと入っていったんですね。

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