J.D.サウザー、ルーツにたちかえったスタンダードなニュー・アルバム

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10代のころはジャズに親しんでいたというJ.D.だが、育った家庭で聴いていたのはジョージ・ガーシュウィンやコール・ポーター、ロジャーズ&ハマースタイン等のアメリカのスタンダードだったという。新作について「これらの曲を書いた時、古典的なスタンダードみたいだねと言ってもらえるようなのを目指したんだ」と語っている。

シンプルなメロディの中にも繊細な心の機微が織り込まれた豊かな音世界がひろがる全10曲で、ラリー・クラインがキーボード、ディーン・パークス(ギター)、ティル・ブレナー(トランペット)、ジェイ・ベルローズ(ドラムス)といった名手たちが極上のアンサンブルを繰り広げており、日本盤ボーナス・トラックには、J.D.に数々の曲を提供してきたリンダ・ロンシュタットに捧げられたナンバーが収録されているのも特筆ポイントだ。

最新作のアルバム・ジャケットは素足にスーツという自然体だ。6月8、10、11日にはビルボードライブでの来日が予定されており、2014年2月のカーラ・ボノフとの共演以来、またあのワン・アンド・オンリーの味わい深い歌声を聴かせてくれるだろう。

J.D.サウザー『テンダネス』


5月20日発売
Blu-spec CD2 SICP-30720 2,500円+税
※2015年6月来日記念盤/日本盤ボーナス・トラック1曲収録
1.Come What May/カム・ワット・メイ
2.Something in the Dark /サムシング・イン・ザ・ダーク
3.This House/ディス・ハウス
4.Let's Take a Walk/レッツ・テイク・ア・ウォーク
5.Dance Real Slow / ダンス・リアル・スロウ
6.Show Me What You Mean /ショウ・ミー・ワット・ユー・ミーン
7.Horses in Blue /ホーセズ・イン・ブルー
8.Need Somebody /ニード・サムバディ
9.Downtown /ダウンタウン
10.All Your Wishes/ オール・ユア・ウィッシュズ
M2、M4はプロデューサーのラリー・クラインとの共作、残りはすべて作詞作曲John David Souther
Personnel:JD Souther:vocal,guitar / Dean Parks:electric guitar / David Piltch: bass / Larry Klein: keyboards / Patrick Warren: piano / Till Bronner: trumpet / Jay Bellerose: drums etc.

<J.D.サウザー 2015年来日公演>

6月8日
@Billboard-LIVE大阪
http://www.billboard-live.com/pg/shop/index.php?mode=detail1&event=9439&shop=2
6月10、11日
@Billboard-LIVE東京
http://www.billboard-live.com/pg/shop/index.php?mode=detail1&event=9438&shop=1

◆J.D.サウザー・オフィシャルサイト
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