【ライブレポート】大原櫻子、初めてのツアーが終了。「重大発表があります。…秋のツアーが決定しましたー!」

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オーディエンスからの「さくちゃーん!」の声に「さくちゃんです。」と応えた大原。そして、「人数多いぶん、みんなで歌うと楽しいんですけど、楽しんでますか? 後ろのほうとか見えてますか?」と問いかけると、後方のファンから「見えてなーい!」の声。それに「絶対見えてるでしょ? 私からはむっちゃ見えてるから。」と返して、会場は笑いに包まれる。こんなふうに大原櫻子は、集まった1300人と会話のキャッチボールをしながらライブを進めていく。フロアの一部観客が、関係者席に“よく知っている顔”を見つけて騒然となった時には「ねえ、みんな私の話聞いてる? さびしいー。」と、イジケてみせる。言うまでもなく、もうそれだけで「かわいいー!」の声が四方八方から飛んでくる。

初めて作詞した「瞳」、そしてマイクスタンドに寄りかかるように熱唱した「ワンダフル・ワールド」では、可愛さだけではない、しっかりとした歌唱力で歌を聴かせる。そして聴かせるといえば、「明日も」のアカペラから始まる冒頭。後半戦、衣装チェンジした大原櫻子の歌声が、熱気の隙間をぬって、静まり返った会場の隅々まで染みわたっていく。もちろん、そこからは弾けるようなクラップとともに、会場のボルテージは再び一気に高まっていく。

ここで、大原櫻子は「さっきまで着ていた白の衣装と、この黄色の衣装ですけど、私の妄想をスタイリストさんに言ったら叶えてくれたんだよ!」と、ツアー衣装の秘密を明かす。そして一回転してほしいという観客からのリクエストに応えて、その場で一回転。「(「可愛い!」の声に)ほんと? ほんと? 気に入ってもらえて本当に嬉しいです。」と、笑顔を見せつつ「最近、ツアーでみんなとのコミュニケーションの仕方が、普段の友達と変わらなくて。大丈夫? 初めましての方、慣れ慣れしくてごめんなさい。」と、謝る。もっとも、ファンからしてみたら“友達と同じように扱ってくれている”という事実を知ることができたわけで、大喜びになったことは言うまでもない。

愉快なバンドメンバーと一緒に考えたという振り付きで、アルバム『HAPPY』収録のほっこりソング「のり巻きおにぎり」をパフォーマンス。ちなみにこの曲が生まれたのは、プロデューサーの亀田誠治に似合う食べ物を差し入れしようと、大原櫻子が「のり巻きおにぎり」を作って現場に持っていったのがきっかけとのこと。

そして、「のり巻きおにぎり」の差し入れエピソードを披露した後に「今日はファイナルということで、みなさんにプレゼントを持ってきました。」と、大原。「今日は、今日はね……“おにぎり”じゃないよっ!」と、観客からの「おにぎり」の声を牽制しつつ、フジテレビ系『めざましどようび』のテーマソングになっている新曲「Glorious morning」を初披露。「聞いてよ。初披露ってすごい緊張するんですけど、まさかファイナルで再びこの緊張が襲ってくるとは! みなさん、手拍子で私の心を支えてください。」という大原のお願いに応えるように、オーディエンスは、タンバリンを手に飛んで跳ねて歌い上げる大原櫻子をクラップで応援した。
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