【イベントレポート】J-POP、ロック、歌謡曲…ジャンルごちゃまぜの音楽イベント<MUSIC FESTA vol.3>東京公演

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普段は見られないコラボが行なわれるのも、<MUSIC FESTA>の魅力。渡瀬マキと田中れいなが、ピンクレディーだと言い張ってステージへと現れる。「マキさん、ぎりぎりアウトだよ!」と、さわやか五郎。そんなツッコミをよそに「忙しいのよ、『ヒットスタジオ』に『ベストテン』に……」と、キャラも定まらないまま、自称ミーと自称ケイは「ペッパー警部」を歌うと、会場に笑いと生温かい空気を生み出していた。


「すみませんね、お付き合いいただいて。」と、さわやか五郎が頭を下げて、奇跡のクリスタルボイス・松原健之が呼び込まれる。最近では、YouTube番組『MUSIC+』のメインMCにも就任し、すっかり<MUSIC FESTA>でも中心メンバーとなっている松原。「雪明りの駅」、そして金沢を渋谷に変えてのデビュー曲「金沢望郷歌」などその歌声で魅了すると、客席からは「健之!」の大きなコールが沸き起こる(ロックだろうがポップスだろうが、演歌・歌謡曲だろうが観客が一体になって楽しんでいる姿が見られるのも、このイベントの面白いところであり、魅力だ)。

松原健之のステージでは、唐突にちょっとギャルが入った女子高生スタイルの田中れいなと、学ラン姿のさわやか五郎がやってくる。さらに『魁!!男塾』に出てきそうな出で立ちで渡瀬マキも乱入し、松原も学ランを羽織って昭和の匂いを漂わせて、コントがスタートする。そして話の流れから、田中れいなが投げたマシュマロを口でキャッチするゲームコーナーへ。

中島卓偉はかつて、<MUSIC FESTA>について、そのコンセプトをわかりやすく説明するために「昔の音楽番組」にたとえてくれたことがある。と、するならば、ステージで展開された本コーナーは、歌と寸劇を一緒に見ることができた、往年の古き良きコント番組のそれである(もちろんBGMとして、バンドは『「ヒゲ」のテーマ』の元ネタ、テディ・ペンターグラス「Do Me」を生演奏していたのだが)。
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