【詳細レポ】<JAPAN NIGHT>台北公演レセプション「ブームを起こしたい」

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<JAPAN NIGHT>台北公演が2015年5月23日(土)、台⼤綜合體育館1F多功能球場(National Taiwan University Sports Center)にて開催された。VAMPS、the GazettE、The BONEZの3バンドはその前日となる22日に台湾へ到着。同日現地時間19時より、台湾メディアを招待して『JAPAN NIGHT in TAIPEIレセプション』が行われた。

◆『JAPAN NIGHT in TAIPEIレセプション』画像

約200名のファンと30社前後の台湾メディアが集結した台北松山空港の熱烈な歓迎ぶりは、3バンドの人気と<JAPAN NIGHT>に対する期待値の高さを感じさせるに十分な光景だった。そして、その数時間後に行われたイベントが『JAPAN NIGHT in TAIPEIレセプション』だ。これは、出演アーティストと現地メディアによる近距離の交流を目的としたもの。海外初開催となった2015年4月の<JAPAN NIGHT>ジャカルタ公演前には大規模な記者会見が行われたが、今回のレセプションは一流ホテルの最上階といった極上シチュエーションに台湾主力メディアを招き、プレミアムでクローズドなひとときとして展開された。

MCを務める活力DJ 阿娟は、ラジオの帯番組DJも務める台湾のタレントでありアーティストだ。「音楽のチカラで日本にエールを」「日本の音楽を世界へ」といった大テーマを掲げる<JAPAN NIGHT>が、その海外進出二回目公演を台湾で開催することへの喜びを語ると、メディアからの大きな拍手がわき起こった。

<JAPAN NIGHT>実行委員長の大石征裕氏曰く、台湾を開催地に選んだ理由は大きく2つある。ひとつは、親日として知られる台湾の精神的および物理的な距離の近さだ。3時間前後のフライトで移動可能な利便性と、日本との歴史的関わりの深さ、日本語の看板も数多くみられる街並みが友好的で親しみやすいという事実。もうひとつは、アジアの中心部に位置する台湾が、中国をはじめとするアジア市場へのハブ的役割を果たしつつあるということ。アジア進出の拠点として、エンターテイメント界のみならず経済界からも重要性が期待されるこの地は、<JAPAN NIGHT>立ち上げ時より軸として考えていたとのことだ。

立食パーティー形式のフランクな雰囲気で進行されたレセプションは、活力DJ 阿娟の紹介によって<JAPAN NIGHT>台北出演アーティストが呼び込まれた。The BONEZ、VAMPS、the GazettEの順に登場したステージが拍手と歓声に包まれ、「ニイハオ!」と挨拶したHYDEがパーティムードをさらに和らげてくれる。

the GazettEのRUKIは、「台湾の空港で外に出たところ、もの凄い歓声が。嬉しい反面、驚きで奮えました(笑)」と台湾初上陸の印象を語り、事前に「熱狂的で情熱的」と聞いていたという現地ファンの洗礼を想像以上のものとして受け止めたようだ。また、MCから台湾グルメについて訊かれると「小籠包を食べたいんですが、くさい豆腐(臭豆腐)も怖いもの見たさで挑戦してみたい」と語ったのはREITA。さらには「ライヴが成功したら、その場でメンバー全員、臭豆腐を食べる」と公約して会場全体を笑顔にした。

MCから「すでに臭豆腐は食べたとのことですが、猪血糕は?」と訊かれたVAMPSのHYDEは、「僕らはヴァンパイアだけど、豚の血はダメなんですね(笑)」とユーモアを交えたさすがの切り返し。「ライヴ本番では何かサプライズが?」との質問に「K.A.Zくんの機嫌が良ければ、火を吹きます」とのジョークも。「今回もカッコいいバンドばかりが出演するので、ちょっとヤバイと思っているくらい。ライヴが楽しみです」と、<JAPAN NIGHT>常連バンドとして現地メディアの期待感を大きく煽った。

「台湾には何回も来ていますが、台湾のオーディエンスが情熱的なことには理由がある。「The BONEZの歌詞で人生が変わった」って、違う国の違う言葉なのに、そう感じてくれる若い人たちがいっぱい居るんです。台湾の人たちの情熱的で繊細なところは日本人とも似ている。だから僕たちは来ますよね、何度も何度も。一生の付き合いだと思ってます」と熱く語ったのはJESSE。時おり英語を交えたトークは現地メディアとの直接のコミュニケーションをより濃いものにしていたようだ。

レセプションは撮影会を間に挟んで、乾杯の儀式へ。中国語による「一、二、三、乾杯!」の発声で<JAPAN NIGHT>台北公演の成功を祈った。そして最後には、現地メディアへの感謝とライヴへの意気込みが各バンドから語られた。

「5年後の2020年には東京オリンピックが開催されます。日本は二度目の開催国であり、これはアジアでは類をみません。<JAPAN NIGHT>はブームを起こすことが基礎にあると思ってます。僕たち日本のロックバンドがお客さんをファンに変えるべく、オーディエンスの心も体も動かしたい」──JESSE

「僕たち自身が台湾に来るのは初めてですが、バンドとしてオーディエンスと一緒にライヴをやるということ自体は、どの国でも変わらないこと。<JAPAN NIGHT>ということで、日本の一番カッコいい部分をみせるべく、いつも以上に最高のライヴを行いたいと思います」──RUKI

「VAMPSはこの1ヶ月間、全米ツアーというある種アウェイな状況の中でツアーを続けてきました。今、すごく飢えているというか、初心に返ったいいライヴができる状態にあります。楽しみにしていてください」──HYDE

その後も、各アーティストと現地メディアが直接会話を楽しみつつ親交を深めたところで、約1時間のレセプションパーティが幕を閉じた。

<JAPAN NIGHT>台北公演は、台⼤綜合體育館1F多功能球場(National Taiwan University Sports Center)にて、2015年5月23日現地時間18:00(日本時間19:00)よりスタート。台湾の夜が熱く燃えた3バンドのステージレポートもお楽しみに。

取材・文◎梶原靖夫(BARKS) 撮影◎今元秀明


●<JAPAN NIGHT>台北(台湾)公演

2015年5月23日(土)
・出演:VAMPS、the GazettE、The BONEZ
・会場:台大総合体育館1F多功能球場
・開場 17:00 / 開演 18:00
VIP席 NT$3,600 ※JAPAN NIGHT特製ポスター付き
スタンディング Aブロック:NT$ 2,800
スタンディング Bブロック:NT$ 2,400
スタンディング Cブロック:NT$ 2,000
※12歳以下入場不可
チケット発売日:4月11日(土)日本時間13時00分~
[問]contact@abigart.com(大鴻藝術 BIG ART:土日、台湾の休日を除く11:30~20:30)
[問]華娯售票 http://www.walkieticket.com/

▲The BONEZ

▲the GazettE

▲VAMPS

◆<JAPAN NIGHT>特設ページ
◆JAPAN NIGHTオフィシャルサイト
◆JAPAN NIGHTオフィシャルFacebook
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